メッセージ - 主が祭司へと託した祝福の意味(民数記6:22-27)

主が祭司へと託した祝福の意味(民数記6:22-27)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2015-4-12 19:51

主が祭司へと託した祝福の意味(民数記6:22-27)
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前回のイースター礼拝では、戸を閉ざして恐れている弟子達の所に、復活の主が現れ、「安かれ」と言われた事、そしてこ、の言葉に込められた色々な祝福の意味を学んだが、今回、ユダヤ教でもキリスト教でも用いられている民数記6章の有名な祝祷、「主があなたを祝福し・・・」の言葉を学びたい。
そもそも、「祝福」という言葉は聖書でも教会でも頻繁に用いられるが、一体「祝福」とは何だろう。
祝福のヘブライ語「バーラフ」は元々「ひざをつく」の意味で、「あがめる、かがめる、祝福する、ひざまずく、賛美する、誉め称える」の意味がある。この言葉が最初に登場するのは聖書の最初の書、最初の章からだ。
『神は彼らを”祝福(バーラフ)”して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」』(創世記1:28) 主は、人類がこの世に誕生した始まりから、人が産んで増えて、地を治めるように、と、「ひざをついて」便宜をはかって下さったのだ。ちょうど、親が子供の目線に合わせるために、膝をついて、よく食べなさい、健康になりなさいと願う、あの愛の眼差しで。
神に似た、神の子としての人と、また、全被造物のために、主、自らが膝をついて便宜を図り、いのちが増え広がる事を主が応援した結果、それをご覧になられた主は「はなはだ良し」と評価された。(創世記1:31)
今、世界が「はなはだ良い」状態からかけ離れているのは、人が、創造者である主の御言葉に反し、主から離れ、好き勝手に歩んでいる故だ。今、全被造物はうめきつつ、「神の子」たちの現れを待ち望んでいる。
主が祝福して(膝をついて)下さる人とは、創造者なる主の言葉を守り行い、主と共に歩む「神の子」である。
罪が入る前の人類に、主は「生めよ、増えよ」の祝福を与えたが、それと同じ祝福を受けたのがノアであり、アブラハムである。彼らに共通する事は、創造者の言葉を信じて守り行ない、主と共に歩んだ事だ。
彼らのように、父なる神様の御言葉に従って歩み、神の霊に導かれて歩む「神の子」こそ、祝福を受けるに相応しく、彼らのような神の子たち繁栄し、増え広がり、地を治めていく事を、主は望んでおられる。

主は、御言葉に従順したアブラハムの子孫・イスラエルを神の民とし、祭司を立て、彼らに御言葉を委ねた。
主が大祭司に「こう祝福せよ」と命じられた祝福の第一は、『主があなたを祝福(バーラフ)し、あなたを守られ(シャーマル)るように。』。このシャーマルには「守る」の他、見張る、気をつける、の意味がある。
自分のかわいい子供なら、泣いても笑っても、夜通し見守っていても、いつまでも飽きないものである。
そのように、どうか主があなたに膝をつき、その愛の眼差しと見守りをもって、昼も夜もいつもあなたに注いでいて下さるように。そうしてあなたが神の子として、創世当初の「はなはだ良かった」状態へと、ますますなって行きますように。それがこの第一の祈りである。
第二の祝福は、『願わくは主がみ顔をもってあなたを照し、あなたを恵まれる(ハーナン)ように。』。
この「恵む(ハーナン)」の言葉は、憐れむ、情けをかけるという意味で「具体的な行動を伴った同情」である。
それは新約のギリシヤ語「スプランギニゾマイ(はらわたがちぎれる思い)」に相当し、イエス様が人の有様、飼い主のいない羊のように弱り果て倒れているような様を見た時に感じた、深い憐れみ、同情である。
この祝福は、主が、はらわたがちぎれるほどの深い憐れみをもって、あなたに情けをかけ、その慈愛に満ちた表情を、光のようにあなたに照らして下さるように、という祈りなのだ。
そして第三の祝福は、『願わくは主がみ顔をあなたに向け(ナサー)、あなたに平安(シャローム)を賜わるように』である。先週も見たように、この「向け(ナサー)」には、「上げる」「支持する」等の応援的な意味があり、そして「シャローム」は、平和を意味する挨拶言葉で、実に広範な意味があり、祝福の総称とも言える。
すなわち、主がその御顔をあなた向け、あなたを応援し、あなたが平安で、健やかで、安全であり、知恵と力と栄光と富に満ち、あらゆる悪や敵から守られ、それらに勝利し、そして、あらゆる面で満ち足り、繁栄し、産んで増えて地に満ちて、満足するように、という、実に多様な願いを込めた祈りである。
主は、神の似姿である神の子を、祝福したかったのだ。それも、世界の始まる前から、キリストの内に選び、御前できよく傷なき者として定めておられ、時至ってイスラエルの民に律法という御言葉を託し、神と人との仲保者である祭司に、この祝福の言葉をもって、人々を執り成すように、と、定められたのだ。
どうか、主が膝をついて皆さんを守られ、主が、はらわたのちぎれるような憐れみの表情を皆さんに照らし、恵まれますように。まどろむ事も、眠る事も無い主が、皆さんを応援し、シャロームを与えられますように!

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