メッセージ - 聖なるパンにあずかれる特権者とは(1サムエル記21:1-6)

聖なるパンにあずかれる特権者とは(1サムエル記21:1-6)

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執筆 : 
pastor 2015-5-6 19:07

礼拝説教メッセージ音声:聖なるパンにあずかれる特権者とは(1サムエル記21:1-6):右クリックで保存

ダビデはヨナタンと別れて以来、サウル王という国家権力から追われる「逃亡生活」が本格的に始まり、それ以降、サウルが死ぬ時までそれは続く。

彼は着の身着のまま逃げたが、そこで真っ先に行った先は、祭司アヒメレクが仕えている「主の宮」であった。
人は、いざとなった時、真っ先に助けを求めに行く先をどこにするかによって、普段からどこに拠り所を置いているかを知れるが、ダビデの場合、それは主だった。

『ダビデはノブに行き、祭司アヒメレクのところへ行った。アヒメレクはおののきながらダビデを迎えて言った、「どうしてあなたはひとりですか。だれも供がいないのですか」。』(1サムエル記21:1)
アヒメレクは、彼が一人で来た状況に、ただならぬものを感じたのだろう、それで、おののきながらダビデに尋ねた。

『ダビデは祭司アヒメレクに言った、「王がわたしに一つの事を命じて、『わたしがおまえをつかわしてさせる事、またわたしが命じたことについては、何をも人に知らせてはならない』と言われました。そこでわたしは、ある場所に若者たちを待たせてあります。ところで今あなたの手もとにパン五個でもあれば、それをわたしにください。なければなんでも、あるものをください」。』(1サムエル記21:2-3)
ダビデは、祭司に心配をさせまいとしたのだろう、真実を伏せた。
彼は、着の身着のまま逃げてきたため、とてもひもじかったので、パンを求めたのだが、あいにく「普通の」パンは無かった。

『祭司はダビデに答えて言った、「常のパンはわたしの手もとにありません。ただその若者たちが女を慎んでさえいたのでしたら、聖別したパンがあります」。・・・そこで祭司は彼に聖別したパンを与えた。その所に、供えのパンのほかにパンがなく、このパンは、これを取り下げる日に、あたたかいパンと置きかえるため、主の前から取り下げたものである。』(1サムエル記21:4-6)
この、主の宮に置かれている聖別したパンとは、安息日ごとに主の宮に捧げられるパンであり、アロンとその子以外は食べてはならないはずのもので、女を慎む慎まないは関係ないはずだ。(レビ記24:5-9)
はたして、いいのだろうか。
その事については、イエス様が弁護しておられる。

イエス様の弟子達が麦畑を通った時、ひもじかったので、麦の穂を摘んで食べ始めたところ、それを見たパリサイ人達はイエス様に言った。
「ごらんなさい、あなたの弟子たちが、安息日にしてはならないことをしています。」(マタイ12:2)
パリサイ人が責めたのは、弟子達が人様の畑のものを勝手に食べたからではない。麦の穂を「摘んで」「脱穀する」という行為は「労働」にあたるものであり、それが安息日にしてはならな事だから、という、少々ややこしい理由からである。
それに対しイエス様は、ダビデがした事を引用して言われる。

『「あなたがたは、ダビデとその供の者たちとが飢えたとき、ダビデが何をしたか読んだことがないのか。すなわち、神の家にはいって、祭司たちのほか、自分も供の者たちも食べてはならぬ供えのパンを食べたのである。』(マタイ12:3-4)
ダビデは祭司の元に行った時は一人だったが、その後誰かダビデと一緒に行動する人が現れ、おそらく彼にもそのパンを分け与えたのだろう。
イエス様は言われた。
『「わたしが好むのは、あわれみであって、いけにえではない」とはどういう意味か知っていたなら、あなたがたは罪のない者をとがめなかったであろう。』(マタイ12:7)
イエス様は他の場面でも、「安息日は人のためにあるもので、人が安息日のためにあるのではない。
それだから、人の子は、安息日にもまた主なのである」と言われた。(マルコ2:27-28)
安息日の主であるイエス様は、いのちを奪う主ではなく、いのちの君であり、憐れみの主である。

さらにこう言われている。
『また、安息日に宮仕えをしている祭司たちは安息日を破っても罪にはならないことを、律法で読んだことがないのか。あなたがたに言っておく。宮よりも大いなる者がここにいる。・・・人の子は安息日の主である」。』(マタイ12:5-8)

祭司たちは「神の国の公用」を果たす者で、安息日でも宮の中で務めをして働かなくてはならない。
このように、祭司には安息日にも働く事が許されているのだから、ましてや、安息日の主であり、宮よりも偉大なる主であるイエス様の弟子達が、「神の国の公用」を働く事を、どうして何者かが差し止めたりできるだろう。
『聖書は、「穀物をこなしている牛に、くつこをかけてはならない」また「働き人がその報酬を受けるのは当然である」と言っている。』(1テモテ5:18)
だから、神の国のために働く弟子達も、そして、キリストに仕える私達も、聖なる食卓から存分に食べてもいい、ばかりでなく、主から様々の特権が与えられている。
私達もキリストにあって、王であり、祭司である故、全て神の国のために働くための必要は備えられ、神の宮からの食料をいただき、食べることを阻む全ての「くつこ」は除かれるべきなのだ。

ダビデは真っ先に主を慕い求め、その宮に助けを求めに行った。
だから主は、ダビデを擁護し、聖なるパンを備え、また、神の戦いを戦っているダビデに組したダビデの「連れの者」にも、そのパンに与ることを、主は許された。

主は、ダビデのように、主を慕い求める全ての魂たちにに、全ての必要を備えてくださり、聖なるパンに与る特権も与えて下さる。
ダビデのように、あらゆる必要が満たされ、心から歓びをもって主に仕える皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!

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