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メッセージ - 最もみっともない場面でも賛美したダビデ(1サムエル記21:11-15)

最もみっともない場面でも賛美したダビデ(1サムエル記21:11-15)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-5-8 6:15

礼拝説教メッセージ音声:最もみっともない場面でも賛美したダビデ(1サムエル記21:11-15):右クリックで保存

サウルを避けてペリシテのガテに逃れたダビデは、ペリシテ人に捕らえられ、ペリシテの王アキシュの所に連れて行かれた。

『アキシの家来たちはアキシに言った、「これはあの国の”王”ダビデではありませんか。人々が踊りながら、互に歌いかわして、/『サウルは千を撃ち殺し、/ダビデは万を撃ち殺した』/と言ったのは、この人のことではありませんか」。』(1サムエル記21:11)
イスラエルの女達が歌った『サウルは千を撃ち殺し、ダビデは万を撃ち殺した』の歌は、異邦の地にも鳴り響いており、しかもイスラエルの王はサウルであるのに、ダビデも「王」として認知されていた。
ダビデのほうが異邦の国でも認められているのだ。
しかし今は、その事を喜べる状況ではなく、その事がまずい状況である。

『ダビデは、これらの言葉を心におき、ガテの王アキシを、ひじょうに恐れたので、人々の前で、わざと挙動を変え、捕えられて気が変になったふりをし、門のとびらを打ちたたき、よだれを流して、ひげに伝わらせた。』(1サムエル記21:12)
それまで全くもってペリシテ人を恐れなかったダビデだったが、この時、彼はペリシテ人を恐れるあまり、命を救うために、気が変になったふりをした。
そんな事をしなくても、主はきっと彼を守ったでろう。しかし彼は、恐れたのだ。

彼にはあまりに色々な事が起こり過ぎた。
ダビデは何も悪くないどころか、サウルやイスラエルのため最も貢献した筈なのに、そのサウルから逃げざるを得ないために、ペリシテの地に逃れて、そこで捕らえられてしまったのだ。
もっと、怒ったり悲しんだり、自暴自棄になっても不思議でないが、彼はこの時の経験を通して、主との関係が親密に深まり、信仰が鍛えあげられた。
彼はこの時の出来事を、詩篇に記している。

『ダビデがアビメレク(アビメレクはペリシテの王の称号)の前で狂ったさまをよそおい、追われて出ていったときの歌
私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。私のたましいは主を誇る。貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。私とともに主をほめよ。共に、御名をあがめよう。』(詩篇34:1-2)
彼は、気の触れた者を装って危機を逃れるような、恥かしさの極みのような時さえも、まさに「あらゆる時に」主をほめたたえている。
彼の口には、いつも賛美があった。だからこそ主は、彼を守ったのだ。
主は聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられるからだ。

私達も人生の危機の場面において、命を救うために、恥も外聞もかなぐり捨てるような事があるかもしれない。
ダビデも、そこを通って来たのだ。
そして彼は、そんな時ですら、主を誉めたたえたのだ。
だからこそ、主は彼を引き上げたのである。

『私が主を求めると、主は答えてくださった。私をすべての恐怖から救い出してくださった。彼らが主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた。「彼らの顔をはずかしめないでください。」この悩む者が呼ばわったとき、主は聞かれた。こうして、彼らはすべての苦しみから救われた。主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される。』(詩篇34:4-7)
ダビデは、知っていた。
彼が気が触れた者を装って、ひげによだれを流し、壁を打ち叩いていたまさにその時さえも、主は、彼の周りに御使を遣わして陣を張り、彼を守って助けだされた事を。
私達も、罪の故に、あるいは弱さの故、望まない行動をしてしまう時があっても、いつも主に助けを求める心を持っているなら、まさにその時、主は御使を遣わして陣を張り、罪や悪から、誘惑から、そして災いや死から守ってくださるのだ。

『主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。幸いなことよ。彼に身を避ける者は。主を恐れよ。その聖徒たちよ。彼を恐れる者には乏しいことはないからだ。若い獅子も乏しくなって飢える。しかし、主を尋ね求める者は、良いものに何一つ欠けることはない。』(詩篇34:8-10)
皆さんも、実感がないだろうか。
今までの人生の、あの時この時、仕事や生活やもろもろの活動の中において、主に訪ね求めて来た自分には、何一つ欠けるものがなく、必要がいつも満たされていた、という事に。
主に信頼して歩む人は、その経験を多くしているはずである。
なぜなら主は生きておられ、御言葉は真実だからだ。

『来なさい。子たちよ。私に聞きなさい。主を恐れることを教えよう。』(詩篇34:11)
ダビデは、弱さの極みを経験し、恥ずかしさの極みも通った。
しかしその都度、主に感謝し、主を誉めたたえたからこそ、王として高められたのだ。
私達も、いかに人生のどん底に落ちたとしても、共におられる主に信頼して歩むなら、主の素晴らしさを味わう事が出来、私達もダビデのように主の証を大胆にできるようになり、人生の低い所に落とされている人を慰め助ける事ができるようになるのだ。

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