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メッセージ - 滅びを積み立てるサウルと王の整えを積み立てるダビデ(1サムエル記23:6-18)

滅びを積み立てるサウルと王の整えを積み立てるダビデ(1サムエル記23:6-18)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-5-15 23:50

礼拝説教メッセージ音声:滅びを積み立てるサウルと王の整えを積み立てるダビデ(1サムエル記23:6-18):右クリックで保存

『アヒメレクの子アビヤタルは、ケイラにいるダビデのもとにのがれてきた時、手にエポデをもって下ってきた。』(1サムエル記23:6)

祭司皆殺しを命じたサウルからは、祭司はいなくなり、その唯一の生き残り・アビヤタルがダビデの元に逃げてきたので、彼は祭司を得た。
以後、アビヤタルがダビデの専属的な祭司となる。

『さてダビデのケイラにきたことがサウルに聞えたので、サウルは言った、「神はわたしの手に彼をわたされた。彼は門と貫の木のある町にはいって、自分で身を閉じこめたからである」。そこでサウルはすべての民を戦いに呼び集めて、ケイラに下り、ダビデとその従者を攻め囲もうとした。』(1サムエル記23:7-8)
色々と的外れなサウルである。
そもそも、神はサウルを王から退け、ダビデに油を注がれたのに、サウルは「神は」「わたしの手に彼(ダビデ)をわたされた。」と喜んでいる。

サウルがもし自分を国王と名乗るなら、ケイラが襲われた時、その町を救うべきは、彼のはずだったのではないか。
しかしその町を救ったのは、国王から追われているダビデだった。
それなのに、サウルはそれを聞いて、国敵ペリシテは放置して、国を救ったほうのダビデを追い、しかも、自国の町であるケイラを襲ってまで、ダビデを滅ぼそうとしているのだ。
『イエスは彼らの思いを見抜いて言われた、「おおよそ、内部で分れ争う国は自滅し、内わで分れ争う町や家は立ち行かない。』(マタイ12:25)

サウルはなぜこんなにも、的を外してばかりいるのだろう。
ギリシア語で「的外れ」はハマルティア、それは「罪」と訳される言葉であるが、御言葉こそ「的」であり、サウルのように、真の「的」である御言葉を退け、自分の好む事をごり押しばかりしているなら、このような的外れの数々を演じてしまうのだ。
的外れから来る報酬は死であり(ローマ6:23)、サウルはやがて、その報酬を受け取ってしまう事になる。それはどんな人にも当てはまる事だ。

私達も、サウルのように、真に憎むべき敵・サタンを怒らず、怒りの矛先は主にある兄弟姉妹に向けたりしていないだろうか。
滅ぼすべき「自分の罪」に御言葉の矛先を向けず、主にある兄弟姉妹を、言葉の剣で切り裂いたりしていないだろうか。
神の国のために貢献したダビデを妬んで追い回したサウルに主が敵対したように、主に貢献し活躍している人を妬んで貶めるなら、その人は主から敵対される。

『ダビデはサウルが自分に害を加えようとしているのを知って、祭司アビヤタルに言った、「エポデを持ってきてください」。』(1サムエル記23:9)
エポデに結び付けられている「さばきの胸当て」には、御心を求める道具「ウリムとトンミム」がある。(出エジプト記28:30)
ダビデは祭司を得て、早速、御心を伺った。

『そしてダビデは言った、「イスラエルの神、主よ、しもべはサウルがケイラにきて、わたしのために、この町を滅ぼそうとしていることを確かに聞きました。ケイラの人々はわたしを彼の手に渡すでしょうか。しもべの聞いたように、サウルは下ってくるでしょうか。イスラエルの神、主よ、どうぞ、しもべに告げてください」。主は言われた、「彼は下って来る」。ダビデは言った、「ケイラの人々はわたしと従者たちをサウルの手にわたすでしょうか」。主は言われた、「彼らはあなたがたを渡すであろう」。
そこでダビデとその六百人ほどの従者たちは立って、ケイラを去り、いずこともなくさまよった。ダビデのケイラから逃げ去ったことがサウルに聞えたので、サウルは戦いに出ることをやめた。』(1サムエル記23:10-13)

主のこたえは、サウルは来る、その時、ケイラの住人はダビデを引き渡す、であった。
それら二つの事は、ダビデがすぐに逃れた事によって、実際は起こらなかったが、主はご存知だった。
ダビデがケイラにいる限り、サウルはケイラごとダビデを滅ぼそうという心がある事、そして、サウルが全部隊を率いてケイラに攻め込んだら、ケイラの住民は、恩人であるダビデを引き渡してしまう「弱さ」がある事を。

主は、人が罪を犯してしまう弱い存在である事を、罪を犯す前から、既にご存知である。
イエス様も、ペテロが三度主を否む前から、既にご存知だった。そのため、ペテロの信仰がなくならないようあらかじめ祈り、立ち直ったら兄弟たちを力づけるようアドバイスを下さっていた。(ルカ22:32)
主は、私達の弱さを先回りして執り成しておられ、また、弱さ故に罪を犯した後も、フォローして下さるお方だ。(ヨハネ21章)

『ダビデは荒野にある要害におり、またジフの荒野の山地におった。サウルは日々に彼を尋ね求めたが、神は彼をその手に渡されなかった。』(1サムエル記23:14)
主はダビデを、あらゆる災いから守って下さった。
主は、主に依り頼む者を守り、助け、必要を備えて下さるばかりでなく、弱っている心をも力づけて下さる。

『さてダビデはサウルが自分の命を求めて出てきたので恐れた。その時ダビデはジフの荒野のホレシにいたが、サウルの子ヨナタンは立って、ホレシにいるダビデのもとに行き、神によって彼を力づけた。そしてヨナタンは彼に言った、「恐れるにはおよびません。父サウルの手はあなたに届かないでしょう。あなたはイスラエルの王となり、わたしはあなたの次となるでしょう。このことは父サウルも知っています」。こうして彼らふたりは主の前で契約を結び、ダビデはホレシにとどまり、ヨナタンは家に帰った。』(1サムエル記23:15-18)
恐れていたダビデは、ヨナタンの訪問と力づけによって、どれほど慰めを得ただろう。

サウルは、国家権力を駆使してもダビデに接触できなかったのに、ヨナタンは、いとも簡単に接触できた。
主がダビデのため、またヨナタンのために導いてくださったからだ。
主には、そこまで出来るのなら、どうして主はすぐにでもサウルを消し去って、即座にダビデを高めてくださらないのだろうか。

主は、全ての人の心に隠されているものが「実を結ぶ」のを待っておられる。(マタイ13:36-43)
人々の意思決定と行動によって、心の内が露わにされ、実を結び、その結んだ実に応じて、主は報いを与えられるのだ。

サウルはこの時点であっても、御言葉に立ち返って悔い改め、救いを得る事も出来たであろうが、彼はあくまで、我が道を行く事を選び続け、滅びの火の燃料を積み上げて行った。
ダビデはこの時点、主に従う事を放棄して、邪悪な行動に出る事も出来たであろうが、彼はあくまで御旨に従う事を選び通し、そうして王としての整えを積み上げて行った。
ヨナタンは、ダビデを力づけたいと願い、主はそれをよしとして、あらゆる都合をつけてダビデに引き会わせ、ヨナタンを通して、ダビデを慰めて下さった。
主は、全て人の自由意志を尊重され、ダビデやヨナタンのように、御旨に叶う事をする人を助け、サウルのように、御旨に適わない事をあくまでする者を、退けられるのだ。

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