メッセージ - 頑なに主を頼みとしない者が受ける分(イザヤ8章)
イザヤ書講解説教メッセージ音声(音声のみ)
頑なに主を頼みとしない者が受ける分(イザヤ8章)(韓国語通訳有한국어예배):右クリックで保存
【概要】
イザヤ書8章を中心に、神への信頼と人間の不信仰について語られたメッセージ。
【聖書箇所】
イザヤ書8章2-4節、5-10節、11-16節、17-22節
【励ましの言葉】
主を聖なる方とし、恐れおののく者には、主が聖所となり守りとなってくださる。
【戒めの言葉】
人々が恐れるものを恐れず、主のみを恐れよ。占い師や霊媒に頼らず、神の教えと証しに尋ねよ。
【***詳細***】
今日のメッセージは、イザヤ書8章を中心に、神への信頼と人間の不信仰について語られています。
まず、2-4節で、イザヤは息子の名前を「マヘル・シャラル・ハシュ・バズ」(分捕りは早く、略奪は速やかに)と名付けるよう命じられます。これは、ダマスコとサマリアが滅ぼされることを預言するものでした。
「それは、この子がまだお父さん、お母さんと呼ぶことも知らないうちに、ダマスコの財宝とサマリアの分取り物がアシリアの王の前に持ち去られるからである。」(イザヤ8:4)
この預言は、アハズ王が恐れていたアラムとイスラエルの王が速やかにアッシリアによって滅ぼされることを示しています。神は、まだ生まれていない子供の名前を用いて預言することで、アハズ王に神への信頼を促そうとしました。
しかし、5-10節では、ユダの民が神を信頼せず、アッシリアに頼ろうとしたことが批判されます。
「この民が緩やかに流れるシロアの水をないがしろにして、レツィンとレマリアの子を喜んでいる。」(イザヤ8:6)
神は、彼らが頼ろうとしたアッシリアが逆にユダを滅ぼすことを預言します。これは、人間の力に頼ることの愚かさを示しています。
11-16節では、イザヤは神から特別な警告を受けます。
「この民が謀反と呼ぶことを、あなたがたは謀反と呼んではならない。彼らの恐れるものを恐れてはならない。おののいてはならない。」(イザヤ8:12)
ここで神は、イザヤに人々の恐れや陰謀に巻き込まれないよう警告しています。代わりに、万軍の主を聖なる方とし、主のみを恐れるよう命じています。これは、困難な時代にあっても、神のみに信頼を置くべきことを教えています。
17-22節では、イザヤの決意と、不信仰な者たちへの警告が語られます。
「私は主を待つ。ヤコブの家から御顔を隠しておられる方を。私はこの方に望みをかける。」(イザヤ8:17)
イザヤは、たとえ神が御顔を隠しておられるように見えても、主を待ち望む決意を表明しています。一方で、占い師や霊媒に頼る者たちは、真の光を見出せないと警告しています。
「もし、この言葉に従って語らなければ、その人には夜明けがない。」(イザヤ8:20)
このメッセージ全体を通して、神は私たちに次のことを教えておられます:
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人間の力や知恵ではなく、神に信頼を置くこと。
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世の中の恐れや陰謀に惑わされず、神のみを恐れること。
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たとえ困難な時代であっても、神の言葉に従い、主を待ち望むこと。
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占いや霊媒など、神以外のものに頼らないこと。
これらの教えは、現代を生きる私たちにも大きな示唆を与えています。世界が混沌とし、不安が広がる時代にあっても、私たちは神の言葉に立ち返り、主に信頼を置くべきです。
「教えと証しとに尋ねよ。もし、彼らがこの言葉に従って語らなければ、その人たちには夜明けがない。」(イザヤ8:20)
この御言葉に従って生きる時、たとえ周りが暗闇に包まれていても、私たちの内には光が輝き続けるのです。
【結論】
困難な時代にあっても、人間の知恵や力ではなく、神のみに信頼を置き、御言葉に従って生きることが重要である。そうすることで、私たちは世の光として輝き、神の守りの中に留まることができる。