メッセージ - 頑なに主に向かわない人に降る止めどなき災難(イザヤ9:8-21)
イザヤ書講解説教メッセージ音声(音声のみ)
頑なに主に向かわない人に降る止めどなき災難(イザヤ9:8-21)(韓国語通訳有한국어예배):右クリックで保存
【概要】
イザヤ書9章8-21節を中心に、主の御声に聞き従わない者への警告と災いについてのメッセージ
【聖書箇所】
イザヤ書9:8-21
申命記28章
【戒めの言葉】
主の御声に聞き従わず、自分の道を行く者には災いが臨む
【勧めの言葉】
主の御声によく聞き従い、その命令を守り行うことで祝福を受ける
【悔い改めの促しの言葉】
御言葉を軽んじる罪を悔い改め、速やかに主の御声に聞き従う生活へと立ち返る
【***詳細***】
今日の箇所は、イザヤ書9章8節から21節です。ここでは、主がヤコブに言葉を贈られたにもかかわらず、イスラエルの民がそれを聞き入れず、高ぶり、思い上がる様子が描かれています。
「主がヤコブに一つの言葉を贈られた。それはイスラエルに落ちた。この民、エフライムとサマリアに住む者たちは皆、それを知り、高ぶり、思い上がって言う。」(イザヤ9:8-9)
これは非常に重要な箇所です。主が御言葉を与えられたにもかかわらず、それを受け入れず、むしろ高ぶる態度をとるイスラエルの姿が描かれています。この態度が、後の災いの原因となるのです。
続く箇所では、イスラエルの民の驕りが具体的に描かれます。
「レンガが落ちたから、切り石で建て直そう。一軸杉の木が切り倒されたから、杉の木でこれに変えよう。」(イザヤ9:10)
これは、人間の力や知恵で問題を解決しようとする態度を表しています。主の御声に聞き従うのではなく、自分たちの力で立ち直ろうとする姿勢が見られます。しかし、このような態度は結局のところ災いを招くことになります。
主は、このような態度に対して厳しい裁きを下します。
「そこで主は列印に当たる者たちをのし上がらせ、その敵たちを煽り立てる。東からはアラムだ。西からはペリシテ人だ。イスラエルを頬張って喰らう。それでも、御怒りはさらず、なおも御手は伸ばされている。」(イザヤ9:11-12)
ここで重要なのは、「それでも、御怒りはさらず、なおも御手は伸ばされている」という表現です。これは、主の裁きが続くことを意味しています。イスラエルの民が悔い改めない限り、災いは続くのです。
さらに、イスラエルの指導者たちの腐敗についても言及されています。
「この民の指導者は迷わせ者となり、彼らに導かれる者は惑わされる。」(イザヤ9:16)
指導者の腐敗は社会全体の腐敗につながります。これは現代の私たちにも当てはまる警告です。私たちは常に、正しい指導者を選び、また自分自身が指導的立場にある場合は、神の御心に従って行動する必要があります。
最後に、この箇所は非常に厳しい言葉で締めくくられています。
「それでも、御怒りはさらず、なおも御手は伸ばされている。」(イザヤ9:21)
これは、イスラエルの民が悔い改めない限り、主の裁きが続くことを意味しています。しかし同時に、主の御手が伸ばされているということは、悔い改めの機会がまだ残されているということでもあります。
この箇所から学ぶべき重要な教訓は、主の御声に聞き従うことの重要性です。申命記28章にも同様の教えがあります。
「あなたの神、主の御声によく聞き従い、私が今日命じる主のすべての命令を守り行うなら、あなたの神、主はあなたを地上のすべての国民の上に立てられる。」(申命記28:1)
主の御声に聞き従うことで、私たちは祝福を受けることができます。逆に、主の御声を無視し、自分の道を行けば、災いを招くことになります。
「しかし、もしあなたの神、主の御声に聞き従わず、私が今日命じる主のすべての命令と掟を守り行わないなら、次のすべての呪いがあなたに臨み、あなたは呪われる。」(申命記28:15)
私たちは常に自分の生活を振り返り、主の御声に聞き従っているかどうかを吟味する必要があります。もし主の御声から離れていることに気づいたなら、速やかに悔い改め、主の道に立ち返らなければなりません。
また、私たちは周囲の人々の影響にも注意を払う必要があります。悪い仲間は良い習慣を損なうからです。ソドムとゴモラの例を思い出しましょう。主はロトとその家族を救うために、彼らをその地から連れ出しました。これは、悪い環境にいると、たとえ自分は悪いことをしていなくても、その影響を受けてしまう可能性があることを教えています。
私たちは、主の御言葉を聞いたなら、それを実行に移す必要があります。御言葉を聞くだけでなく、それを生活の中で実践することが重要です。家庭で、職場で、日々の生活の中で、主の御言葉を実践していく必要があります。
そして、私たちは常に悔い改めの姿勢を持ち続ける必要があります。主の御声に聞き従わなかったことに気づいたら、すぐに悔い改め、主の道に立ち返らなければなりません。悔い改めは、瞬間的な立て直しをもたらします。
【結論】
主の御声に聞き従うことが、祝福を受ける秘訣です。自分の力や知恵に頼るのではなく、常に主の導きを求め、御言葉に従って生きることが重要です。もし主の道から外れていることに気づいたなら、速やかに悔い改め、立ち返ることが必要です。私たちは、イスラエルの民の失敗から学び、常に主の御声に耳を傾け、従順に歩む者となりましょう。