メッセージ - やり過ぎたアッシリヤに対する災いの預言(イザヤ10章)

やり過ぎたアッシリヤに対する災いの預言(イザヤ10章)

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執筆 : 
pastor 2015-6-20 15:53

イザヤ書講解説教メッセージ音声(音声のみ)
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【概要】

アッシリアの高慢と神の裁き、そしてイスラエルの救いについてのメッセージ

【聖書箇所】

イザヤ書10章1-34節

イザヤ書37章36-38節

【戒めの言葉】

高ぶりは滅びをもたらす。主に与えられた力や祝福を、自分のものとして誇ってはならない。

【励ましの言葉】

いかに敵が強大に見えても、主を礼拝し助けを求める者を、主は速やかに救ってくださる。

【***詳細***】

今日、恵みをいただく御言葉は、イザヤ書の10章です。まず1-2節を読みます。

「ああ、不義の掟を制定する者、災いを引き起こす判決を書いている者たち。彼らは、寄る辺のない者の正しい訴えを却下し、私の民のうちの悩む者の権利をかすめ、やもめを自分の獲物にし、みなしごたちをかすめ奪っている。」

イザヤは、イスラエルに対して、主に立ち返らないその頑なな心の上には災いが下るということを予言してきました。この1-2節だけを読んでも、不義の掟を制定するもの、災いを起こす判決を書いている者たち、というイスラエルの状況が分かります。古今東西、権力者がこの過ちを幾度も犯してきました。

当時の世界において、男性は力の象徴でした。畑仕事など主な生活が守られている一方、女性は家に閉じ込められているような状況でした。そこで、夫や父を失った女性や孤児は、社会のシステムがよく分からず、訴えることもできない弱い立場にありました。神が特別な法律を立てて、孤児とやもめを養いなさいと言っていたのに、逆に彼らのわずかな持ち物をかすめ取って、自分たちの富を増やそうとする悪い風潮がイスラエルにはびこっていました。

3節では、そのような者たちに対して刑罰の日が定められていると警告しています。

「刑罰の日、遠くから来る嵐の時に、あなたがたはどうするのか。誰に助けを求めて逃げ、どこに自分の栄光を残すのか。ただ、囚われ人の足元に膝をつき、殺された者たちのそばに倒れるだけだ。それでも、主の怒りはおさまらず、なおも御手は伸ばされている。」

イザヤが予言した通り、後にイスラエルの指導者たちはアッシリアによって罰せられました。アッシリアは刑罰の道具として用いられたのです。

しかし、アッシリアも非常に高慢になりました。5-7節にその様子が記されています:

「ああ、アッシリア、わたしの怒りの杖。彼らの手にある鞭は、わたしの憤り。わたしはこれを、神を敬わない国民に送り、わたしの激しい怒りの民を襲えと命じ、物をぶんどらせ、獲物を奪わせ、街路の泥のようにこれを踏みにじらせる。しかし彼自身はそうとは思わず、彼の心もそうは考えない。彼の心にあるのは滅ぼすこと、多くの国々を断ち滅ぼすことだ。」

主がアッシリアを怒りの杖として用いたにもかかわらず、アッシリアはそうは思わず、ただ滅ぼすことだけを考えていました。アッシリアの高慢は主にまで及び、10節では自らをエルサレムの神よりも高いものだと誇っています。

そのような高慢に対して、主は12節以降で裁きを宣言します:

「主は、シオンの山、エルサレムで、ご自分のすべての業を成し遂げられるとき、アッシリアの王の高慢な心と、その誇り高ぶる目を罰する。」

15節では、主はアッシリアの愚かさを次のように例えています:

「斧は、それを使って切る人に向かって高ぶることができようか。のこぎりは、それを引く人に向かっておごることができようか。それは棒が、それを振り上げる人を動かし、杖が木でない人を持ち上げるようなものではないか。」

このように、主に対して高慢になることの愚かさが示されています。

24-27節では、シオンに住む民に対する励ましの言葉があります:

「それゆえ、万軍の神、主はこう仰せられる。シオンに住むわたしの民よ、アッシリアを恐れるな。彼らが杖であなたを打ち、エジプトがしたように棒をあなたに振り上げても。ほんのしばらくすれば、わたしの憤りは終わり、わたしの怒りは彼らを滅ぼしてしまう。...その日になると、彼の重荷はあなたの肩から、彼の軛はあなたの首から取り除かれる。」

そして、イザヤ書37章36-38節では、実際にアッシリアが滅ぼされた様子が記されています:

「主の使いが出て行き、アッシリアの陣営で18万5千人を討ち殺した。人々が朝早く起きて見ると、なんと、そこには彼らの死体があった。アッシリアの王セナケリブは立ち去り、帰ってニネベに住んだ。彼がその神ニスロクの神殿で礼拝していたとき、その子のアドラメレクとサルエツェルは剣で彼を殺し、アララテの地に逃げた。その子エサルハドンが代わって王となった。」

この出来事は、ヒゼキヤ王の時代に実際に起こりました。イスラエルを取り囚んでいた18万5千人の軍隊が、たった一夜にして、主の使いによって滅ぼされたのです。

【結論】

この御言葉から、私たちは以下のことを学ぶことができます:

  1. 高ぶりは滅びをもたらします。主に与えられた力や祝福を、自分のものとして誇ってはいけません。

  2. いかに敵が強大に見えても、主を礼拝し助けを求める者を、主は速やかに救ってくださいます。

  3. 困難な状況にあっても、ヒゼキヤ王やヨシャパテ王のように、主に信頼し、賛美をもって進み出るべきです。

  4. 主は今も同じように働いておられます。私たちの個人的な戦いにおいても、主に信頼し、主の御業を期待すべきです。

  5. 主を呼び求め、主に信頼して崇める者、主に礼拝をする者には、同じ恵みと勝利が与えられます。

私たちは、日々の生活の中で様々な困難や敵に直面するかもしれません。しかし、そのような時こそ、主を呼び求め、主に信頼し、賛美をもって進み出るべきです。主は私たちの戦いを戦ってくださり、勝利をもたらしてくださるのです。

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