メッセージ - イエスの名は永遠に(使徒5:29-42)
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サドカイ人達はペテロ達に再び尋問した。
イエスの名を語ってはならないと言ったのになぜ語ったのか、しかもイエスの血の責任を我々に転嫁しようとしている、と。
そこでペテロ達がまず答えたのは、前の尋問時と同様、人間に従うより神に従うべきである事。
イエスの名によって、既に多くの徴が行われており、それだけ明らかに、イエス様の名に力があると示されているのだから、本来、イエスを信じて然るべきである。
にもかかわらず、なおこの世の富や権力に目を奪われ、激しく怒り、殺そうとまで思ったほど、彼らの存在が邪魔で、自分達の立場や教えは大切なのである。
この人達はたまたま、自分の王座の根拠をサドカイ派という派閥や既得権威に置いていたが、人間、誰しも自分や自分の属するものが王であって欲しいもので、まことの神を脇に置いてでも、それを頑なに握り締めるものである。
しかし、神様に与えられた救いの道は、一つしかない。
自分の握り締めている王座を手放し、イエスに明け渡す事である。
このイエスの名の他に、救いの名は無い。
さて、ここに民全体に尊敬されている律法の教師ガマリエルというパリサイ派の指導者が、最高法院に立ち、次のように提案する。
人間が自分の主張をして人々を先導するのであれば、いつまでも続かないものである。
かつてテウダスという者が自らを預言者と騙り、大いなる事をしてみせると言ったが、結局滅ぼされた。
またガリラヤ人ユダという者はユダヤ民族意識を高揚する正論によってローマへの反逆を煽ったが、結局彼も滅ぼされた。
ガマリエルはさすがに人々から尊敬を受けるだけに、人間から出るものは必ず滅びるし、神から出ているものは永遠に残る、という知恵を語ったのである。
しかももし、キリスト者達が神から出ているなら、あなたたちほうが神に敵対する者となる、と。
実にその通りである。
人類歴史において、色々な政治家宗教家が現れては消えていったが、人間由来で人々を自分の下に引き寄せるというわざは、永遠には残らなかった。
それに引きかえ、弟子たちの行為は神から出ていたため、この2000年来、この教えはずっと増え広がり、イエス復活依頼、多くの人々を造り変え、人生を良い方向へと導いて行った。
福音は、神から出ている事は、もはや明らかなのである。
最高法院の人達は弟子達を呼び出し、鞭を内、イエス様の名で語ってはならないと命じた上で釈放した。
この弟子達は、御名のために辱しめをうけるに足る者とされたことを喜びながら、最高法院の面前から出て行った。
イエス様の名の故に辱めを受けたという事は、それほど明らかに「イエス様の弟子である事」が認められ、天においての報いは大きい事を喜んだのである。
そして彼らは釈放され、その命令を違反して、毎日イエス様の名前で福音を告げ知らせた。
定められた法律には従順に従うべきであるが、福音と相反するのであれば、福音のほうを取るべきである。
事実、イエスの名を語ってはならないというサドカイ派の定めた事はすぐ滅び、彼の伝えているイエスの名が永遠に残っている。
人々に従うのではなく、神に従う皆さんでありますように。イエス様の名前によって祝福します!