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メッセージ - 勝利につぐ勝利を進むダビデ(2サムエル記10章)

勝利につぐ勝利を進むダビデ(2サムエル記10章)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 2サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-8-17 23:32

勝利につぐ勝利を進むダビデ(2サムエル記10章)
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メッセージ音声

(音声データは毎週土曜日にアップ予定です)

前章ダビデは、サウル王の子孫・メフィボシェテに恵みを施したが、今回はアンモンという隣国にも恵みを施そうとする。
『この後アンモンの人々の王が死んで、その子ハヌンがこれに代って王となった。そのときダビデは言った、「わたしはナハシの子ハヌンに、その父がわたしに恵みを施したように、恵みを施そう」。そしてダビデは彼を、その父のゆえに慰めようと、しもべをつかわした。』(2サムエル記10:1-2a)

この、アンモン人ナハシの名は、1サムエル記11章で登場する。
当時、サウルがまだ王になりたての時、ナハシはイスラエルを痛めつける者として攻め寄せ、ヤベシュ・ギルアデの住人に対し、片目を抉りだす事を条件に和睦に応じよう、と、傲慢に振る舞っていたが、主によって奮い立たされたサウルに返り討ちにあって、退散した。
それをきっかけにサウルは名実ともに王として立ったが、その後ナハシがどうなったのかは記述が無い。

その後、どのような成り行きがあったのかはわからないが、アンモン人ナハシは、ダビデに対して真実を尽くすようになったようである。
実際、ナハシの息子ショビは、後にダビデがアブシャロムにクーデターを起こされた時、ダビデを助けてやった。(2サムエル記17:27)
そのナハシが死んだ、という事で、ダビデは代わって王になった息子・ハヌンにも、恵みを施そうとする。
ところが彼は、ダビデに、恩を仇で返す。

『ダビデのしもべたちはアンモンの人々の地に行ったが、アンモンの人々のつかさたちはその主君ハヌンに言った、「ダビデが慰める者をあなたのもとにつかわしたのは彼があなたの父を尊ぶためだと思われますか。ダビデがあなたのもとに、しもべたちをつかわしたのは、この町をうかがい、それを探って、滅ぼすためではありませんか」。そこでハヌンはダビデのしもべたちを捕え、おのおの、ひげの半ばをそり落し、その着物を中ほどから断ち切り腰の所までにして、彼らを帰らせた。』(2サムエル記10:2b-4)

当時、「ひげ」という部位は、男性にとって栄光をあらわす部位であり、ひげを抜かれる事は非常な恥辱であった。
それも、中途半端に半分に切り落とし、また、服も半分に切り取られ、隠し所をあらわにした状態で帰させたのだから、相当の侮蔑である。
『人々がこれをダビデに告げたので、ダビデは人をつかわして彼らを迎えさせた。その人々はひじょうに恥じたからである。そこで王は言った、「ひげがのびるまでエリコにとどまって、その後、帰りなさい」。』(2サムエル記10:5)
ダビデは、このような侮辱を受けた使者を思いやった。しかしすぐさまアンモンを攻撃しに行くという事はしなかった。

この、ダビデとアンモンのやりとりから、イエス様と人間とのやり取りを写し見る事ができる。
アンモンは、ダビデから差し伸べられた恵みの使者を、恥辱と侮蔑で返したように、私達人間も、偉大な王キリストから福音を告げ知らせに使わされた人に、恥辱を与え、一方的に与えられた尊い恵みに汚物を塗るような、恩を仇で返すような事をして来た。
そして、そういう事をしてもすぐに裁かれないのをいい事に、さらに図に乗って失礼な事をするのである。

『アンモンの人々は自分たちがダビデに憎まれていることがわかったので、人をつかわして、ベテ・レホブのスリヤびととゾバのスリヤびととの歩兵二万人およびマアカの王とその一千人、トブの人一万二千人を雇い入れた。ダビデはそれを聞いて、ヨアブと勇士の全軍をつかわしたので、アンモンの人々は出て、門の入口に戦いの備えをした。』(2サムエル記10:6-8)
アンモン人は、一方的にダビデの使者に恥辱を与えたばかりでなく、戦闘態勢も一方的整え、他国と連合してダビデの国に反逆した。
それでダビデは、迎え撃つために、将軍ヨアブを送り出す。

『ヨアブは戦いが前後から自分に迫ってくるのを見て、イスラエルのえり抜きの兵士のうちから選んで、これをスリヤびとに対して備え、そのほかの民を自分の兄弟アビシャイの手にわたして、アンモンの人々に対して備えさせ、そして言った、「もしスリヤびとがわたしに手ごわいときは、わたしを助けてください。もしアンモンの人々があなたに手ごわいときは、行ってあなたを助けましょう。
勇ましくしてください。われわれの民のため、われわれの神の町々のため、勇ましくしましょう。どうぞ主が良いと思われることをされるように」。』(2サムエル記10:9-12)

ヨアブの言葉からは、固い意志と結束がにじみ出ている。
互いに不足を補い合って、神の民のため、その町々のため、戦おう、と。
彼は「どうぞ主(エホバ)が良いと思われることをされるように」と言って、この強力な敵と戦う根拠は、主(エホバ)にあると宣言した。

現代の私達も、主のため、教会のため、兄弟姉妹のために罪や誘惑と、そしてサタンと戦うべきであり、互いの不足分や弱い部分を補いあうべきである。
そのように、私達が主に根拠を置き、教会のため、兄弟姉妹のために敵と相対する時、主は勝利を与えて下さる。

『ヨアブが自分と一緒にいる民と共に、スリヤびとに向かって戦おうとして近づいたとき、スリヤびとは彼の前から逃げた。アンモンの人々はスリヤびとが逃げるのを見て、彼らもまたアビシャイの前から逃げて町にはいった。そこでヨアブはアンモンの人々を撃つことをやめてエルサレムに帰った。』(2サムエル記10:13-14)

敵がいかに強力であっても、主にあって正当に立ち向かうなら、敵の側は恐怖に支配され、逃げ惑うのだ。
いかに相手のほうが多勢で強くても。
ギデオンの時は、三百人が十二万以上を打ち破ったし、ヨナタンの時は、たった2人で、何万もの敵を恐れさせた。
いかに相手が強く、また自分が弱く見えようとも、主にあって立ち向かうなら、主が勝利を得させて下さるのだ。

『しかしスリヤびとは自分たちのイスラエルに打ち敗られたのを見て、共に集まった。そしてハダデゼルは人をつかわし、ユフラテ川の向こう側にいるスリヤびとを率いてヘラムにこさせた。ハダデゼルの軍の長ショバクがこれを率いた。』(2サムエル記10:15-16)
次は、シリヤが形勢を立てなおそうとして援軍を呼びかけ、イスラエルに対抗しようとした。
しかし今度は、ダビデ自らが戦いに入った。

『この事がダビデに聞えたので、彼はイスラエルをことごとく集め、ヨルダンを渡ってヘラムにきた。スリヤびとはダビデに向かって備えをして彼と戦った。しかしスリヤびとがイスラエルの前から逃げたので、ダビデはスリヤびとの戦車の兵七百、騎兵四万を殺し、またその軍の長ショバクを撃ったので、彼はその所で死んだ。』(2サムエル記10:15-19)
戦車七百に騎兵四万を打ち倒す。素晴らしい戦果である。
どんな敵にも主に信頼して恐れず、信仰をもって戦いに向かうなら、主は勝利を与えて下さるのである。

『ハダデゼルの家来であった王たちはみな、自分たちがイスラエルに打ち敗られたのを見て、イスラエルと和を講じ、これに仕えた。こうしてスリヤびとは恐れて再びアンモンの人々を助けることをしなかった。』(2サムエル記10:19)
このようにダビデは、勝利につぐ勝利を得て、とんとん拍子に栄えて行った。

この10章までは、ダビデは勝利と繁栄の光の下で栄えて行ったが、しかし、次章を境に、その栄えは陰に入る。
それは、ダビデは勝利と成功によって慢心し、サタンにつけ込まれる隙を作ってしまうからだ。

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