メッセージ - 赤ちゃんとなられた御言葉であるキリストに会えた人達(ルカ2:1-38)

赤ちゃんとなられた御言葉であるキリストに会えた人達(ルカ2:1-38)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2015-12-27 16:43

赤ちゃんとなられた御言葉であるキリストに会えた人達(ルカ2:1-38)
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週報/メッセージ(説教)概要

12月24日が過ぎると、世間はクリスマスの音楽や飾りが取り払われ、代わりに正月に向けての飾りがつけられ、今までの1、2ヶ月の間、クリスマス一色だった町の雰囲気が一気に変わり、クリスマスとは一体何だったのだろうかという、一種の虚しさが漂うこの時期であるが、私達は敢えてこの時期、クリスマス(クライスト+ミサ:キリストの礼拝)に目を留め、主イエスキリストがこの世に来られた事の、喜びと感謝を表したい。

『彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて、初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。』(ルカ2:6-7)
イエス様がお生まれになった時期は、ちょうど皇帝の住民登録せよという勅令が出た時で、普段は過疎状態のベツレヘムも、人がいっぱい押し寄せる”混雑期”と重なり、宿屋は既に彼らが泊まる部屋が無かった。
イエス様は馬小屋で生まれたというイメージが強いが、聖書には馬小屋で生まれたとは書かれておらず、ただ「飼葉おけ」というキーワードが出てくるだけである。馬は戦争に使う貴重な動物なので、ベツレヘムにはいなかったと考えられており、むしろ、牛やロバ等の家畜が、その飼葉桶から食べていた可能性が高い。
平和の動物が食べる食べ物の器に宿って下さったキリストは、私達の口に入る食物となって下さったのだ。
また当時、ユダヤでは家畜を岩山の斜面の洞窟で飼っており、イエスが生まれたのは洞窟のなかであった可能性が高いそうだ。なお、飼い葉桶と訳された語「ファテネー」は、日本でイメージする飼葉桶のような木箱ではなく、箱型の枠台や、岩の床に掘った溝のようなものである。
想像して欲しい。洞窟の中に、細長い布切れにくるまれ、岩の床に寝かされている、物言わぬ子。まさに埋葬されたキリストの姿と重なる。キリストの埋葬の時、イエスの母マリヤと、アリマタヤの”ヨセフ”が遺体に布を巻いたが、キリストの誕生の場面、キリストを岩窟に寝かし、布にくるんだのも”マリヤ”と”ヨセフ”である。
御使いは羊飼い達に、「布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてある幼子」が「あなた方のためのしるし」であると言ったが、その幼子の有様はまさに葬られたキリスト、私達にとっても「救い主」のしるしである。
幼子キリストは、私達の身代わりとなって死ぬために、この世に来られた。彼の”身代わりの死”によって、私達が代わりに生かされるため。その彼をこそ、私達もほめたたえ、礼拝するのである。
「屠られた小羊こそ、力と、富と、知恵と、勢いと、誉れと、栄光と、賛美とを受けるにふさわしい」(黙5:12)

この、布にくるまって岩窟に寝かされたキリストを訪ねて来たのは、東方の博士たちと、羊飼いたちだった。
主は実に、仕切りの無いお方である。その主がお生まれになった所は、何の仕切りも無く、誰でも、どんな身分の人でも、どんな国の人でも、訪ねて来る事が出来る。
博士たちはとても高貴な身分であった、と言われているが、そんな彼らが主にまみえる幸いにあずかれたのは、彼らは「天を見上げ」て主のしるしを見逃さなかったからであり、生まれたばかりの赤ちゃんを前にしても、ひれ伏して拝む「へりくだった姿勢」と、また、尊いものを「捧げる姿勢」があったからだ。
羊飼いたちが、天の御使い達のお告げを受けて、主の栄光の美しい輝きと、賛美の歌声にあずかれたのは、彼らは羊を、すなわち、誰も面倒を見たくないような愚かで汚い羊を育み、守り、養っていたからだ。
彼らが養っている羊達は、人の食用に、あるいは衣服に用いられ、そして、主に捧げる礼拝に用いられる。
羊飼いは人口調査の対象にはならず、一人の人として認められていなかったようだが、それでも弱く愚かな、そして主に捧げられるべき羊達を、暗闇の中でも誠実に番をしていた。そんな彼らに御使い達が現れ、救い主の誕生を知らされたように、私達も今、闇の時代において、人の世に役に立ち、主に捧げられるべき羊達を養うなら、主は輝かしいおとずれで御旨を告げて下さる。
正統なユダヤ人の中で、幼子イエス様と出会う恵みに与れたのは、イスラエルが慰められ救われるのを待ち望んでいた人達に対してだった。シメオン(「聞く(シャマー)」が名前の意味)は、正しい信仰深い人で主に聞く心のある人であった故に、聖霊の導きによって、イエス様を腕に抱く特権に与れた。
またアンナは、ただ主にだけ望みを置いて宮を離れず、夜も昼も断食と祈りとをもって神に仕えていた。
このような人々が、小さく赤ちゃんとなられた神の子イエス様に、相まみえる特権にあずかれたのだ。
赤ちゃんとなられた、御言葉なるイエス様を、ヨセフとマリヤのように私達もしっかり抱いて離さず、守りぬき、暗闇の世において光の内に導かれていく皆さんでありますように、イエス様の名によって祝福します!

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