メッセージ - 執り成す者(創世記18:16-38)
第1礼拝音声(林パスター):執り成す者(創世記18:16-38):右クリックで保存
第1礼拝メッセージ概要
ソドムとゴモラの町は実に暴虐に満ち、多くの人達の叫びが天に届いていた。
そのため神の使い達は、実際にその通りか確認した上で滅ぼすつもりでいたが、その事を「アブラハムに隠す必要があろうか」と言って、ご自身が為そうとしておられる事をアブラハムに隠さず打ち明けた。
アブラハムは御使い達を相手に、ソドムとゴモラに執り成し、6度も交渉し、例え10人しか救われるべき義人がいないとしても、町を滅ぼされない事を約束させるに漕ぎ着けた。
日本もバブルが弾けて以来、特に若者達の叫び声が天に上がっている。
先般起きた地震という災害は、確かにこの国に対する警告の意味もあるだろう。
しかし私達聖徒達は、この状況をただ指を咥えている訳にはいかないし、「災いだ、罰だ、終末だ」とニュースキャスター的に叫ぶだけではならない。
皆一人一人がアブラハムのように、神の祭司として、聖なる国民として、神に、この国の悲惨な状況を、取り成しを訴えるべきである。
私達の主は「人間どもは汚らわしい。だからから滅ぼせ」という短絡的な神ではなく、聖徒達にまず聞き、その上で聖徒達の執り成す祈りに耳を傾けて下さるお方である。
アブラハムの訴えにもかかわらず、その町で唯一善良だったロトの家族だけが、滅びから免れるよう御使いの手引きで導かれたが、それ以外の人達は、実に邪悪だったため、結局滅ぼされる事となってしまった。
それでもアブラハムは最初、恐る恐る50人を訴え、そ次に45人、40人、、、最後に10人となるまで交渉し、神様は取り成しに応えて下さった。
神様は、そいうお方である!
今、東北地方が大変な状況である。
この時、寒くひもじい、恐怖の中で救出を待っている人のために、余震が続き2次災害や被爆の恐れのある中、救出作業に従事している方のために、一人でも多くがいのちが救われるように祈るべきである。
友人知人がいるならなおさら、そうでなくても、そこにいる人達のために取り成し祈りたい。