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メッセージ - 悔い改めないソロモンに与えられた反対勢力(1列王記11:9-25)

悔い改めないソロモンに与えられた反対勢力(1列王記11:9-25)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1列王記
執筆 : 
pastor 2016-2-9 18:45

悔い改めないソロモンに与えられた反対勢力(1列王記11:9-25)
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ソロモンは、十戒で第二番目に禁じられていた悪、「偶像崇拝」をしてしまった。
そこへと導いてしまったのは、ソロモンが愛して離れなかった、異邦の女達である。

『このようにソロモンの心が転じて、イスラエルの神、主を離れたため、主は彼を怒られた。すなわち主がかつて二度彼に現れ、この事について彼に、他の神々に従ってはならないと命じられたのに、彼は主の命じられたことを守らなかったからである。』(1列王記11:9-10)
ダビデは、罪を指摘された時、その一度の警告で恐れ悔い改めたが、ソロモンには二度も主が現れて、命じられたのに、改めなかった。
ちょうどサムエルの時代の祭司、エリのように。
エリもまた、彼の子達が主の前に大きな悪を行った事について、二度も警告を受けたのに、悔い改めなかった。

幼いサムエルを通してエリに主の警告が与えられた時、エリは「それは主である。どうぞ主が、良いと思うことを行われるように」と言った。
一見、信心深そうにも見える言葉だが、「主に食い下がらない姿勢」「主との交わりを断絶してしまうような姿勢」は、悔い改めない者に共通する性質だ。

もし、罪を犯したゆえに災いの警告が与えられたなら、アブラハムやモーセ、ダビデのように、主に赦しを乞い願い、あくまで食い下がって主との対話を続けるべきなのだ。(創世記18章、出エジプト記32章、詩篇51編)
しかしソロモンは悪びれもせず、彼女たちを愛して離れなかった。

『それゆえ、主はソロモンに言われた、「これがあなたの本心であり、わたしが命じた契約と定めとを守らなかったので、わたしは必ずあなたから国を裂き離して、それをあなたの家来に与える。』(1列王記11:11)
主は、人の心の内を何もかもご存知である。
警告を受けて改める人であるなら、何度でも警告を与えるであろう。
しかし、ソロモンに与えられた警告は、2度であった。
そして、2度ともソロモンは警告を聞かなかったため、具体的な災いの内容が示されるが、それでも、主の憐れみを垣間見る事が出来る。

『しかしあなたの父ダビデのために、あなたの世にはそれをしないが、あなたの子の手からそれを裂き離す。ただし、わたしは国をことごとくは裂き離さず、わたしのしもべダビデのために、またわたしが選んだエルサレムのために一つの部族をあなたの子に与えるであろう」。』(1列王記11:12-13)
ソロモンに対する警告は、ソロモン王家からイスラエルを取り上げはする、しかし憐れみとして、ソロモンの生きている間はそれをしない、また、一つの部族だけは残される、という事だった。
主は、ひと度、災いの警告を発せられた場合、人がその警告を聞いて、悔い改めた場合には、災いを思い直されるお方である。(ヨナ書)
ソロモンは最終的な警告を聞いたのに、それでもなお改めなかったのだ。
結局、この災いの預言は実現する事となってしまい、実際に歴史で起きた通り、ダビデの時代に統一したイスラエル王国は、北イスラエル王国と、南ユダ王国に分裂してしまって、その時以来、今日なお一つにまとめられていない。
しかし、イスラエルはやがて、一つにまとめられる事は、預言で示されている。(イザヤ11:12、56:8、エゼキエル38:8)

主は彼らを懲らしめる杖として、敵を起こされた。
『こうして主はエドムびとハダデを起して、ソロモンの敵とされた。彼はエドムの王家の者であった。・・・彼らがミデアンを立ってパランへ行き、パランから人々を伴ってエジプトへ行き、エジプトの王パロのところへ行くと、パロは彼に家を与え、食糧を定め、かつ土地を与えた。・・・ハダデはエジプトで、ダビデがその先祖と共に眠ったことと、軍の長ヨアブが死んだことを聞いたので、ハダデはパロに言った、「わたしを去らせて、国へ帰らせてください」。パロは彼に言った、「わたしと共にいて、なんの不足があって国へ帰ることを求めるのですか」。彼は言った、「ただ、わたしを帰らせてください」。』(1列王記11:14-22)

エジプトも、エドムも、ソロモンが政略結婚した相手であった。
しかし結局、そのような人間由来の「結婚して和解し一つとなろう」という試みは何の助けにもならず、かえって、異邦の価値観と一つとなってしまい、自分達に災いをもたらした結果となってしまった。
このような、世の妥協は、逆に霊的にはマイナス効果なのだ。

エドム人ハダデは、イスラエルの南に興った敵対勢力であったが、主はさらに、北にも敵対勢力を備えられた。
『神はまたエリアダの子レゾンを起してソロモンの敵とされた。彼はその主人ゾバの王ハダデゼルのもとを逃げ去った者であった。ダビデがゾバの人々を殺した後、彼は人々を自分のまわりに集めて略奪隊の首領となった。彼らはダマスコへ行って、そこに住み、ダマスコで彼を王とした。彼はソロモンの一生の間、イスラエルの敵となって、ハダデがしたように害をなし、イスラエルを憎んでスリヤを治めた。』(1列王記11:23-25)

スリヤはすなわち、今のシリヤである。
エリアダの子レゾンは、略奪隊の首領としてイスラエルを無差別に荒らしたが、現代のテロに近いものである。
現在、まさにシリヤは、イスラエルに対してテロを仕掛けて悩ませているが、全く同じ事が、当時から起きていたのだ。

このように主は、イスラエルを懲らしめる鞭として、北と南に敵対勢力を備えられ、さらには、内部からも、分裂を促す敵を主は備えられる。
どうしてソロモンがこうなってしまったのか。
それは、異邦の女の誘惑を、真っ向から受け入れてしまい、結局、誘惑に負けてしまったのだ。
だから私達は、「主の祈り」で祈っている通り、誘惑に陥らせられる事なく、悪から救い出されるように、祈っているべきなのだ。
人は、どんなに力強い人でも、どんなに知恵深い人でも、誘惑への抵抗力は無いからだ。

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