• カテゴリ 1列王記 の最新配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

メッセージ - 預言者が、元々与えられていた主の命令とは違う事を言って来た場合(1列王記13:11-19)

預言者が、元々与えられていた主の命令とは違う事を言って来た場合(1列王記13:11-19)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1列王記
執筆 : 
pastor 2016-2-22 23:38

預言者が、元々与えられていた主の命令とは違う事を言って来た場合(1列王記13:11-19)
Youtube動画
メッセージ音声

主は、北イスラエル王国を偶像礼拝へと導いたヤロブアムの罪を、南ユダ王国から来た無名の預言者を通して指摘し、彼を通してインパクトのあるしるしをもって、警告した。
その事はたちまちうわさとなって人々に伝わったが、その出来事を「主からの警告」として心に留めるのではなく、「大活躍した預言者」という人間に注目して、その人にあやかろうとする人も出て来る。

『さてベテルにひとりの年老いた預言者が住んでいたが、そのむすこたちがきて、その日神の人がベテルでした事どもを彼に話した。また神の人が王に言った言葉をもその父に話した。父が彼らに「その人はどの道を行ったか」と聞いたので、むすこたちはユダからきた神の人の行った道を父に示した。』(1列王記13:11-12)
この老預言者は、ヤロブアムが偶像を安置したベテルの町に住んでいたというのに、その罪を犯したヤロブアムに対しては、何の警告もしていなかった。
それでおきながら、南から来た預言者が、大胆に主の御業を為した事を聞くと、彼に会うために出かけて行った。
このように、「御言葉を伝える」という働き人としての分を果たさないまま、活躍した著名な預言者に会いに出かけて行く働き人は、この時代にもいたのだ。

『「あなたはユダからこられた神の人ですか」。その人は言った、「そうです」。そこで彼はその人に言った、「わたしと一緒に家にきてパンを食べてください」。その人は言った、「わたしはあなたと一緒に引き返すことはできません。あなたと一緒に行くことはできません。またわたしはこの所であなたと一緒にパンも食べず水も飲みません。主の言葉によってわたしは、『その所でパンを食べてはならない、水を飲んではならない。また来た道から帰ってはならない』と言われているからです」。』(1列王記13:14-17)
南ユダの預言者は、ヤロブアムに言った事と全く同じ事を、そのままこの老預言者にも伝えた。
すなわち、彼に主から与えられたミッションは、ヤロブアムが造った祭壇に対して預言する事、そして、語るべきを語り終えたなら、一切飲み食いせず、以前通った道も通らずに帰る事だ、という事を。

『彼はその人に言った、「わたしもあなたと同じ預言者ですが、天の使が主の命によってわたしに告げて、『その人を一緒に家につれ帰り、パンを食べさせ、水を飲ませよ』と言いました」。これは彼がその人を欺いたのである。そこでその人は彼と一緒に引き返し、その家でパンを食べ、水を飲んだ。』(1列王記13:18-19)
老預言者は「欺いた」。
彼は、この南ユダからの預言者に、「主(エホバ)」の名を用い、偽の預言をしたのだ。
南の預言者は、彼の偽預言を疑いもせずそのまま受け入れ、飲み食いしてしまった。

ここで疑問が沸き起こる。
このような場合、どうすべきなのだろうか。
すなわち、はじめに主から命じられていた事とは全く別の、あるいは、真逆の指示が、別の人から主の御名によって来た場合は。

そのような場合は、まず、主ご自身に聞くべきである。
彼は、その老預言者の言葉を一切吟味する事なしに飲み食いし、はじめに与えられていた命令は破ってしまったが、その事は彼にとって災いとなってしまう。
ちょうど、アダムとエバが、主から最初に与えられていた命令、善悪を知る知識の木から「取って食べてはならない、食べるなら必ず死ぬ」という命令があったにもかかわらず、蛇からの「食べても決して死なない、むしろ、食べるなら神のようになれる」という言葉にそそのかされ、食べてしまい、そうして呪いと死を招いてしまったのと同じように。

今、私達はどのようにして主ご自身に聞くべきか。それには、預言などの特別な能力はいらない。
私達には既に、「聖書」という、確固とした預言の言葉が与えられており、それに聞くべきである。

もし、この事は聖書に即しているか、いないかが、すぐに分からない場合は、主イエスはいつも生きておられ、いつも聞いておられるお方である。この御方に祈って聞くのだ。
「主よ、いまこの人は、これこれの事を勧めて来ましたが、自分には良し悪しがわかりません。主よ、あなたが教えて導いて下さい。」と祈るのだ。
もしその時、平安が無く、心がざわざわするなら、拒絶したほうが良い。

相手が、かの老預言者のように、経験も立ち居振る舞いも実績も立派に”見える”人であるなら、無意識的に言葉を信じて受け入れやすい所が私達にもあるが、少しでも「おかしいな」という気持ちがよぎったなら、御言葉を開き、祈り求めるべきである。
御言葉に反しているような事であるなら、相手がどんなに偉く経験豊かな人、あるいは、伝統ある大きな団体であったとしても、それを受けてはならない。

現在、多くの人々が、自称・預言者や、自称・神からの導き者と名乗っている人、あるいは宗教団体に惑わされている。
同性愛は許されるのだ、とか、イエス様以外にも救いはあるのだとか、経験も立ち居振る舞いも実績も立派な「老預言者」が、聖書に反する事を堂々と公言しているのは、メディアでよく目にする。
しかし人は、その言葉を発している人や団体が、あまりに有名であったり実績があったりするのを見て、容易に騙され、信じこまされ、いつの間にか主への反逆と呪いへと、向かわされてしまっているものである。

イエス様は、終わりの時代について、あらかじめ注意された。
『またオリブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとにきて言った、「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」。そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。
また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。』(マタイ24:3-7)

現代、イエス様が言われたように、戦争のうわさや、国同士・兄弟姉妹同士の敵対、ききんや地震の頻発のうわさについて、ほぼ毎日メディアから入ってくる。
戦争や地震に備えるのは確かに重要だが、しかし、主が真っ先に「気をつけなさい」と言われた事は、「人に惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう」という事だ。
だから、主の民とされた私達が今、真っ先に気をつけるべきは、人に惑わされないよう気をつける事、なのだ。

私達はこの終わりの時代、決して変わることも裏切る事も無い、真理の御言葉に基づいて行動し、そこから離れずに歩みたい。

トラックバック

トラックバックpingアドレス トラックバックpin送信先urlを取得する
メインメニュー
礼拝ライブ中継

礼拝ライブ中継!

礼拝ライブ中継!

過去の礼拝映像も視聴できます

メッセージ
このページを紹介!

 
 
 
礼拝週報
メッセージ音声
携帯メールで毎日メッセージを購読!無料!

以下コードを読み込み、空メールを送信すれば登録できます。

パソコン/ウィルコム/スマートフォンで受信:以下にメールアドレスを入力下さい。

メルマガ購読・解除
日々のバイブルメッセージ
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
Podcast

以下画像をitunesへドラッグすれば、更新が自動的にPodcast配信されるようになります。

※2020/1/1より以前に登録された方は、再度、以下Podcast画像をitunesへドラッグする必要があります。

 主日礼拝ポッドキャスト

定期祈祷会ポッドキャスト

その他音声 ポッドキャスト

検索
Copyright ©Yokohama Voice of Christ Church 横浜天声キリスト教会
All Rights Reserved.
 〒231-0058 神奈川県横浜市中区弥生町2-17 ストークタワー大通公園?-201
TEL/FAX:045-326-6211

ephes_03-tensei@ yahoo.co.jp
© 2022 Powered by XOOPS Cube 2.1
Welcome Guest