メッセージ - 聖なるお方の手の釘を見よ(ヨハネ19:19-22)

聖なるお方の手の釘を見よ(ヨハネ19:19-22)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2016-3-20 11:01

聖なるお方の手の釘を見よ(ヨハネ19:19-22)
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週報/メッセージ(説教)概要

 本日より始まる1週間は、教会暦における四旬節の最後、主の十字架の苦しみを覚える「受難週(聖週間)」であり、本日はその起点の「しゅろの聖日(パームサンデー)」、すなわち、イエス様がろばに乗ってエルサレムに入城し、人々は「ホサナ」と叫びながらしゅろの葉を持って迎えた事を覚える日である。
最後の三日間は聖木曜日、聖金曜日、聖土曜日と呼ばれ、木曜には主の晩餐を、金曜は主の十字架上での死を覚える日、そして次の主日は、キリスト者にとって最も重要な、主イエス・キリストの復活を記念する「復活祭」である。この一連の、主の十字架の死と復活は、全人類にとって最重要な出来事である。
神の御子・キリストが多くの人のために死ぬ事、それによって救いがもたらされる事は、預言者イザヤをはじめ、多くの預言者達を通して伝えられて来たが、主は、預言者達の口を通してだけではなく、実は、ご自身の「御名」を通しても、イエス・キリストこそメシヤであると、名前の中に意味を込めて伝え続けておられたのだ。主の御名には、どのような意味が隠されているのか?それは、ヘブライ語で見なくては分からない。

主の御名「エホバ」はヘブライ語では「יהוה」であるが(ヘブライ語は昔の日本語のように、右から左の方向で読む)、この4文字(ユッド、ヘー、ヴァヴ、ヘー)は「神聖4文字」と呼ばれ、ユダヤ人は聖なる主の御名をみだりに口に出す事をしないが、ヘブライ語の文字には、それぞれ意味が込められている。
「ユッド」は「手」が関係する文字であり、「ヘー」は「見よ」という意味がある。また、「ヴァヴ」には「釘」の意味がある。すなわち主の御名、 ユッド、ヘー、ヴァヴ、ヘーは「手を見よ、釘を見よ」という意味があるのだ!
主は実に、イエス様が十字架上で釘うたれる事を、主エホバの御名が人に知らされた時以来、ずっと、その御名を通して語り続けておられたのだ。つまり、何百年、何千年もの間、主の御名が宣言される度に、「あの手を見なさい、釘打たれたあの手を見なさい」と、ずっと宣言され続けて来たわけである。
さらに、イエス様の御名も、ヘブライ語で読むと、意味が浮かび上がってくる。
イエス様の御名、イェシュアは、ヘブライ語では「ישוע」(ユッド、シン、ヴァヴ、アイン)であるが、「ユッド」は「手」の意味、「シン」は「聖なる」、「ヴァヴ」は「釘」、「アイン」は「目」、の意味がある。これをつなげると、聖なる御方の手の釘を、その目ではっきり見なさい、という意味になるのではなかろうか。
父なる神様の御名も、御子イエスの御名も、あかしする。聖なる御方の手を、釘を、はっきり見なさい、と。
さらに、父なる神様は、イエス様が十字架につけられたあの場面でも、この御方こそが「手を見よ、釘を見よ」と言われて来た、あの御方である、この方を見よ、と示されている。どういう事か。
ポンテオ・ピラトは、イエス様が十字架につけられる時、罪状書きを十字架の上に掲げたが、彼はそこに「ユダヤ人の王ナザレ人イエス」と書いた。ユダヤ人達は「ユダヤ人の王、と書かないで、彼はユダヤ人の王と自称した、と書いてください。」と言ったが、ピラトは「私の書いたことは私が書いたのです。」と答えた。
その罪状書きは、ヘブル語、ラテン語、ギリシア語の3ヶ国語で書かれ、そして大勢のユダヤ人がこれを読んだが、その罪状書き「ユダヤ人の王ナザレ人イエス」のヘブル語は、次の通りである。
ישוע הנצר ומלך היהדה この4単語のそれぞれの頭の文字を取り出すと、なんと「יהוה」(ユッド、ヘー、ヴァヴ、ヘー)、つまり、エホバの御名がこの言葉の中から浮かび上がってくるのだ!
歴史を動かし、全被造物をイエスキリストへと集約し、イエスにあって全被造物を贖い、救い出される主は、ヘブライ語が読めないピラトさえも動かし、この罪状書きを書かせ、頑としてその内容を変えさせず、イエスこそ主であり王である事を示されたのだ。主はこのように、ユダヤ人に対し、彼らの言語で証されているのに、彼らは頑なに無視し続けているのは、残念な事である。
主はモーセに、自らを「わたしはある」と紹介された。すなわち主は、存在しておられる御方、宇宙万物全ての存在の根源であり、目的であらり、自存者であられる。その主が、あの聖なる御方の手を見よ、くぎ跡を見よ、この御方こそが、あなた方を救う主である、この御方に立ち返りなさい、と言っておられる。
主のくすしい御業を覚え、キリストこそ永遠の昔から認証された救い主である事を心に留めつつ、 キリストの受難と復活を覚える週を送る皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!

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