メッセージ - 祭りを祝えず悲しむ者を集める(ゼファニア3:14-20)
礼拝説教メッセージ音声:祭りを祝えず悲しむ者を集める(ゼファニア3:14-20):右クリックで保存
韓国語通訳有 한국어예배
「その日、人々はエルサレムに向かって言う。「シオンよ、恐れるな、力なく手を垂れるな。
お前の主なる神はお前のただ中におられ、勇士であって勝利を与えられる。主はお前のゆえに喜び楽しみ、愛によってお前を新たにし、お前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。」(ゼファニア3:17)
この希望に満ちた言葉は当然、誰にも彼にも、というわけではなく、悔い改めて主を呼び求める者に対してである。
実はゼファニア書の大部分は、恐ろしい災いの預言に満ちている。
ゼファニアはヨシヤ王の時代に活躍した預言者で、この王は自国から徹底的に偶像礼拝を取り除いたが、その前の王達は、偶像礼拝を広め、強い者達が弱い者を虐げる暴虐に満ちた時代であった。
それ故ゼファニアも、そのような者達に主の怒りの火が下ると1-3章まで預言してきたのである。
神はいてもいなくても同じ、と思っている人(ゼファニア1:12)は、恐ろしさを本当に知らない。
地獄は、確かにある。
私達はライターで簡単に火を点ける事ができるが、地獄ではそれよりも何倍も熱い硫黄による火が見える限り一面に広がり、サタンや偽預言者、イエスを主としない者達がそこで永遠に苦しむのである。
しかし、主は悪い業を悔い改め、心から主を呼び求める者を喜びとし、楽しみ、歌って下さる。
子を持つ親にとって、子供は存在だけでも喜びであるように、主イエスを信じる者は神の子とされ、子とされた者は特別扱いされる。
主は、信じる者のただ中におられ、どこにおいても救いの勇者であり、勝利を与えられる。
たとえ一人であっても、暗闇の中で寒さで震えていても。
「わたしは、祭りを祝えず苦しめられていた者を集める。彼らはお前から遠く離れ、お前の重い恥となっていた。
見よ、そのときわたしは、お前を苦しめていたすべての者を滅ぼす。わたしは足の萎えていた者を救い、追いやられていた者を集め、彼らが恥を受けていたすべての国で、彼らに誉れを与え、その名をあげさせる。」(3:18、19)
誉が与えられる者とは、主の祭りが行えないという事で苦しむ者達であり、主の祭りを祝えなくてもどうも思っていない者達に、誉は与えられない。
主を慕い、主の祭りを行えずに苦しんでいる者達には、主がプライドにかけて恥を除き、苦しみを取り払って下さる。
「そのとき、わたしはお前たちを連れ戻す。そのとき、わたしはお前たちを集める。わたしが、お前たちの目の前で、お前たちの繁栄を回復するとき、わたしは、地上のすべての民の中で、お前たちに誉れを与え、名をあげさせると、主は言われる。」(3:20)
主を恐れる者には、どのような災いの地においても繁栄を回復させ、地上における誉れとして下さる。
地震以来の1週間、主に信頼を置く皆さんを見て、世の人達は驚いたのではないだろうか。
こんな恐ろしい時世なのに、何故こんなに差別的に守られ、心に平安が保たれているのか、と。
主は、信じた者をプライドをかけて守ってくださり、誉れを与えて下さるからである。
その主に拠り頼み、苦しみには慰めを、恥には栄誉を、貧しさには富を、逆に頂く皆さんでありますように。
イエス様の名前によって祝福します。