メッセージ - 主に召し出されても、何をして良いのか分からない時(ヨハネ21:1-8)

主に召し出されても、何をして良いのか分からない時(ヨハネ21:1-8)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2016-4-3 16:42

主に召し出されても、何をして良いのか分からない時(ヨハネ21:1-8)
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週報/メッセージ(説教)概要

 復活祭の後、およそ7週間後の聖霊降誕日までの間を、教会の暦は「復活祭期」「主の復活の第*週」と呼んでいるが、この期間、私達は聖霊に満たされる事を祈り求める時としたい。
弟子達は、いつ、聖霊を受けたか。それは実は、ペンテコステの日ではなく、イエス様の復活の日である。
『イエスはもう一度、彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。』(20:21-22) イエス様はこの時、「あなた方を遣わす」と言われ、そして、息を吹きかけた。
聖霊を受ける理由は、「遣わされるため」である。私達はイエス様の御元で座って聞き入って居たいかもしれない。しかしそこを立って、世へと出て行き、イエス様を伝える者となるべきだ。世に働きは多いからだ。
しかし弟子達は、復活の主からせっかく聖霊の息吹を吹きかけられても、以前と全く変わっていなかった。

『シモン・ペテロは彼らに「わたしは漁に行くのだ」と言うと、彼らは「私達も一緒に行こう」と言った。」(3節)
シモンがここで言った「行く(フパゴー)」には、「徐々に退いて離れて行く、去って行く」の意味がある。
つまり彼らは、せっかくイエス様から「遣わされる」ために聖霊の息吹を吹きかけられたのに、弟子としての働きは徐々に退き、元々していた漁へ戻って行こう、と表明したのだ。私達もそういう所があるかもしれない。
イエス様を信じ、イエス様から「あなたを遣わします」と、聖霊の息を吹きかけられたのに、特に変わり映えが無く、むしろ今までいつも目の前で先頭に立ってリードしてくれていた指導者や、牧師がいなくなったら何も出来ず、何も思い浮かばず、手をこまねいて、以前の状態に戻ろうとしてしまうのは、ありがちである。
しかし私達は既に、イエス様を主と告白する事によって、聖霊の息吹は受けている。(1コリント12:3)
世から引き抜かれ、神の国の者とされている。というのに、今まで頼りにして来たものが目の前からいなくなってしまって、何が出来るだろう、と思う働き人は多い。しかし主を信じて行くなら、大きな働きをするのだ。
『よくよくあなたがたに言っておく。わたしを信じる者は、またわたしのしているわざをするであろう。そればかりか、もっと大きいわざをするであろう。わたしが父のみもとに行くからである。』(14:12)
実際、弟子達はペンテコステ以降、イエス様のわざをなし、とても偉大なわざをして行った。
そこに至るまでは、まだ、色々なステップを踏んでいかなくてはならなかったが。

弟子達は、その夜、何も獲れなかった。ひと度、主から聖霊を息吹かれ、任職を受けたなら、以前していた世の事どもに戻ろうとしても、何も獲れないし、また、世に留まり続けてもひたすら虚しく、何の実りも無いのだ。その時、イエス様は岸辺に立たれたのに、弟子達には、それがイエス様だとは分からなかった。
『イエスは彼らに言われた、「子たちよ、何か食べるものがあるか」。彼らは「ありません」と答えた。』(21:5)
イエス様は、分からないから聞いたのではない。任職と聖霊を受けたのだから、人間をとる漁師に出るべきはずなのに、今までの世の魚を取ろうとするのだから、収穫が虚しいのは当然だろう、と確認したのだ。
『すると、イエスは彼らに言われた、「舟の右の方に網をおろして見なさい。そうすれば、何かとれるだろう」。彼らは網をおろすと、魚が多くとれたので、それを引き上げることができなかった。』(21:6)
イエス様の御旨でない所に闇雲に網を投げても、ひたすら虚しいのだ。伝道であれ、奉仕であれ、御旨でない所に「ここだ」と思って投げても、同じく虚しいのである。しかし、イエス様の御声に従順し、彼が指示される所に網を降ろすなら、人の能力や経験を遥かに超えた、何日分もの養いを得る事が出来る。
そして、それをして下さったのは、人ではなく主であると知り、主はそのような御方であると改めて確認するのだ。ヨハネは「余りある必要を満たされる」というイエス様のご性質を思い出し、「あれは主だ」と叫んだ。
前の仕事・前の状態に戻ろうと言った張本人のペテロは、主であると聞き、衣で裸を覆い海にとびこんだ。
私達も、ペテロのように、イエス様だと気づいたなら、イエス様に敬意を表し、すぐ飛び込んで戻るべきだ。

私達は、イエス様を信じて以降、彼の素晴らしさ、御言葉の甘さを味わっていながら、伝えていなかったり、恐れて戸を閉ざして閉じこもっていたり、前の状態に戻ろうとしたりしていないだろうか。ぬくぬくと現状の心地よさに留まっていないだろうか。もしそうだとするなら、もはやそこを離れて働きに出られるよう、聖霊充満を求めるべきだ。キリストの復活と新しいいのちに生き、永遠の働きをして行く皆さんでありますように!

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