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メッセージ - 黙示録2-3章概要(黙示録2:1-7)

黙示録2-3章概要(黙示録2:1-7)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(新約) » 黙示録(2回目)
執筆 : 
pastor 2016-4-4 20:57

黙示録2-3章概要(黙示録2:1-7)
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黙示録の最初には「アジヤにある七つの教会へ」と記されているが(1:4,11)、2章と3章は、7つの教会の使いに対する個々のメッセージであり、それぞれ、およそ次の構造に従って語られている。

1,一次受信者の指定
例:「エペソにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。」(2:1a)

2,語られるキリストの姿
例:「『右の手に七つの星を持つ者、七つの金の燭台の間を歩く者が、次のように言われる。」(2:1b)

3,賞賛と激励
例:『わたしは、あなたのわざと労苦と忍耐とを知っている。また、あなたが、悪い者たちをゆるしておくことができず、使徒と自称してはいるが、その実、使徒でない者たちをためしてみて、にせ者であると見抜いたことも、知っている。あなたは忍耐をし続け、わたしの名のために忍びとおして、弱り果てることがなかった。』(2:2-3)

4,叱責と警告
例:『しかし、あなたに対して責むべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。』(2:4)

5,勧めの宣言
例:『そこで、あなたはどこから落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい。もし、そうしないで悔い改めなければ、わたしはあなたのところにきて、あなたの燭台をその場所から取りのけよう。』(2:5)

6,勝利者に約束されている報い
例:『勝利を得る者には、神のパラダイスにあるいのちの木の実を食べることをゆるそう』。』(2:7b)

7,二次受信者への命令
例:『耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。』(2:7a)

なお、必ずこの番号順になるとは限らないし、また、賞賛だけあって叱責が無い場合や(スミルナ、フィラデルフィア)、その逆で、叱責だけあって賞賛が無い場合もある。(ラオデキヤ)

この、黙示録という手紙の宛先は、各教会の牧者や説教者、メッセンジャーである事は、以前見た。
この手紙を受け取った各教会の聖徒達は、礼拝の時間、説教者がこの預言のことばを単に朗読し、会衆達は、単に耳を傾けた。

原初の教会の礼拝形式は、主イエスを信じる人々が主日、一つ所に集い、この巻物の書簡を神の言葉として、そのまま朗読し、人々はそれに耳を傾けてアーメンするというとても単純明快なもので、いわゆる「説教」は無いため、言葉の解釈の違いから来る分裂などは無く、各教会の聖徒達は、朗読された御言葉を聞いて、記されていた内容を守り行う歩みを主に捧げるという「礼拝」によって、祝福の実体を経験していた。(「読むだけで開かれるヨハネの啓示録」キム・ヒョンジュン博士著)
まさに「この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。」と記されてある通りである。(1:3)

さて、この手紙の第一の受信者は、エペソ、スミルナなど、アジヤ地方の7つの教会の牧者やメッセンジャー達であったが(2:1,8,12,18,3:1,7,14)、彼ら以外にも、この手紙が読み聞かされるべき人、すなわち、”二次受信者”が存在する、という事は、「耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。」と、7度も繰り返されている事からもわかる。(2:7, 11,17,29,3:6,13,22)
それら二次受信者とは「耳のある者(原意:聞くための耳(単数形))」の全てであり、すなわち、現代を生きるエクレシアである私達・キリスト者達も、この手紙が宛てられた「二次受信者」に含まれているのである。

手紙の一次受信者であるアジヤ地方の教会の牧者達に対しては、彼らそれぞれの生き方や状況、信仰の状態を直接的に評価し、賞賛し、叱責する内容の手紙であったわけだから、彼らはその内容が最も染み渡り、最も適用された事は、事実であろう。
しかし現在、私達がこの手紙の二次受信者へと加えられているからには、私達も、各々置かれた時代や環境、それぞれの信仰や状態に応じた、主からの賞賛や叱責、勧めや報いの言葉を頂くものである。
どんな国、時代、状況の兄弟姉妹であれ、主の言葉を守り御名を否まなかった聖徒達には、フィラデルフィア教会への賞賛があるであろうし、生ぬるい信仰の人には、ラオデキヤ教会への叱責や訓戒があるだろうし、迫害下にある兄弟姉妹には、スミルナ教会への励ましと力づけの言葉を、聖霊より、それぞれいただくであろう。
それはまったく「”御霊が”諸教会に言うことを聞くがよい」と、繰り返し命令されている通りである。

私達は御言葉を読む時、読んだ一人ひとりの心を聖霊様が照らして下さる、その光によってこそ導かれるべきであり、決して、人間が構築した「解釈」という縛りに、御言葉を閉じ込めてはならないのだ。
たとえその解釈が、何世紀に渡る伝統的なものであっても、あるいは、今が旬の有名な先生由来のものであっても。
なぜなら、次のように書かれてあるからだ。
『こうして、預言の言葉は、わたしたちにいっそう確実なものになった。あなたがたも、夜が明け、明星がのぼって、あなたがたの心の中を照すまで、この預言の言葉を暗やみに輝くともしびとして、それに目をとめているがよい。聖書の預言はすべて、自分勝手に解釈すべきでないことを、まず第一に知るべきである。なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく、「人々が聖霊に感じ、神によって語ったもの」だからである。』(2ペテロ1:19-21)
『この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられる。また、もしこの預言の書の言葉をとり除く者があれば、神はその人の受くべき分を、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、とり除かれる。』(黙示録22:18-19)

私達がこの預言の言葉を読み上げる時、聖霊様が直接、おのおのに御言葉を悟らせ、理解させる働きをして下さる、という約束がある。
それならば、御言葉が宣言される時、牧者も信徒たちも、宣言している人も、聞いている人も、今、聖霊様が働き、悟らせて下さる事を信じて、聖霊様のわざが豊かに為される事を祈り求めた上で朗読し、また聞くべきなのだ。

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この黙示録メッセージは、無断複写・転載を禁じます。

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