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メッセージ - バシャとエラ - 懲りずに主の忌み嫌われる道を歩み、二代で終わってしまった王朝(1列王記15:32-16:14)

バシャとエラ - 懲りずに主の忌み嫌われる道を歩み、二代で終わってしまった王朝(1列王記15:32-16:14)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1列王記
執筆 : 
pastor 2016-7-27 14:10

バシャとエラ - 懲りずに主の忌み嫌われる道を歩み、二代で終わってしまった王朝(1列王記15:32-16:14)
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主の道に歩まなかったソロモンへの反対勢力として、主はヤロブアムを反逆者として起こし、もし彼が主の道に歩むなら、ダビデの家のような長く続く家とする事を約束されたが、彼は主の道を捨て、不思議なしるしを通して警告を与えられても、頑なにその道を改めなかったため、ついには警告どおりの滅びが追いついてしまい、謀反者バシャによって、一族郎党、全員殺されてしまった。
こうしてヤロブアム王朝はわずか二代で終わり、王朝は、バシャへと移る。

『ユダの王アサの第三年にアヒヤの子バアシャはテルザでイスラエルの全地の王となって、二十四年世を治めた。彼は主の目の前に悪を行い、ヤラベアムの道に歩み、ヤラベアムがイスラエルに犯させた罪をおこなった。』(1列王記15:33-34)
ヤロブアムの統治は22年続であったのに対し、バシャの統治は、それより2年長い。
しかし彼はヤロブアムと同じ道を歩み、そして、ヤロブアムと同じ運命を辿る事になってしまう。
それは、彼も主の言葉を無視し、偶像礼拝に邁進してしまったからである。
「ヤロブアムの道」に歩む者には、ヤロブアムと同じ運命が待っている。これは列王記では何度も繰り返されるパターンである事は前にも見た通りだ。

『そこで主の言葉がハナニの子エヒウに臨み、バアシャを責めて言った、』(1列王記16:1)
バシャを戒める預言者・エフーの父は、ハナニである。
彼はかつて、南ユダの王・アサに警告の預言をしたが、アサ王は悔い改めるのではなくその預言者に怒り、彼に足かせをかけてしまった結果、アサは足の病気にかかり、それでも悔い改めなったので、その足の病が元で死んでしまった。
そのような実績のあるハナニの子、エフーが、バシャに警告する。
『「わたしはあなたをちりの中からあげて、わたしの民イスラエルの上に君としたが、あなたはヤラベアムの道に歩み、わたしの民イスラエルに罪を犯させ、その罪をもってわたしを怒らせた。それでわたしは、バアシャとその家を全く滅ぼし去り、あなたの家をネバテの子ヤラベアムの家のようにする。バアシャに属する者で、町で死ぬ者は犬が食べ、彼に属する者で、野で死ぬ者は空の鳥が食べるであろう」。』(1列王記16:2-4)

王が道を誤る事の何よりも罪深い点は、「わたしの民イスラエルに罪を犯させ」た事である。
もし臣下の民が、何百万かいるとしたら、その何百万全員を滅びへと向かわせてしまうからだ。
つまづきを与える指導者の罪は、重い。
「わたしの兄弟たちよ。あなたがたのうち多くの者は、教師にならないがよい。わたしたち教師が、他の人たちよりも、もっときびしいさばきを受けることが、よくわかっているからである。」(ヤコブ3:1)

しかし、主の恵み憐れみは、バシャにも注がれていた。
もし、彼が警告に従って悔い改めていたなら、歴史は当然変わっていたであろうが、結局彼は改めなかった。

『バアシャのその他の事績と、彼がした事と、その勲功とは、イスラエルの王の歴代志の書にしるされているではないか。バアシャはその先祖と共に眠って、テルザに葬られ、その子エラが代って王となった。
主の言葉はまたハナニの子預言者エヒウによって臨み、バアシャとその家を責めた。これは彼が主の目の前に、もろもろの悪を行い、その手のわざをもって主を怒らせ、ヤラベアムの家にならったためであり、また彼がヤラベアムの家を滅ぼしたためであった。ユダの王アサの第二十六年にバアシャの子エラはテルザでイスラエルの王となり、二年世を治めた。』(1列王記16:5-8)

バシャの子・エラに王権が移った時、その治世は、わずか二年であった。
ヤロブアムと全く同じパターンである。ヤロブアムの子・ナダブの時もまた、統治はわずか二年であった。
されど二年である。
その二年は、父の罪を見て、そこから離れるための猶予としては、充分であった。
しかしエラは、その二年という”猶予期間”を用いて、何をしたか。
彼はその憐れみ期間、あらゆる悪を行う事によって費やし、そうして悔い改めるべき時間を食いつぶし、ついには、滅びが追いついてしまったのだ。
私達も、憐れみの期間が与えられているのであれば、その尊い時間を食いつぶしてはならない。

いくら注意されても、悪事を止めない人がいる。
主の目に悪とされる事をどんなに行っても大きな罰が下った事は無い、と言って、あたかも主がおられないかのように、平気で罪の飲み食いをする。
信仰の人から「そんな事していたらやがて滅びが追いついてしまう」と、どんなに言われても、「今まで滅びなど来なかった、この道を続けても大丈夫だ」と言って、罪のブランコでブラブラと遊んでいるとするなら、やがて必ず、罪の刈り取りをする事になるのだ。
この事は、列王記のみならず、サムエル記でも、いや、聖書全体を通して、そのパターンを見ることができる。

バシャの滅びは、ある日突然来た。
『彼がテルザにいて、テルザの宮殿のつかさアルザの家で酒を飲んで酔った時、その家来で戦車隊の半ばを指揮していたジムリが、彼にそむいた。そしてユダの王アサの第二十七年にジムリは、はいってきて彼を撃ち殺し、彼に代って王となった。ジムリは王となって、位についた時、バアシャの全家を殺し、その親族または友だちの男子は、ひとりも残さなかった。こうしてジムリはバアシャの全家を滅ぼした。主が預言者エヒウによってバアシャを責めて言われた言葉のとおりである。』(1列王記16:9-12)
結局、バシャの王朝はヤロブアムと全く同じ運命を辿ってしまい、謀反によって成り上がったバシャの家は、同じく、自分の家来の謀反によって滅んでしまった。

『これはバアシャのもろもろの罪と、その子エラの罪のためであって、彼らが罪を犯し、またイスラエルに罪を犯させ、彼らの偶像をもってイスラエルの神、主を怒らせたからである。エラのその他の事績と、彼がしたすべての事は、イスラエルの王の歴代志の書にしるされているではないか。』(1列王記16:13-14)
彼らが滅んだ原因は、ヤロブアムと全く同じだ。
主を怒らせる行いを続け、それを指摘されても改めないという、滅びのパターンを歩んだからだ。
こうしてバシャの王朝も、たった二代で終わってしまった。

いのちの道から右にも左にも逸れる事なく、御言葉から離れず、何をしても栄える祝福のパターンを歩み続ける皆さんでありますように!
イエス様のお名前によって祝福します!

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