メッセージ - 隔ての壁を打ち壊すお方(使徒10:44-48)
礼拝説教メッセージ音声:隔ての壁を打ち壊すお方(使徒10:44-48):右クリックで保存
韓国語通訳有 한국어예배
異邦人が聖霊を受けると、ユダヤ人たちは非常に驚いた。
聖霊は神の民ユダヤ人にしか与えられないという固定概念があったからである。
しかし神の最終的な御心は、ユダヤ人も異邦人も、人類全体が救いに至る事である。
律法ではユダヤ人は異邦人と一線を画すよう促されている。
しかし異邦人には、主の名を愛し、仕え、教えを守るなばら、神に受け入れられるという預言がある。(イザヤ56:1-7)
コルネリウスに関しては祈りと施しを忠実に為し、まさにイザヤ56章の言葉を守っていたため、主は異邦人という区別をされず、御言葉どおり省みて下さったのである。
ユダヤ人と異邦人という二つの隔ての壁を打ち壊すお方が、イエスキリストである。
異邦人は、割礼を受けている人々からは無割礼の者と呼ばれ、神から遠く離れているとされていたが、今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となった。(エペソ2:11-13)
そしてキリストは、ユダヤ人と異邦人の敵意の壁を打ち壊し、平和をもたらし、双方を一つの新しい人、すなわちキリストの花嫁として造り上げた。(14-16節)
もはや外国人や寄留者ではなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、かなめ石キリストにおいて聖なる神殿として建て上げられ、聖霊によって神の住まいとなるのである。(19-22節)
それ故、異邦人がペテロの御言葉を信仰を持って聞いた時、聖霊が与えられたのであり、キリストにあって異邦人もユダヤ人も何の隔ても無いのである。
異邦の習慣により男性器が切り取られてしまった宦官であったとしても、そうである。(使徒8:26-40)
「なぜなら、主はこう言われる、宦官が、わたしの安息日を常に守り、わたしの望むことを選び、わたしの契約を固く守るなら
わたしは彼らのために、とこしえの名を与え、息子、娘を持つにまさる記念の名を、わたしの家、わたしの城壁に刻む。その名は決して消し去られることがない。」(イザヤ56:4,5)
例え心や体に、主の嫌われる異邦の習慣による印や、異教的な儀式による印を受けてしまっていたとしても、悔い改めてイエスを主とするなら救われるのだ。
イエスこそ、全ての肉体的・霊的束縛を解き放つ主である。
コルネリウス他、異邦人に聖霊が下ったのは、ペテロがイエスキリストを語り始めたからである。
「イエスのあかしは預言の霊」であると御使いは言う。(黙示録19:10)
預言など聖霊のしるしについてはキリスト教会で色々と議論されているが、異言よりも、預言よりも、その大元である「イエスのあかし」が大切である。
イエスを心で信じて受け入れるなら救われ、義とされ、賜物(贈り物)として聖霊が与えられるのだ。
以前は邪悪な者であった私達は、驚くばかりの恵みによって救われた。
その恵みをいつも感謝し、喜び、聖霊によって守られる皆さんでありますように。
イエス様の名前によって祝福します!