メッセージ - 第二列王記概要(2列王記1:1-2)
第二列王記概要(2列王記1:1-2)
Youtube動画
メッセージ音声
1:1 アハブが死んだ後、モアブはイスラエルにそむいた。
1:2 さてアハジヤはサマリヤにある高殿のらんかんから落ちて病気になったので、死者をつかわし、「行ってエクロンの神バアル・ゼブブに、この病気がなおるかどうかを尋ねよ」と命じた。
元々、サムエル記と列王記は共に一つの書だったが、ギリシャ語聖書の70人訳聖書の時に分割され、第一・第二サムエル記を「王国の第1・2」と、列王記は「王国の第3・4」とされている。
だから全く続き。
第一の全く続きから始まる。しかし、あまり進行状態は良くない事が分かる。
アハジヤはサマリヤにある高殿のらんかんから落ちて病気になったので、使者をつかわし、「行ってエクロンの神バアル・ゼブブに、この病気がなおるかどうかを尋ね。。。
バアルゼブブは訳すと蝿の王。イスラエルの神にでなく、蝿の王に伺いを立てに行く所にイスラエルの堕落ぶりが分かる。
実際、彼の父はアハブ、母はイゼベル、イスラエルに害悪をもたらした代表格の王である。
アハブはどんなに預言者が遣わされても、どっちつかずを改めず、結局、悪を行い通し、多くのイスラエル人、何百万を地獄へと導くような事を止めなかったゆえに、ついに天上会議が行われ、死に至らしめられた。
その最後、どんなに姑息な防護手段を取っても、無駄だった。(第一列王記最後)
列王記にずっと流れる法則、それは、主に従う王は祝福され栄え、従わず御言葉に逆らう王は呪われ衰退する事だ。それは私たちの人生にも全く当てはまる。
列王記で唯一評価されるポイントは、主に従うか。である。どんなに業績を残しても、悪い王であるなら、全く評価されない。
例えばヤロブアム2世はレバノン山から死海に至るまでの広大な領土を回復したが、わずか3節に業績を留めるだけだった。(2列王記14章)
結局、主に従う事、それが全てである。なぜなら全てを支配しておられるのは、神である主だからだ。
2:20 ダニエルは言った、「神のみ名は永遠より永遠に至るまでほむべきかな、知恵と権能とは神のものである。
2:21 神は時と季節とを変じ、王を廃し、王を立て、知者に知恵を与え、賢者に知識を授けられる。
2:22 神は深妙、秘密の事をあらわし、暗黒にあるものを知り、光をご自身のうちに宿す。