メッセージ - エリヤの霊の二つを受けたエリシャの性質(2列王記2:1-18)

エリヤの霊の二つを受けたエリシャの性質(2列王記2:1-18)

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pastor 2017-1-12 21:40

エリヤの霊の二つを受けたエリシャの性質(2列王記2:1-18)
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 2:1 主がつむじ風をもってエリヤを天に上らせようとされた時、エリヤはエリシャと共にギルガルを出て行った。

エリヤは行きたまま天に上げられた。エノクのように。終わりの日、行きたまま天に上げられる聖徒達もいる。
「取られた」と訳されたヘブル語は「ラーカハ」第一テサロニケ 4章16〜18節「引き上げられ」と訳されているギリシャ語は「ハンパゾー」ἁρπάζωで、その意味するところは「一瞬にして、力づくで取り去る、かさらう」。


 2:2 エリヤはエリシャに言った、「どうぞ、ここにとどまってください。主はわたしをベテルにつかわされるのですから」。しかしエリシャは言った、「主は生きておられます。またあなたも生きておられます。わたしはあなたを離れません」。そして彼らはベテルへ下った。
 2:3 ベテルにいる預言者のともがらが、エリシャのもとに出てきて彼に言った、「主がきょう、あなたの師事する主人をあなたから取られるのを知っていますか」。彼は言った、「はい、知っています。あなたがたは黙っていてください」。

ともがらがいた。ヘブライ語ではベン、KJVは子達。
預言者の子供たちがいた。エリヤはかつて一人しか残されていないと嘆いたが、主は残しておられ、そして、見事エリヤは各地に預言者の子達を育て上げたのだ。邪悪な時代の中にあって。

ここで預言者のともがらは、知っていた。エリシャも、ともがらはあきらめた、けどエリシャはあきらめなかった。ついて行く事を。
エリシャは誰より主人に対して忠実。
彼はエリヤに召し出された時でも、父母に忠実だった。だから、主の目に留まったのだろう。

 2:4 エリヤは彼に言った、「エリシャよ、どうぞ、ここにとどまってください。主はわたしをエリコにつかわされるのですから」。しかしエリシャは言った、「主は生きておられます。またあなたも生きておられます。わたしはあなたを離れません」。そして彼らはエリコへ行った。
 2:5 エリコにいた預言者のともがらが、エリシャのもとにきて彼に言った、「主がきょう、あなたの師事する主人をあなたから取られるのを知っていますか」。彼は言った、「はい、知っています。あなたがたは黙っていてください」。

ここの預言者のとがらも全く同じことを言い、エリシャも同じく答えた。

 2:6 エリヤはまた彼に言った、「どうぞ、ここにとどまってください。主はわたしをヨルダンにつかわされるのですから」。しかし彼は言った、「主は生きておられます。またあなたも生きておられます。わたしはあなたを離れません」。そしてふたりは進んで行った。
 2:7 預言者のともがら五十人も行って、彼らにむかって、はるかに離れて立っていた。彼らふたりは、ヨルダンのほとりに立ったが、
 2:8 エリヤは外套を取り、それを巻いて水を打つと、水が左右に分れたので、二人はかわいた土の上を渡ることができた。

エリヤに与えられている霊が、奇跡を行う力があるのだ。


 2:9 彼らが渡ったとき、エリヤはエリシャに言った、「わたしが取られて、あなたを離れる前に、あなたのしてほしい事を求めなさい」。エリシャは言った、「どうぞ、あなたの霊の二つの分をわたしに継がせてください」。


いよいよ天にあげられる瞬間が近づいた。その時、エリシャはこのように求めた。
それは、彼が力強くなりたいからとか、有名になりたいから、ではない。
彼は、エリヤが挙げられる事を悲しんでいた。いつまでもついていった。
そして、エリヤが上げられた後、残される自分、残されるともがらたち、そして、邪悪なイスラエル。
それを前に、エリヤの霊が必要だ、と、誰より感じていたのだ。
彼はエリヤの後継者として定められていた。それなのに今の自分は、、、と、自身が無かったのかもしれない。
だから、エリヤの霊が必要だったのだ。ちょうど、若きソロモンが全イスラエルを治める知恵を求めたように。
これは正統な要求である。私たちも、さらに優れた賜物が、御霊が、与えられるよう祈るべきである。邪悪な時代に伝えていくために、主の聖徒達を導くために。


 2:10 エリヤは言った、「あなたはむずかしい事を求める。あなたがもし、わたしが取られて、あなたを離れるのを見るならば、そのようになるであろう。しかし見ないならば、そのようにはならない」。

これはエリヤのマターではなく主のマターだ。
エリヤは、いつ一瞬にして取り去られるか分からない。だからエリシャはずっとエリヤを見続けていなくてはならない。
「引き上げられ」と訳されているギリシャ語は「ハンパゾー」ἁρπάζωで、その意味するところは「一瞬にして、力づくで取り去る、かさらう」こと。
私たちも、いつ、主が来られるか、いつ、取り去られるか分からない。
だから、目を覚ましておれ、と、主は何度も命じられた。
霊が与えられるためには、その、いつも目を覚まして求め続ける必要があるのだ。

 2:11 彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった。
 2:12 エリシャはこれを見て「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだが、再び彼を見なかった。そこでエリシャは自分の着物をつかんで、それを二つに裂き、

彼は衣を裂いた。悲しかったのだ。そして、心細く不安だったのだ。
ヨルダンを裂いたのは、エリヤであってエリシャではなかった。そのエリヤはもういない。
目の前には、預言者のともがらが、邪悪なイスラエルがある。
彼は必死だっただろう

 2:13 またエリヤの身から落ちた外套を取り上げ、帰ってきてヨルダンの岸に立った。
 2:14 そしてエリヤの身から落ちたその外套を取って水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられますか」と言い、彼が水を打つと、水は左右に分れたので、エリシャは渡った。

エリヤの霊は、彼に注がれていた。

 2:15 エリコにいる預言者のともがらは彼の近づいて来るのを見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言った。そして彼らは来て彼を迎え、その前に地に伏して、
 2:16 彼に言った、「しもべらの所に力の強い者が五十人います。どうぞ彼らをつかわして、あなたの主人を尋ねさせてください。主の霊が彼を引きあげて、彼を山か谷に投げたのかも知れません」。エリシャは「つかわしてはならない」と言ったが、
 2:17 彼の恥じるまで、しいたので、彼は「つかわしなさい」と言った。それで彼らは五十人の者をつかわし、三日の間尋ねたが、彼を見いださなかった。
2:18 エリシャのなおエリコにとどまっている時、彼らが帰ってきたので、エリシャは彼らに言った、「わたしは、あなたがたに、行ってはならないと告げたではないか」。

ともがらたちの目の前で公に、エリシャがエリヤにつぐ預言者となった。
そしてともがらたちは、逆の事をした。
エリヤがいる時はエリヤをあきらめたのに、エリヤがいなくなってから未練がましくしつこく。きっと会いたかったのだろう。見つけたかったのだろう。そしてエリシャは、無駄だと。
ここにエリシャとその他の違いがある。不信仰、不忠実、だったのだ。エリシャよりも。

エリシャはしっかり、主人が共に「いる」時に、尽くし尽くした。だから、未練は無かった。私たちも、いつ隣の友人が、肉親が、主人が、取り去られるか分からない。だから、忠実に、生きている間、隣にいる間、誠実を尽くすべきだ。
そして、今この時代、邪悪な時である。私たちも
求め続けるべきだ。そして主に忠実であり続けるべきだ。

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