メッセージ - 主ご自身の栄光のため、そして主のしもべのため(2列王記19:20-31)

主ご自身の栄光のため、そして主のしもべのため(2列王記19:20-31)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 2列王記
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pastor 2017-6-6 7:17

主ご自身の栄光のため、そして主のしもべのため(2列王記19:20-31)
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アッシリヤは圧倒的勢力と勢いと、装備と、そして残虐さをもってイスラエルに迫ってきた。
前の時はヒゼキヤ王が預言者イザヤに祈りを要請するためにたが、今度はヒゼキヤ王みずから主の御前に進み出て、主の祈りのような真実な祈りをした。
その結果、今度は、主が預言者を動かし、ヒゼキヤの元に御言葉を送って下さる。

19:20 その時アモツの子イザヤは人をつかわしてヒゼキヤに言った、「イスラエルの神、主はこう仰せられる、『アッスリヤの王セナケリブについてあなたがわたしに祈ったことは聞いた』。
主は、全てをご存知であり、聞いておられる。

19:21 主が彼について語られた言葉はこうである、/『処女であるシオンの娘は/あなたを侮り、あなたをあざける。エルサレムの娘は/あなたのうしろで頭を振る。

主はエルサレムを「処女であるシオンの娘」と評価して下さった。
ヒゼキヤの前の王の時代の状況を見るなら到底「処女」とは呼べないような汚れた霊的状況だったが、しかし心を尽くして主に立ち返ったヒゼキヤの世代に対しては、穢れ無き者として評価して下さる。

しかも、シオンの娘は、「あなたを侮り、あなたをあざける」「あなたのうしろで頭を振る。」と。
現実の状況としては、アッシリヤがエルサレムを侮り、あざけり、頭を振ってばかにする状況であるが、心を尽くして主を主とし、主に助けを求めるなら、主は立場を全くもって逆転させて下さるのだ。

19:22 あなたはだれをそしり、だれをののしったのか。あなたはだれにむかって声をあげ、/目を高くあげたのか。イスラエルの聖者にむかってしたのだ。
主を敬う民をそしり、ののしる事は、主をそしり、ののしる事になるのだ。
主が教会の迫害者サウロに対して、「なぜ”わたし”を迫害するのか」と言われたように。

19:23 あなたは使者をもって主をそしって言った、/「わたしは多くの戦車をひきいて山々の頂にのぼり、/レバノンの奥に行き、/たけの高い香柏と最も良いいとすぎを切り倒し、/またその果の野営地に行き、/その密林にはいった。
19:24 わたしは井戸を掘って外国の水を飲んだ。わたしは足の裏で、/エジプトのすべての川を踏みからした」。

内容的は、アッシリヤ自身が豪語した自慢話であるが、しかしそれに対する主の評価は、「主をそしって言った」である。
全てを支配しておられる主を脇に置いて、自分の実績や栄誉を自慢話するのは、主をそしる事である。
私達は何かをしたと思った時、ヨセフやダニエルのように、「わたしではありません、主です」と告白するべきである。

19:25 あなたは聞かなかったか、/昔わたしがこれを定めたことを。堅固な町々をあなたが荒塚とすることも、/いにしえの日からわたしが計画して/今これをおこなうのだ。
19:26 そのうちに住む民は力弱くおののき、恥をいだいて、/野の草のように、青菜のようになり、/育たないで枯れる屋根の草のようになった。

彼らとしては、自分の力や知恵によって実績を上げたかのように思っているが、実はそれは主は昔からご計画しておられた事なのだ。
イスラエルが罪を犯した故に、それを懲らしめる杖として、主がアッシリヤを立てて、利用したに過ぎない。

19:27 わたしはあなたのすわること、出入りすること、/わたしにむかって怒り叫んだことをも知っている。

主は、私達の事をも全てご存知である事が、詩篇139篇に記されている。
139:1 主よ、あなたはわたしを探り、わたしを知りつくされました。
139:2 あなたはわがすわるをも、立つをも知り、遠くからわが思いをわきまえられます。
139:3 あなたはわが歩むをも、伏すをも探り出し、わがもろもろの道をことごとく知っておられます。
139:4 わたしの舌に一言もないのに、主よ、あなたはことごとくそれを知られます。
139:5 あなたは後から、前からわたしを囲み、わたしの上にみ手をおかれます。
139:6 このような知識はあまりに不思議で、わたしには思いも及びません。これは高くて達することはできません。

主はへりくだって祈り求める密かな祈りも、また、高慢な者達がひそかに会議する事さえも、全て聞いておられる。
そこで主は、高慢な者を引きずり降ろされる。
19:28 あなたがわたしにむかって怒り叫んだことと、/あなたの高慢がわたしの耳にはいったため、/わたしはあなたの鼻に輪をつけ、/あなたの口にくつわをはめて、/あなたをもときた道へ引きもどすであろう』。

そして、ユダに対しては次のように宣言される。
19:29 『あなたに与えるしるしはこれである。すなわち、ことしは落ち穂からはえたものを食べ、二年目にはまたその落ち穂からはえたものを食べ、三年目には種をまき、刈り入れ、ぶどう畑を作ってその実を食べるであろう。
19:30 ユダの家ののがれて残る者は再び下に根を張り、上に実を結ぶであろう。
19:31 すなわち残る者がエルサレムから出てき、のがれた者がシオンの山から出て来るであろう。主の熱心がこれをされるであろう』。

イスラエルの多くは、アッシリヤによって殺されたり引かれて行ってしまったが、残りの者が、いるのである。
ヒゼキヤは熱心に主に仕え、過越祭を何百年ぶりに行おうと呼びかけたが、多くの人達は彼をあざけりばかにした。
主は、そのような不信仰な者達は洗い流し、わずかに残った主に忠実な人達を起こして彼らを増やしていくという事を、聖書の中で繰り返して来られた。

そこで主は、アッシリヤに対して明確に宣言される。
19:32 それゆえ、主はアッスリヤの王について、こう仰せられる、『彼はこの町にこない、またここに矢を放たない、盾をもってその前に来ることなく、また塁を築いてこれを攻めることはない。
19:33 彼は来た道を帰って、この町に、はいることはない。主がこれを言う。

そして、次の言葉が、全ての事を為された主の動機である。

19:34 わたしは自分のため、またわたしのしもべダビデのためにこの町を守って、これを救うであろう』」。

全ては、主ご自身の栄光のため。そして、主のしもべのため。
それが、主の民の全歴史を動かしている。
だからもし、主の民が主を敬わず、主の教えを軽んじる事を続けて止めないなら、主はおそろしい災害をもってその者達を打ち、人々はその災害のひどさ、恐ろしさを見て主を敬うのである。
エレミヤ22:8 多くの国の人はこの町を過ぎ、互に語って、「なぜ主はこの大いなる町をこのようにされたのか」と言うとき、
22:9 人は答えて、「これは彼らがその神、主の契約を捨てて他の神々を拝し、これに仕えたからである」と言うであろう』」。

しかしもし、主の民が主を心から敬い、御言葉の通りに行うなら、主は祝福をもって答え、そうして全ての人々は、生きておられる主の栄光を仰ぎ見るのである。

19:35 その夜、主の使が出て、アッスリヤの陣営で十八万五千人を撃ち殺した。人々が朝早く起きて見ると、彼らは皆、死体となっていた。
19:36 アッスリヤの王セナケリブは立ち去り、帰って行ってニネベにいたが、
19:37 その神ニスロクの神殿で礼拝していた時、その子アデランメレクとシャレゼルが、つるぎをもって彼を殺し、ともにアララテの地へ逃げて行った。そこでその子エサルハドンが代って王となった。

こうして主の力と栄光は現れた。
主は最初からこれをなさらないのは、人々が主を知り、主により頼む事を教えるためであり、主を恐れ敬う人にはいかに祝福と幸いがあり、そして主を軽んじののしる者にはいかに呪いが降るかを、明らかにするためであろう。

私達も、「主のしもべ」という立ち位置に入るなら、主は私達を「おとめ」と呼んで下さり、彼の守りの中に入ることが出来る。
しかし主を頼みとしない者は、その守りはいつまでもその人のものとはならず、最後までそれをしないなら、ついには災いに追いつかれてしまうのだ。

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