メッセージ - 御言葉を声に出し、論じ合いなさい(申命記6:4-9)
御言葉を声に出し、論じ合いなさい(申命記6:4-9)
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申命記6:4 イスラエルよ聞け。われわれの神、主は唯一の主である。
ユダヤ人達はこの言葉を何よりも大切にする。
正統派ユダヤ人達は、子供が母の胎にいる時から、母は胎の子にトーラーを語りかけ、生まれた時、彼らに真っ先にこのシェマーの一文を教えこむ。
彼らは一日のはじめにこの言葉を宣言してから一日を始める。それ程、大切な言葉である。
この一文のヘブライ語は、次のものである。
שׁמע ישׂראל יהוה אלהינו יהוה אחד׃
(シェマー イスラエル アドナイ エロヒーヌ アドナイ エハド)
トラー(モーセ五書の巻物)の中で、この一文のはじめと最後の文字(シェマーのアインと、エハドのダレッド)が、大きな文字で記される。
それはすなわち、この一文は大声を出して宣言しなさい、という事である。
声に出す、という事が大事である。
声に出すとは、自分の心に閉じ込められていて外には現れていない「言葉」を、声帯を振わせ、周囲の空気を振動させる事のよって、具現化し、それによって、自分自身が神の御言葉を信じている事と、神が確かに生きておられるという事を、内外に示し、それによって霊的世界をも震わせる、という事である。
すなわち、御言葉を声に出す事によって、御言葉の内容を自分に言い聞かせ、自分の脳に刻みつけ、心に刻みつけ、そして霊的世界を造り変え、それによって現実世界を動かして行くのである。
霊の世界は、私達の信仰を混ぜた真理の言葉によって動かされ、現実世界は、霊的世界によって動かされるからである。
2コリント4:18 わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。
申命記6:5 あなたは心をつくし、精神をつくし、力をつくして、あなたの神、主を愛さなければならない。
6:6 きょう、わたしがあなたに命じるこれらの言葉をあなたの心に留め、
6:7 努めてこれをあなたの子らに教え、あなたが家に座している時も、道を歩く時も、寝る時も、起きる時も、これについて語らなければならない。
言葉を心に留める、とは、刻みつける事である。
ノミで彫刻を型取り出すように。
そして、口論しなさい、論じなさい、と言われている。
論理的に動かないように、論理的に武装しなさいという事である。
時代は闇の言葉があちこちに存在し、それに浸しこまれた人達は、御言葉が理解できない、あるいは闇を好き好む人は、光に属するいのちの言葉を忌み嫌う。
だから、御言葉によって武装されていなかったら、暗闇に敵対する術なく、倒れてしまう。
そのために、御言葉を口ずさみ、互いに御言葉を論じ合い、決して動かされないようにしなくてはならない。
それで、言われている。
6:8 またあなたはこれをあなたの手につけてしるしとし、あなたの目の間に置いて覚えとし、
6:9 またあなたの家の入口の柱と、あなたの門とに書きしるさなければならない。