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メッセージ - 神の民の系図に入れられるかどうかの鍵(1歴代誌5:1-26)

神の民の系図に入れられるかどうかの鍵(1歴代誌5:1-26)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1歴代誌
執筆 : 
pastor 2017-8-2 7:00

神の民の系図に入れられるかどうかの鍵(1歴代誌5:1-26)
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(音声データは毎週土曜日にアップ予定です)

5章はルベン、ガド、マナセの半部族の系図が記されている。
系図と言っても、必ずしも長男、次男の順ではないし、先祖とのつながりが不明なものも多い。
マタイ福音書1章の系図でもそうだが、神の民の系図は、先祖がどのような血筋であるかどうか、長男・次男の順序はどうであるかより、むしろその本人自身が「主の御前に正しく歩む」事が重要であり、そうでないなら、系図から容赦なく除外されてしまうし、また、そうであるなら、いかに先祖とのつながりが不明であろうと、系図に載せられるのである。
以下の御言葉がそれを証明している。

5:1 イスラエルの長子ルベンの子らは次のとおりである。――ルベンは長子であったが父の床を汚したので、長子の権はイスラエルの子ヨセフの子らに与えられた。それで長子の権による系図にしるされていない。
5:2 またユダは兄弟たちにまさる者となり、その中から君たる者がでたが長子の権はヨセフのものとなったのである。――

ルベンは血筋的には長男であるが、その長子の権は奪われ、歴代誌の系図も、わずか10節にも満たない。それはルベンが御前に悪を行い、親を汚すような事をしたからだ。
かといって、父が祝福したヨセフの子ら(エフライム、マナセ)が実際的に祝福されたかというと、そうでもない。
結局のところ、兄弟達の長となり王達が生まれたのは、ユダ族だった。

聖書では、長男が衰え、末っ子が栄える、というパターンが多いが、だからといって、長男は宿命的に祝福を受けられない、とは限らないし、末っ子なら自動的に祝福されるわけでもない。
かといって、父が特別えこひいきして祝福した子が必ずしも祝福されるとも限らない。
結局のところ、その人が実際に祝福されるかどうかは、神の民としてどのような信仰で歩み、どのような行いを積み重ねて行くかによりけりなのだ。

5:11 ガドの子孫はこれと相対してバシャンの地に住み、サルカまで及んでいた。
5:12 そのかしらはヨエル、次はシャパム、ヤアナイ、シャパテで、ともにバシャンに住んだ。

ここに出てくる系図は、創世記や民数記のガドの息子たちとはつながらず、むしろ彼らの居住地や有力者たちの情報について記されている。
血筋的な順序や前後関係が重要なのではなく、主の御前に正しく歩んで祝福されたかどうかが、系図に記載される上で重要であるからだ。

5:18 ルベンびとと、ガドびとと、マナセの半部族には出て戦いうる者四万四千七百六十人あり、皆勇士で、盾とつるぎをとり、弓をひき、戦いに巧みな人々であった。
5:19 彼らはハガルびとおよびエトル、ネフシ、ノダブなどと戦ったが、
5:20 助けを得てこれを攻めたので、ハガルびとおよびこれとともにいた者は皆、彼らの手にわたされた。これは彼らが戦いにあたって神に呼ばわり、神に寄り頼んだので神はその願いを聞かれたからである。
5:21 彼らはその家畜を奪い取ったが、らくだ五万、羊二十五万、ろば二千あり、また人は十万人あった。
5:22 これはその戦いが神によったので、多くの者が殺されて倒れたからである。そして彼らは捕え移される時まで、これに代ってその所に住んだ。

ここに、ルベン・ガド・マナセの半部族が信仰をもって戦いを仕掛け、勝利した記述が挿入されている。
彼らはこの時、「戦いにあたって神に呼ばわり、神に寄り頼んだので神はその願いを聞かれた」と、わざわざ記している所に、神の民の歩むべき道筋を歴代誌の記者の意図を伺う事ができる。

5:23 マナセの半部族の人々はこの地に住み、ふえ広がって、ついにバシャンからバアル・ヘルモン、セニルおよびヘルモン山にまで及んだ。
5:24 その氏族の長たちは次のとおりである。すなわち、エペル、イシ、エリエル、アズリエル、エレミヤ、ホダヤ、ヤデエル。これらは皆その氏族の長で名高い大勇士であった。

マナセの半部族の系図も、むしろ氏族の長達についての記述である。
しかし、次に記されている通り、いかに先祖たちが素晴らしい事を行ったとしても、子孫が主に悪である事を行うなら、それらを台無しにしてしまう。

5:25 彼らは先祖たちの神にむかって罪を犯し、神が、かつて彼らの前から滅ぼされた国の民の神々を慕って、これと姦淫したので、
5:26 イスラエルの神は、アッスリヤの王プルの心を奮い起し、またアッスリヤの王テルガテ・ピルネセルの心を奮い起されたので、彼はついにルベンびとと、ガドびとと、マナセの半部族を捕えて行き、ハウラとハボルとハラとゴザン川のほとりに移して今日に至っている。

結局、この章に記されていたルベン、ガド、マナセの半部族は、アッシリアに捕らえ移されてしまった。
今日に至っている、とは、何も歴代誌の時代に限らない。21世紀の現代でも、彼らがどこにいるのか、未だわかっていない。

箴言13:13 み言葉を軽んじる者は滅ぼされ、戒めを重んじる者は報いを得る。

ヨハネ 1:12 しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。
 1:13 それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。

主を恐れ敬い、みことばを守り行うかどうかが、結局、神の民の系図に入れられるかどうかの鍵となるのだ。

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