メッセージ - 福音とは(1コリント15:1-5)
福音とは(1コリント15:1-5)
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15:1 兄弟たちよ。わたしが以前あなたがたに伝えた福音、あなたがたが受けいれ、それによって立ってきたあの福音を、思い起してもらいたい。
15:2 もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。
福音、という日本語、改めて聞くと、よくわからないかもしれない。
福音(エウアンゲリオン)とは、元々、勝利のよき知らせである。自国が戦いに勝利し、伝令が「我らの王は敵に勝利し、自分達の国は勝ったぞ!」「もう圧政に苦しむ必要は無い、恐れる必要は無いのだ!」と、次々と伝えながら走っていく、その言葉がエウアンゲリオンである。
勝利した私達の王とは誰か?それは私達の主イエス様であり、敗北した者とは、悪魔サタンである。
そしてそれは、罪に対しての勝利であり、死に対しての勝利である。
15:3 わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、
15:4 そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、
15:5 ケパに現れ、次に、十二人に現れたことである。
これが福音の根幹である。
イエス様は、わたしたちの罪のために死なれた事によって、私達の罪を十字架上で釘付けにされ、私達の罪そのものを罰して下さった。
そして、三日目によみがえられた事によって、死に勝利して下さった。
15:54 この朽ちるものが朽ちないものを着、この死ぬものが死なないものを着るとき、聖書に書いてある言葉が成就するのである。
15:55 「死は勝利にのまれてしまった。死よ、おまえの勝利は、どこにあるのか。死よ、おまえのとげは、どこにあるのか」。
15:56 死のとげは罪である。罪の力は律法である。
15:57 しかし感謝すべきことには、神はわたしたちの主イエス・キリストによって、わたしたちに勝利を賜わったのである。
15:58 だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。
死に対する勝利、これこそ、私達人類にとって究極の救いである。それを達成して下さったお方がイエス様であり、それを伝える言葉が、福音である。
悪魔サタンは、敗北した。悪魔の誘惑の本質は、この、神の言葉を混乱させる事だ。
「主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。」(創3:1) この蛇こそ、天から投げ落とされた、全人類を惑わす者、すなわち悪魔とかサタンとか呼ばれる、あの古い蛇(黙12:9)である。
悪魔の「魔」、その漢字は、广(まだれ:家や庭を意味)の中に、二本の木があり、その間に「鬼」と書くように、悪魔の誘惑の特徴は、いかに人をいのちの木から遠ざけ、善悪の木に向かわせるか、という点にあり、御言葉の肝心な所を抜いたり、不純物を混ぜたりして、人に不安の波紋を起こさせ、御言葉否定へと導く。
神が言われたのは、?「園のどの木からも」 ?「思いのまま食べてよい」、?「しかし善悪の知識の木からは」 ?「取って食べてはならない」だった。(創世記2:16-17)
しかし悪魔であるこの古い蛇は、『?「園にあるどの木からも」 ?「取って食べてはならない」と、ほんとうに神が言われたのですか』(創3:1)、と言っており、肝心の、?と?を除いてしまっている。
蛇は、神様から与えられているあらゆる良き祝福には、全く言及せず、たった一つのしてはならない事にクローズアップさせ、あたかも神は、我々に制限を大きく課しているかのような錯覚を、吹き込ませた。
御言葉をしっかり覚えていないと、容易に騙されてしまう。エバはその掻き乱しに、まんまと乗ってしまった。
創世記3:2 女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、
3:3 ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。
3:4 へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。
3:5 それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。
3:6 女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。
こうして人類に死が、呪いがもたらされてしまった。
しかし神は、そんな人間を捨てる事なく、救うために、御父は愛するひとり子を犠牲にし、イエス様は、自らの命を投げ出してまで私達人類を救って下さった。
そして神は、悪魔サタンをやがて一瞬にして焼き滅ぼされ、永遠の炎に閉じ込められる。
黙示録20:7 千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。
20:8 そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。その数は、海の砂のように多い。
20:9 彼らは地上の広い所に上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。
20:10 そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。
私達を惑わしたサタンの行く所は、硫黄の燃えている火の池ゲヘナであり、そこで生きたままで投げ込まれる。
イエス様の勝利は、完全・完璧であり、イエス様を主とした私達が行く所は天国で、私達はそこで永遠にイエス様と共に生きるのだ。
黙示録21:1 わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。
21:2 また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。
21:3 また、御座から大きな声が叫ぶのを聞いた、「見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共にいまして、
21:4 人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである」。