メッセージ - 御前に正しく仕える体制を整え、祝福されるダビデ(1歴代誌16:23-36)
御前に正しく仕える体制を整え、祝福されるダビデ(1歴代誌16:23-36)
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- 執筆 :
- pastor 2017-9-22 7:20
御前に正しく仕える体制を整え、祝福されるダビデ(1歴代誌16:37-43)
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神の契約の箱がエルサレムに運び入れられた日、聖歌隊が編成され、御前に仕える奉仕者が制定された。
ここで定められた奉仕者が、その子孫たちに、そしてずっと後の時代にまでも受け継がれて行った事が、バビロン捕囚後に記されたエズラ記や歴代誌を読むとわかる。
16:37 ダビデはアサフとその兄弟たちを主の契約の箱の前にとめおいて、常に箱の前に仕え、日々のわざを行わせた。
日毎、主の箱の前に仕える奉仕が建てられた。
主の箱とは契約の箱であり、
私達
16:38 オベデ・エドムとその兄弟たちは合わせて六十八人である。またエドトンの子オベデ・エドムおよびホサは門守であった。
門衛の一族となるオベデ・エドムには、特に子孫が多い事が記されている。
26章5節には「神が彼を祝福されたからである」と、わざわざ書かれてある。
コンサート会場においては、警備員よりも、華々しくステージで歌う人に注目されがちだが、主は、門衛の一族を祝福された事は、注目に値する。
私達も、この口という門、目や耳という門を、しっかりと見張り、この口から賛美と共に兄弟姉妹をあげつらう言葉が出てはならない。
私達は、神の聖なる宮である。そうであるからには、汚れた情報の出入りがないように、言葉の出入りが無いように、しっかりと見張るなら、祝福される。
16:39 祭司ザドクとその兄弟である祭司たちはギベオンにある高き所で主の幕屋の前に仕え、
16:40 主がイスラエルに命じられた律法にしるされたすべてのことにしたがって燔祭の壇の上に朝夕たえず燔祭を主にささげた。
祭司ツァドクは、エルサレムの主の箱の前ではなく、代々神を礼拝する場所であったギブオンの高き所で日々主に仕える者として任命された。
彼はピネハスの子孫で、本来、神の宮で仕えるべき正当な血族であったが、ダビデの時代は、ダビデと苦楽をともにしたエブヤタルが祭司であった。
しかしソロモンの時代、神がピネハスに約束された通りに、ツァドクが正当な祭司として任命され、また、あの悪辣な祭司エリの子ホフニとピネハスの血族であるエブヤタルは罷免された。
1列王記2:26 それから、王は祭司エブヤタルに言った。「アナトテの自分の地所に帰りなさい。あなたは死に値する者であるが、きょうは、あなたを殺さない。あなたは私の父ダビデの前で神である主の箱をかつぎ、父といつも苦しみを共にしたからだ。」
2:27 こうして、ソロモンはエブヤタルを主の祭司の職から罷免した。シロでエリの家族について語られた主のことばはこうして成就した。
16:41 また彼らとともにヘマン、エドトンおよびほかの選ばれて名をしるされた者どもがいて、主のいつくしみの世々限りなきことについて主に感謝した。
16:42 すなわちヘマンおよびエドトンは彼らとともにいて、ラッパ、シンバルおよびその他の聖歌のための楽器をとって音楽を奏し、エドトンの子らは門を守った。
こうして、後の神殿時代を通し、さらにバビロン捕囚の後にも長く続く主の奉仕者の役割と人員が割り当てられた。
16:43 こうして民は皆おのおの家に帰り、ダビデはその家族を祝福するために帰って行った。
ダビデは主にある喜びに勇んで、自分の家を祝福する気持ちで家に入った所を、その、祝福したいという心に、冷水を浴びせるような事を言って迎えた。
彼女には生涯子供がいなかった、と記されている。
夫は妻のかしらであり、父は一家のかしらである。
そのかしらである夫を、父を呪う者は、のろいを受けてしまう。
ノアの息子・セム、ハム、ヤペテのうち、ハムは、恐れ敬うべき父の天幕に入って行き、そこで見つけた父の裸をじっくりと見、兄弟たちに言いふらし、来て一緒に見るよう招いたため、父から呪いを受けてしまった。それに対しセムとヤペテは、父の裸を見ないよう後ろ向きに歩いて裸を覆ったため、祝福を受けた。
祝福を与える立場である「父」を蔑んだり、軽んじたり、その秘密をあげつらって、他に言いふらすような者は、子々孫々呪われる。
しかし、その立場にある人を敬い、祝福したいという気持ちをいつも持たせる人は、子々孫々とも祝福される。