メッセージ - 語られた御言葉に100%アーメンしたダビデとマリヤ(1歴代誌17:15-27)
語られた御言葉に100%アーメンしたダビデとマリヤ(1歴代誌17:15-27)
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- 執筆 :
- pastor 2017-9-27 7:12
語られた御言葉に100%アーメンしたダビデとマリヤ(1歴代誌17:15-27)
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ダビデは、主のために家を建てようとしたのに、逆に主から、遠大な祝福の約束を頂いた。
そこで咄嗟に出た行動は、自分の身を低くする事だった。
17:16 そこで、ダビデ王は、はいって主の前に座して言った、「主なる神よ、わたしがだれ、わたしの家がなんであるので、あなたはこれまでわたしを導かれたのですか。
17:17 神よ、これはあなたの目には小さな事です。主なる神よ、あなたはしもべの家について、はるか後の事を語って、きたるべき代々のことを示されました。
私達も、そうである。本当に主の御胸を理解し、その偉大さ、遠大さを目の当たりにするなら、ただただ驚き感嘆する以外に無い。
どうして、こんなにも取るに足りない自分、こんなつまらない自分を、主は王として選んでくださり、ここに至るまで導いて下さり、さらには、遥か後の来るべき永遠までも示して下さるのですか、と。
ダビデは詩篇8篇で言っている。
詩篇8:1 主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、いかに尊いことでしょう。あなたの栄光は天の上にあり、
8:2 みどりごと、ちのみごとの口によって、ほめたたえられています。あなたは敵と恨みを晴らす者とを静めるため、あだに備えて、とりでを設けられました。
主は、小さな子、幼子の口によって、栄光をお受けになる。
イエス様に対して「ダビデの子にホザナ」と叫んだ幼子たちを見て、パリサイ人達は怒ったが、イエス様はまさに詩篇の御言葉を引用して、それは正しいことだと言った。
私達のような、小さな者の口が、その偉大な主を褒め讃えて良い、というのは、なんという喜びだろう。
『わたしは、あなたの指のわざなる天を見、あなたが設けられた月と星とを見て思います。人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。』(詩篇8:3-4)
主の偉大さ、遠大さに引き換え、自分を見ると、ただただ小ささ、足りなさしか見いだせないのだ。
17:18 しもべの名誉については、ダビデはこの上あなたに何を申しあげることができましょう。あなたはしもべを知っておられるからです。
ダビデは、主の御言葉に対し、「この上あなたに何を申しあげることができましょう」と言った。
御言葉に対しては、「何も付け加えない」「何も取り除かない」、が、正しい態度である。
次のように書かれてあるからだ。
黙示録22:18 この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられる。
22:19 また、もしこの預言の書の言葉をとり除く者があれば、神はその人の受くべき分を、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、とり除かれる。
17:19 主よ、あなたはしもべのために、またあなたの心にしたがって、このもろもろの大いなる事をなし、すべての大いなる事を知らされました。
17:20 主よ、われわれがすべて耳に聞いた所によれば、あなたのようなものはなく、またあなたのほかに神はありません。
17:21 また地上のどの国民が、あなたの民イスラエルのようでありましょうか。これは神が行って、自分のためにあがなって民とし、エジプトからあなたがあがない出されたあなたの民の前から国々の民を追い払い、大いなる恐るべき事を行って、名を得られたものではありませんか。
17:22 あなたはあなたの民イスラエルを長くあなたの民とされました。主よ、あなたは彼らの神となられたのです。
主は、国々の間で、神の民を特別扱いし、偉大なる事を、内外に示された。
ダビデがこのように、両手放しで主を賛美できたのは、主の偉大さ、素晴らしさ、寛大さ、憐れみ深さ、その他、主が成して下さったあらゆる良きわざ、主のあらゆる良きご性質を、知り、理解し、味わったからである。
主は、私達にも、偉大なわざを為してくださった。
その、主が為してくださったあらゆる良き事を、覚えているだろうか。ダビデは主が語ってくださった事を全て理解し、覚えていたから、それをそのまま賛美で返した。
一体私達は、主が私達に与えて下さった良きわざをどれ程知って、理解しているだろうか。主の御業の大いなる事を、どれ程体験し、感謝し、それを喜び誉めたたえているだろうか。
17:23 それゆえ主よ、あなたがしもべと、しもべの家について語られた言葉を長く堅くして、あなたの言われたとおりにしてください。
17:24 そうすればあなたの名はとこしえに堅くされ、あがめられて、『イスラエルの神、万軍の主はイスラエルの神である』と言われ、またあなたのしもべダビデの家はあなたの前に堅く立つことができるでしょう。
ダビデは「願いごと」を申し上げているが、そこには、人間的な願いは一切無い。
ただ主の御胸がなりますように、という願いのみである。
17:25 わが神よ、あなたは彼のために家を建てると、しもべに示されました。それゆえ、しもべはあなたの前に祈る勇気を得ました。
17:26 主よ、あなたは神にいまし、この良き事をしもべに約束されました。
17:27 それゆえどうぞいま、しもべの家を祝福し、あなたの前に長く続かせてくださるように。主よ、あなたの祝福されるものは長く祝福を受けるからです」。
ダビデは、主が約束されたお言葉の通りに、なりますように、と、ただ願っている。
ちょうど乙女マリヤが祈ったように。
ルカ1:30 すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。
1:31 見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。
1:32 彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、
1:33 彼はとこしえにヤコブの家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。
御使いはマリヤに、まさに、ダビデ契約の成就が、マリヤから産まれる子によって実現する事を告げ知らせに来た。
この、途方も無い事に、マリヤは答える。
ルカ1:34 そこでマリヤは御使に言った、「どうして、そんな事があり得ましょうか。わたしにはまだ夫がありませんのに」。
マリヤは、処女が身ごもるという、現実には有り得ない事がどうしてなるでしょうか、とこたえたのに対し、御使いは、神に不可能な事は無い、その全能の力が、マリヤの身に起こり、人類の救いが起こる事を告げる。
ルカ1:35 御使が答えて言った、「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。それゆえに、生れ出る子は聖なるものであり、神の子と、となえられるでしょう。
1:36 あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています。不妊の女といわれていたのに、はや六か月になっています。
1:37 神には、なんでもできないことはありません」。
1:38 そこでマリヤが言った、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。そして御使は彼女から離れて行った。
マリヤはまさしくダビデの子孫である。マリヤはダビデと同様、主の言葉に対する100%の従順の姿勢を見せ、そして実際、彼女の身に起きた。
私達は、主の言葉に対して、何も加えてはならないし、何も引いてはならない。
御言葉に対して「でも」「だって」「信じられない」と言ってしまう一言一言ごとに、祝福が羽を生やして富んでいってしまい、呪いがくっついて来てしまう。
私達は御言葉の約束に対し、ただアーメンと従順する応答こそ、何にもまして主に喜ばれるいけにえである。