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メッセージ - 神の国を建て上げる事が出来るのは、平和な者(1歴代誌22:1-19)

神の国を建て上げる事が出来るのは、平和な者(1歴代誌22:1-19)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1歴代誌
執筆 : 
pastor 2017-10-19 11:10

神の国を建て上げる事が出来るのは、平和な者(1歴代誌22:1-19)
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22:1 それでダビデは言った、「主なる神の家はこれである、イスラエルのための燔祭の祭壇はこれである」と。

ダビデは主のために家を建てたいと願って来たが、主が言われたのは、あなたは家を建ててはならない、むしろ、わたしがあなたのために永遠の家を建てるのだ、と、17章で主が仰せられている。
前回の所では、自らの罪ゆえの災いを被ってしまったが、しかしそれがきっかけで、エブス人オルナンの打ち場こそ、その、主の宮となるべき所だと悟り、ダビデは「これこそ、その場所だ」と言った。
それで早速、ダビデは準備のための行動を起こす。

22:2 ダビデは命じてイスラエルの地にいる他国人を集めさせ、また神の家を建てるのに用いる石を切るために石工を定めた。
22:3 ダビデはまた門のとびらのくぎ、およびかすがいに用いる鉄をおびただしく備えた。また青銅を量ることもできないほどおびただしく備えた。
22:4 また香柏を数えきれぬほど備えた。これはシドンびととツロの人々がおびただしく香柏をダビデの所に持って来たからである。

ダビデ自身は主の宮を建てる事はできなかったものの、準備は出来た。
彼の生涯の前半は、イスラエル周辺を戦いによって平定する事に心血を注ぎ、後半は、神殿建設のための準備に心血を注いだ。

22:5 ダビデは言った、「わが子ソロモンは若く、かつ経験がない。また主のために建てる家はきわめて壮大で、万国に名を得、栄えを得るものでなければならない。それゆえ、わたしはその準備をしておこう」と。こうしてダビデは死ぬ前に多くの物資を準備した。

ダビデは「主のために建てる家はきわめて壮大で、万国に名を得、栄えを得るものでなければならない。」と言ったように、それは全世界の人々を前に、スケールにおいても細微さにおいても美しさにおいても全ての面において抜きん出たものでなくてはならない。
それは、「きよい事」「聖である事」においても、同様である。
この神殿が、きよく、聖なるものとしなくてはならないという点において、ダビデは、神殿を建てる事が出来なかった。

22:7 すなわちダビデはソロモンに言った、「わが子よ、わたしはわが神、主の名のために家を建てようと志していた。
22:8 ところが主の言葉がわたしに臨んで言われた、『おまえは多くの血を流し、大いなる戦争をした。おまえはわたしの前で多くの血を地に流したから、わが名のために家を建ててはならない。

ダビデは主の前に(原意:主の顔の前に)、多くの血を流して来た。
もっとも彼は、いつも周囲から戦いを挑まれて仕方なくであったものの、聖なる宮は、血で汚れた者の手で建設される事は、ふさわしくない。
それは神の前でもそうであるが、同時に、人の前でもそうである。

もしダビデが神殿を建設したとしたら、ダビデが戦った戦争において負けた国々、肉親がダビデによって殺された人が、果たして、彼が建てた神殿を心よく思うだろうか。
神の国の建て上げは、そのような、後ろ指を指されるようなものであってはならない。
神の宮は、平和の人が建てなくてはならず、主のミニストリーは、戦いや血を流す事によって建て上げられてはならない。

22:9 見よ、男の子がおまえに生れる。彼は平和の人である。わたしは彼に平安を与えて、周囲のもろもろの敵に煩わされないようにしよう。彼の名はソロモンと呼ばれ、彼の世にわたしはイスラエルに平安と静穏とを与える。
22:10 彼はわが名のために家を建てるであろう。彼はわが子となり、わたしは彼の父となる。わたしは彼の王位をながくイスラエルの上に堅くするであろう』。

ソロモン(シェロモ)は、シャローム(平安)という言葉が元である。
エルサレムの名は、平和の礎、平和の町という意味もある。神の宮は、平安な人によってこそ建て上げられる。

7:1 このメルキゼデクはサレムの王であり、いと高き神の祭司であったが、王たちを撃破して帰るアブラハムを迎えて祝福し、
7:2 それに対して、アブラハムは彼にすべての物の十分の一を分け与えたのである。その名の意味は、第一に義の王、次にまたサレムの王、すなわち平和の王である。
7:3 彼には父がなく、母がなく、系図がなく、生涯の初めもなく、生命の終りもなく、神の子のようであって、いつまでも祭司なのである。

メルキゼデク、すなわち義の王であられると同時に、平和の王であられるイエス様は「平和の君」として現れて下さった。
それゆえに、罪の中を歩んでいる私達を、罪を犯したからといってすぐに裁くのではなく、立ち返るための憐れみの期間を設けてくださり、それ故、私達は主に立ち返って救われた。
それだから、イエス様こそまことの神殿として、まことの大祭司として、そしてまことの王として相応しいお方である。
神殿は、平和の君によってこそ建て上げられるからである。
イエス様はやがて、戦いに長けた君として来られ、あらゆる死を、あらゆる悪を滅ぼし、悪魔サタンを永遠の火に投げ込み、真の平和をもたらして下さる。

22:11 それでわが子よ、どうか主があなたと共にいまし、あなたを栄えさせて、主があなたについて言われたように、あなたの神、主の家を建てさせてくださるように。
22:12 ただ、どうか主があなたに分別と知恵を賜い、あなたをイスラエルの上に立たせられるとき、あなたの神、主の律法を、あなたに守らせてくださるように。
22:13 あなたがもし、主がイスラエルについてモーセに命じられた定めとおきてとを慎んで守るならば、あなたは栄えるであろう。心を強くし、勇め。恐れてはならない、おののいてはならない。

ダビデは、ソロモンが力強く神殿を建てられるよう祝福し、そして主の道を正しく歩むように諭した。
ソロモンは確かに神殿を立派に建て上げたが、しかしその栄華が極まった時、残念ながら、彼は驕り高ぶり、人生の後半は、主の道から外れてしまった。

22:14 見よ、わたしは苦難のうちにあって主の家のために金十万タラント、銀百万タラントを備え、また青銅と鉄を量ることもできないほどおびただしく備えた。また材木と石をも備えた。あなたはまたこれに加えなければならない。
22:15 あなたにはまた多数の職人、すなわち石や木を切り刻む者、工作に巧みな各種の者がある。
22:16 金、銀、青銅、鉄もおびただしくある。たって行いなさい。どうか主があなたと共におられるように」。

ダビデはこのように、自分は神殿を建てる事は出来なかったものの、力の限り、そのための準備を行った。
私達は、自分自身をきよく、平和の内に保ち、神の国の建て上げにいそしんでいく者でありたい。

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