メッセージ - 口達者な偽りの口に勝つ方法(詩篇12:1-8)
口達者な偽りの口に勝つ方法(詩篇12:1-8)
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【指揮者によって。第八調。賛歌。ダビデの詩。】
12:1 主よ、お助けください。神を敬う人は絶え、忠信な者は人の子らのなかから消えうせました。
12:2 人はみなその隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る。
世の中においては、口達者な者の意図が通る事が多々ある。たとえ、その言葉が偽りであっても。
二心を持っていても、へつらいの口でもって覆い隠して、まかりとおらせる。
ダビデはその事についての憂いを、主に持って行く。
12:3 主はすべてのへつらいのくちびると、大きな事を語る舌とを断たれるように。
神様のなさる事は何でも良い。
しかしその反対、何をしても、悪い事ばかりたくらむ者がいる。
55:10 彼らは昼も夜も町の城壁の上を歩きめぐり、町のうちには害悪と悩みとがあります。
55:11 また滅ぼす事が町のうちにあり、しえたげと欺きとはその市場を/離れることがありません。
ダビデは、そのような者達について祈っている。
55:9 主よ、彼らのはかりごとを打ち破ってください。彼らの舌を混乱させてください。わたしは町のうちに暴力と争いとを見るからです。
バベルの塔のように、その悪巧みをする者達の結束が、混乱させられ、散り散りになるように祈る祈りは効果的である。
12:4 彼らは言う、「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と。
言葉の人でない人が、口達者な者に立ち向かうすべはない。
モーセも口達者ではなかった。しかしいかにしてモーセは、その者達に勝利しつづけたか。
それは毎回、主にひれ伏す事によって、であった。
12:5 主は言われる、「貧しい者がかすめられ、乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。
12:6 主のことばは清き言葉である。地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。
主の純粋な御言葉に平服し、従う事、それこそ、要塞をも打ち破るほどに力のある武器である。
2コリント10:4 わたしたちの戦いの武器は、肉のものではなく、神のためには要塞をも破壊するほどの力あるものである。わたしたちはさまざまな議論を破り、
10:5 神の知恵に逆らって立てられたあらゆる障害物を打ちこわし、すべての思いをとりこにしてキリストに服従させ、
10:6 そして、あなたがたが完全に服従した時、すべて不従順な者を処罰しようと、用意しているのである。
12:6 主のことばは清き言葉である。地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。
御言葉は、私という土の器の中で巡らされ、精錬されて行く時、さらにさらに尊いものとなって行く。
ある人が御言葉を差し出しても、全然力が無いのに、別の人が同じ御言葉を差し出すと、とてつもなく力があるような事があるのは、その人自身という「土の炉」で何度も試され、咀嚼し、噛み締め、味わったか、そうしなかったかの違いによる。
悪魔サタンさえ、御言葉を差し出す。しかし悪魔に属する者達は、御言葉をただ人を殺す道具としてしか使っておらず、全然思い巡らしていないし、従ってもいないのだ。
悪魔サタンの言葉に勝つ方法、その設けられた要塞を打ち破る唯一の武器は、純粋な御言葉に対する従順なのだ。