メッセージ - 主が行けと言われる所に(使徒1:3-8)

主が行けと言われる所に(使徒1:3-8)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2017-11-12 23:40

主が行けと言われる所に(使徒1:3-8)
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週報/メッセージ(説教)概要

 今回の訪韓は、前半は韓国コーエンにて研究員として学び、後半はテフィリン教育で素晴らしい成果を上げている学校や、また、中毒患者を御言葉によって見事に回復させ有用な働き人へと育て上げている団体を訪問したりと、多くの実りを得た訪問だった。彼らに共通している事は、ただ「いのち」を建て上げ、神の国を立てあげよう、という点で必死であり、一切、自分の何かを大きくしたいという所がなかった。
今回、韓国コーエンで学んだ「使徒行伝」から、私達神の国の働き人は何を第一にすべきかを学びたい。

使徒行伝、それはイエス・キリストによって召し出された人達が働いた記録である。弟子達をはじめ信じた人達が聖霊に満たされ、力強く大胆にキリストを証して行くこの書の中心は、実は、以下、1章3節である。
『イエスは苦難を受けた後、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日に渡ってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた。』 イエス様は復活後の40日間、十数回に渡って弟子達に現れ、彼らと一緒に居られる時間が残りわずかな時、最も伝えたかった事は、「神の国のこと」だった。
教会では使徒行伝からは、聖霊充満の事や教会の働きの事が強調されがちだが、私達は主が最後を惜しんで弟子達に示された「神の国のこと」にこそ、思いを向けるべきである。イエス様がいよいよ挙げられる直前、主は「エルサレムから離れないで約束されていた聖霊を待ちなさい」と言われたが、それに対して弟子達が言ったのは「主よ、イスラエルのために国を復興なさるのは、この時なのですか」だった。(6節)
弟子たちはイスラエルの復興、すなわち、自分の願望成就を、握りしめたままだった。イエス様は、どれほど失望されただろう。しかしイエス様は言われた。『ただ、聖霊があなたがたに降る時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう』(7-8節)
イエス様は、伝える範囲は「全世界」だと明確に 宣言された。聖霊の力を受けたなら、それは何のために用いるか。それは、主が生きておられる事を地の果てまであかしするためであるが、12弟子はしなかった。

聖霊降臨後、エルサレムで信徒の数が莫大に増えて行ったが(2-6章)、それでも福音が伝えられたのは、いわゆる「ユダヤ教徒」のみで、全くの異邦人には全然伝えられていなかった。しかしステパノの殉教をきっかけに大迫害が起こり、エルサレムの教会は強制的に散らされていった。『その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起り、使徒以外の者はことごとく、ユダヤとサマリヤとの地方に散らされて行った。』(8:1)
これを機に、福音を持っている人々はようやくユダヤとサマリヤの地方へ散って行った。それでも使徒達は、なお留まっていた。 ペテロをはじめ12使徒は、主が取り払われた「ユダヤ人」という枠組みを、結局、割る事ができず、自分にとって居心地が良い所を出られずにいたままだった。
それにひきかえ、使徒パウロは、主が命じられるなら、どこにでもすぐに行った。その結果、使徒行伝では12使徒は徐々に影が薄くなり、パウロは大いに用いられ、新約聖書後半の主人公的存在となった。
私達は、自分が「こう」と願った事をずっと握りしめ続けたり、思い通りになるまでそこに留まり続けたりするのではなく、イエス様が時を惜しんで語られた「神の国のこと」に思いを馳せるべきである。今、神の国は、どこにあるのか。自分が今、何をするのが「神の国の成就」であるのかを。

使徒行伝は最後、唐突に終わっているように見えるかもしれないが、使徒行伝の最後の節を良くみると、私達への重要なメッセージがある事を見出す事ができる。『(パウロは)はばからず、また妨げられることもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えつづけた。』(使徒28:31) はばからずに、妨げなく、神の国のこと、主イエス・キリストの事を伝え、教え続ける。これこそまさに、私達の本分である。
ここの「伝え」「教え」は、二つとも現在形分詞、すなわち、今なおずっと継続している動詞であり、つまり神の国と、主イエス・キリストのことは、今なおずっと語られ続けているのだ。今も、私達を通して、継続して。
私達は、ある程度満足な「今」の状態にとどまっていたい、という思いを、割らなくてはならない。心地よかった所を出ていく事や、慣れていない働きへ踏み出して行く事には、恐れがあるかもしれないが、主の「働き場」があちらへ移った、という事であるなら、私達もそちらへと移って行かなくてはならない。
そうでないと、12弟子のように、置いてけぼりにされてしまう。心地よい井戸の中を脱却し、主が行けと言われる方へと大胆に進み行く

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