メッセージ - ヨシャパテ - 主の祝福が留まり続ける人のたしなみ(2歴代誌17章)
ヨシャパテ - 主の祝福が留まり続ける人のたしなみ(2歴代誌17章)
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- 執筆 :
- pastor 2018-1-16 6:55
ヨシャパテ - 主の祝福が留まり続ける人のたしなみ(2歴代誌17章)
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メッセージ音声
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アサは最初は主に従う王であったが、最終的に驕り高ぶってしまい、足の病によって死んでしまった。
17:1 アサの子ヨシャパテがアサに代って王となり、イスラエルに向かって自分を強くし、
17:2 ユダのすべての堅固な町々に軍隊を置き、またユダの地およびその父アサが取ったエフライムの町々に守備隊を置いた。
アサの子ヨシャパテは、良い王として記録されており、歴代誌では4章に渡ってその行いが記されている。
彼が歩んだ道は、私達に大いに示唆を与えてくれる。
17:3 主はヨシャパテと共におられた。彼がその父ダビデの最初の道に歩んで、バアルに求めず、
17:4 その父の神に求めて、その戒めに歩み、イスラエルの行いにならわなかったからである。
17:5 それゆえ、主は国を彼の手に堅く立てられ、またユダの人々は皆ヨシャパテに贈り物を持ってきた。彼は大いなる富と誉とを得た。
なぜ主がヨシャパテと共におられたのか。その理由がこれらの節の中に込められている。
すなわち、彼がダビデの最初の道に歩み、バアルに求めず、父の神に求め、その戒めに歩み、イスラエルの行いにならわなかった、からだ。
主が共におられた人は、聖書の中に幾つか見られるが、共通する事は、彼らは全て、主を敬い、主を第一としていた点である。
ヤコブの子ヨセフはそうだった。
創世記39:1 さてヨセフは連れられてエジプトに下ったが、パロの役人で侍衛長であったエジプトびとポテパルは、彼をそこに連れ下ったイシマエルびとらの手から買い取った。
39:2 主がヨセフと共におられたので、彼は幸運な者となり、その主人エジプトびとの家におった。
39:3 その主人は主が彼とともにおられることと、主が彼の手のすることをすべて栄えさせられるのを見た。
ヨセフは、兄弟達の悪意に対して悪を返すことをせず、ポティファルの妻に陥れられ牢に入れられても、その先々で権威に忠実に従うスタンスを捨てたりしなかった。
彼はいつでも「神は」が口ぐせで、どんな事があっても自分の手柄にはしなかった。
そのヨセフの性質の故に、神が彼を守り、彼の敵に神が弓を射返し(詩篇64篇)、流れのほとりに植えられた木のように、時が来た時には垣根を越えて広がる程の、豊かな実を結ばせるに至ったのだ。
私達も、イスラエルの岩なる牧者・イエスキリストに拠り頼む事によって、あらゆる悪から守られる。
17:6 そこで彼は主の道に心を励まし、さらに高き所とアシラ像とをユダから除いた。
この、自分達の中から主に忌み嫌われるものを取り除く、という行為は、私達が周囲から恐れられ、高められる、という事をもたらず。(後述)
17:7 彼はまたその治世の三年に、つかさたちベネハイル、オバデヤ、ゼカリヤ、ネタンエルおよびミカヤをつかわしてユダの町々で教えさせ、
17:8 また彼らと共にレビびとのうちからシマヤ、ネタニヤ、ゼバデヤ、アサヘル、セミラモテ、ヨナタン、アドニヤ、トビヤ、トバドニヤをつかわし、またこれらのレビびとと共に祭司エリシャマとヨラムをもつかわした。
17:9 彼らは主の律法の書を携えて、ユダで教をなし、またユダの町々をことごとく巡回して、民の間に教をなした。
ヨシャパテは、主の道に歩むことで祝福され、ますます主を愛する心が奮い立ち、主の道を町々に教えた。
主を恐れることを配下の人々に教える、これは祝福が倍増する秘訣である。
例えばヨシャパテの教育の結果、配下に百万の主に従う人が育ったとしたなら、主に祈る人が百万倍になり、主に愛され主から守られる人が百万倍に増える、という事になるからだ。
17:10 そこでユダの周囲の国々は皆主を恐れ、ヨシャパテと戦うことをしなかった。
17:11 また、ペリシテびとのうちで贈り物や、みつぎの銀をヨシャパテの所に持ってくる者があり、またアラビヤびとは雄羊七千七百頭、雄やぎ七千七百頭を彼に持ってきた。
主を恐れるなら、周囲の主を知らない者達から恐れられる。
ヤコブがまさにそうだった。
創世記35:1 ときに神はヤコブに言われた、「あなたは立ってベテルに上り、そこに住んで、あなたがさきに兄エサウの顔を避けてのがれる時、あなたに現れた神に祭壇を造りなさい」。
35:2 ヤコブは、その家族および共にいるすべての者に言った、「あなたがたのうちにある異なる神々を捨て、身を清めて着物を着替えなさい。
35:3 われわれは立ってベテルに上り、その所でわたしの苦難の日にわたしにこたえ、かつわたしの行く道で共におられた神に祭壇を造ろう」。
35:4 そこで彼らは持っている異なる神々と、耳につけている耳輪をことごとくヤコブに与えたので、ヤコブはこれをシケムのほとりにあるテレビンの木の下に埋めた。
35:5 そして彼らは、いで立ったが、大いなる恐れが周囲の町々に起ったので、ヤコブの子らのあとを追う者はなかった。
主の恐れが、ヤコブの周辺に及んだ。それは、ヤコブが「異なる神々を捨て、身を清めて着物を着替え」、主が最初に現れてくださったベテルへ戻り、主を礼拝する志を確立させたからだ。
このように、主に忌み嫌われるものと主以外に頼りとするものとを捨て去り、身をきれいにして生き方を改め、そして、主を礼拝する志を確立させるなら、主はその道を守るために、周囲に恐れを送られる。
2歴代誌17:12 こうしてヨシャパテはますます大いになり、ユダに要害および倉の町を建て、
17:13 ユダの町々に多くの軍需品を持ち、またエルサレムに大勇士である軍人たちを持っていた。
私達も、主を敬い、主を第一とし続けるなら、その間、主の祝福がいつも留まり続けるのである。