メッセージ - 関係無いと思うなかれ(ヘブル6:19-7:10)
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韓国語通訳有 한국어예배
「 このメルキゼデクはサレムの王であり、いと高き神の祭司でしたが、王たちを滅ぼして戻って来たアブラハムを出迎え、そして祝福しました。」(ヘブル7:1)
メルキゼデクとかアブラハムとか、私達とは関係ない昔の外国人と思うだろうか。
実は彼らは、現代を生きる私達と非常に関係が深い。
アブラハムはユダヤ民族の父親中の父親だが、信仰による者こそアブラハムの子孫であると書いてある故(ガラテヤ3:7-9)イエスを信じた私達こそアブラハムの子孫であり、アブラハムは私達にとって父である。
メルキゼデクはかの偉大なアブラハムを祝福した。
彼には系図も無ければ父母も無く、生涯の初めもなければ終わりも無く、創世記のある箇所で突然現れてアブラハムを祝福し、アブラハムは十分の一を捧げた。
「イエスは、わたしたちのために先駆者としてそこ(真の至聖所)へ入って行き、永遠にメルキゼデクと同じような大祭司となられたのです。」(ヘブル6:20)
レビ族はユダヤ民族の中で祭司の役割だが、その族長レビでさえ、アブラハムの腰の中でメルキゼデクに祝福を頂いて十分の一を捧げた。(10節)
ここに一つの原理が見出せる。
すなわち、アブラハムが祝福を受けた時、レビはまだ生まれていなくても、神様の法則では、レビもその時祖先であるアブラハムの腰の中で祝福を受け、十分の一を捧げた、という原理である。
私達は全て、アダムから生まれているが故に、アダムが罪を犯したその時、彼の腰の中にいた私達も同じように罪を犯し、呪いを受けてしまった。
「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯したからです。」(ローマ5:12)
現代においても罪と呪いは現実的にリアルに力を持ち、その支配下に呻いているが、神様はそんな私達を救うために、恵みを備えて下さった。
「恵みには違反のばあいとは違う点があります。もしひとりの違反によって多くの人が死んだとすれば、それにもまして、神の恵みとひとりの人イエス・キリストの恵みによる賜物とは、多くの人々に満ちあふれるのです。
また、賜物には、罪を犯したひとりによるばあいと違った点があります。さばきのばあいは、一つの違反のために罪に定められたのですが、恵みのばあいは、多くの違反が義と認められるからです。」(ローマ5:15,16)
私達も、イエス様を信じる信仰の原理により、2000年前にイエスと共に十字架につけられたとみなされ、罰され済みとみなされ、これ以上罰を負う事は無くなるのだ。
主イエスは贖い主であると同時に、大祭司でもある。
彼が天において私達のために執り成し、私達も先に義とされた王族の祭司として、世の罪の為に執り成すのである。
2011年世界を生きている私達も、イエスキリストやアブラハム、アダムと大いに関係があるのだ。
全てはイエスから始まり、イエスにあって成就し、イエスに帰するのである。
このお方に栄光が豊かにあり、このお方からの恵みと祝福が皆さんに豊かにありますように!