メッセージ - 頑なさ:信仰者の集いから除外されてしまう性質(2歴代誌25:14-28)
頑なさ:信仰者の集いから除外されてしまう性質(2歴代誌25:14-28)
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- 礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 2歴代誌
- 執筆 :
- pastor 2018-2-12 6:52
頑なさ:信仰者の集いから除外されてしまう性質(2歴代誌25:14-28)
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メッセージ音声
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主から遣わされた預言者の言葉に従ってアマツヤは大勝利を収めたが、彼は信じられないような事をする。
25:14 アマジヤはエドムびとを殺して帰った時、セイルびとの神々を携えてきて、これを安置して自分の神とし、これを礼拝し、これにささげ物をなした。
なんと、彼に勝利をもたらしたイスラエルの神を捨てて、自分に打ち負かされた国の神を持ち帰り、その前にひれ伏したのだ。
私達の中にもあるかもしれない。自分が大いに勝ち得た時、ぶんどった相手の素晴らしく見えるもの、仕組み、力の前にひれ伏してしまうような所が。
勝利し祝福されたその時、私達は気をつけるべきである。
彼の行いには、主に対する尊敬も畏れ敬う事も無い。
結局、彼は心から主を愛していなかったという事だ。
父が主に従わなかった結果、非常に分かりやすい形で呪われ、非業の死を遂げたのを見た当初は、嫌々でも御言葉に従っていたかもしれないが、しかし勝利の味をしめてしまった時点から、気が緩んでしまったのだろう。
25:15 それゆえ、主はアマジヤに向かって怒りを発し、預言者を彼につかわして言わせられた、「かの民の神々は自分の民をあなたの手から救うことができなかったのに、あなたはどうしてそれを求めたのか」。
25:16 彼がこう王に語ると、王は彼に、「われわれはあなたを王の顧問にしたのですか。やめなさい。あなたはどうして殺されようとするのですか」と言ったので、預言者はやめて言った、「あなたはこの事を行って、わたしのいさめを聞きいれないゆえ、神はあなたを滅ぼそうと定められたことをわたしは知っています」。
アマツヤは主の預言者に対し「われわれはあなたを王の顧問にしたのですか。」と口を挟んだ。
少なくともダビデは、王の顧問よりも主の預言者のほうを重んじた。
しかし愚か者とは、自分が、ダビデよりも誰よりも偉大なものだと思い込んでいるものだ。
25:17 そこでユダの王アマジヤは協議の結果、人をエヒウの子エホアハズの子であるイスラエルの王ヨアシにつかわし、「さあ、われわれは互に顔をあわせよう」と言わせたところ、
25:18 イスラエルの王ヨアシはユダの王アマジヤに言い送った、「レバノンのいばらが、かつてレバノンの香柏に、『あなたの娘をわたしのむすこの妻に与えよ』と言い送ったところが、レバノンの野獣が通りかかって、そのいばらを踏み倒した。
25:19 あなたは『見よ、わたしはエドムを撃ち破った』と言って心に誇り高ぶっている。しかしあなたは自分の家にとどまっていなさい。どうしてあなたは災を引き起して、自分もユダも共に滅びようとするのか」。
25:20 しかしアマジヤは聞きいれなかった。これは神から出たのであって、彼らがエドムの神々を求めたので神は彼らを敵の手に渡されるためである。
主は、頑なな者を良くない思いへと引き渡される。
ローマ1:28 そして、彼らは神を認めることを正しいとしなかったので、神は彼らを正しからぬ思いにわたし、なすべからざる事をなすに任せられた。
25:21 そこでイスラエルの王ヨアシは上って来て、ユダのベテシメシでユダの王アマジヤと顔を合わせたが、
25:22 ユダはイスラエルに撃ち破られ、おのおのその天幕に逃げ帰った。
25:23 その時イスラエルの王ヨアシはエホアハズの子ヨアシの子であるユダの王アマジヤをベテシメシで捕えて、エルサレムに引いて行き、エルサレムの城壁をエフライム門から、隅の門まで四百キュビトほどをこわし、
25:24 また神の宮のうちで、オベデエドムが守っていたすべての金銀およびもろもろの器物ならびに王の家の財宝を奪い、また人質をとって、サマリヤに帰った。
エルサレム城壁が破壊され、代々蓄えて来た宝が奪われた。大惨敗である。
しかし、生きていただけでも、まだ主の恵みが注がれている。
大きな痛い目を見て、主に従う事をするなら、主は豊かに立ち直らせて下さるが、なおも頑なを続けるなら、主は王権を取り上げる。
1サムエル記15:22 サムエルは言った、/「主はそのみ言葉に聞き従う事を喜ばれるように、/燔祭や犠牲を喜ばれるであろうか。見よ、従うことは犠牲にまさり、/聞くことは雄羊の脂肪にまさる。
15:23 そむくことは占いの罪に等しく、/強情は偶像礼拝の罪に等しいからである。あなたが主のことばを捨てたので、/主もまたあなたを捨てて、王の位から退けられた」。
25:25 ユダの王ヨアシの子アマジヤはイスラエルの王エホアハズの子ヨアシが死んで後なお十五年生きながらえた。
25:26 アマジヤのその他の始終の行為は、ユダとイスラエルの列王の書にしるされているではないか。
アマツヤはその十五年、主に従い、平和に過ごしたようである。しかしその後、主に従う事を止めてしまい、結果、次の事が起きる。
25:27 アマジヤがそむいて、主に従わなくなった時から、人々はエルサレムにおいて党を結び、彼に敵したので、彼はラキシに逃げて行ったが、その人々はラキシに人をやって、彼をその所で殺させた。
25:28 人々はこれを馬に負わせて持ってきて、ユダの町でその先祖たちと共にこれを葬った。
アマツヤは心頑なだった。
彼は、マタイ福音書の王族の系図から除外されてしまっている。(マタイ1:8)
心頑なにする事、それは、安息に入る事が出来ない性質であり、信仰者の列から外されてしまう性質である。
ヘブル3:7 だから、聖霊が言っているように、/「きょう、あなたがたがみ声を聞いたなら、
3:8 荒野における試錬の日に、/神にそむいた時のように、/あなたがたの心を、かたくなにしてはいけない。
3:9 あなたがたの先祖たちは、/そこでわたしを試みためし、
3:10 しかも、四十年の間わたしのわざを見たのである。だから、わたしはその時代の人々に対して、/いきどおって言った、/彼らの心は、いつも迷っており、/彼らは、わたしの道を認めなかった。
3:11 そこで、わたしは怒って、彼らをわたしの安息に/はいらせることはしない、と誓った」。
3:12 兄弟たちよ。気をつけなさい。あなたがたの中には、あるいは、不信仰な悪い心をいだいて、生ける神から離れ去る者があるかも知れない。
3:13 あなたがたの中に、罪の惑わしに陥って、心をかたくなにする者がないように、「きょう」といううちに、日々、互に励まし合いなさい。
3:14 もし最初の確信を、最後までしっかりと持ち続けるならば、わたしたちはキリストにあずかる者となるのである。