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メッセージ - 本人は悔い改めて恵みを得ても、後々まで災いが残ってしまうケース(2歴代誌33:14-25)

本人は悔い改めて恵みを得ても、後々まで災いが残ってしまうケース(2歴代誌33:14-25)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 2歴代誌
執筆 : 
pastor 2018-3-9 7:27

本人は悔い改めて恵みを得ても、後々まで災いが残ってしまうケース(2歴代誌33:14-25)
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マナセは主の面前で忌み嫌われる偶像を造り、多くの罪なき血を流して、前に甚だしく罪を犯して来たが、バビロンに捕囚されて行った時、その先で悔い改め、奇跡的に再び王座に戻してもらった。
彼の後半人生はどうだったか。

33:14 この後、彼はダビデの町の外の石がきをギホンの西の方の谷のうちに築き、魚の門の入口にまで及ぼし、またオペルに石がきをめぐらして、非常に高くこれを築き上げ、ユダのすべての堅固な町に軍長を置き、
33:15 また主の宮から、異邦の神々および偶像を取り除き、主の宮の山とエルサレムに自分で築いたすべての祭壇を取り除いて、町の外に投げ捨て、
33:16 主の祭壇を築き直して、酬恩祭および感謝の犠牲を、その上にささげ、ユダに命じてイスラエルの神、主に仕えさせた。
33:17 しかし民は、なお高き所で犠牲をささげた。ただしその神、主にのみささげた。

彼は主に忌み嫌われる偶像を投げ捨て、主にいけにえを捧げて、人々にも主に仕えさせた。
彼の後半人生は、悔い改めに相応しく歩む人生だった。
いかに多くの罪なき血を流した者であったとしても、最後に心から悔い改めるなら、主はその人を赦して下さる。
主の恵みはなんと深いものであろうか。

エゼキエル33:12 人の子よ、あなたの民の人々に言え、義人の義は、彼が罪を犯す時には、彼を救わない。悪人の悪は、彼がその悪を離れる時、その悪のために倒れることはない。義人は彼が罪を犯す時、その義のために生きることはできない。
33:13 わたしが義人に、彼は必ず生きると言っても、もし彼が自分の義をたのんで、罪を犯すなら、彼のすべての義は覚えられない。彼はみずから犯した罪のために死ぬ。
33:14 また、わたしが悪人に『あなたは必ず死ぬ』と言っても、もし彼がその罪を離れ、公道と正義とを行うならば、
33:15 すなわちその悪人が質物を返し、奪った物をもどし、命の定めに歩み、悪を行わないならば、彼は必ず生きる。決して死なない。
33:16 彼の犯したすべての罪は彼に対して覚えられない。彼は公道と正義とを行ったのであるから、必ず生きる。

主は確かに、どんなに悪どい事をした人でも、その本人が悔い改めたなら、その本人を赦して下さる。
イエス様の十字架の場面の強盗さえ、最後に悔い改めたため、パラダイスに入れたのだ。
しかし、彼らが悔い改めたからと言って、流してきた血が拭われる事ではないし、その犠牲者となって来た人々の心が癒されるわけではない。
彼らに対する「償い」が為されないままであるなら、加害者側の子が、近親者が、その償いを払わなくてはならない。

マナセ本人は悔い改めた。その結果、彼には王権が戻ってきて、彼は五十五年という最長の統治を行う事が出来た。
しかし、彼の代での罪の償いが為されないままだった故に、マナセのさらに代を下った後、その刈り取りとして、バビロン捕囚の憂き目に遭ってしまった。
列王記は、バビロン捕囚の原因は、バビロン捕囚より何代も前の「マナセがすべておこなったその罪のため、また彼が罪なき人の血を流し、罪なき人の血をエルサレムに満たしたため」と、はっきり書いている。

2列王記24:1 エホヤキムの世にバビロンの王ネブカデネザルが上ってきたので、エホヤキムは彼に隷属して三年を経たが、ついに翻って彼にそむいた。
24:2 主はカルデヤびとの略奪隊、スリヤびとの略奪隊、モアブびとの略奪隊、アンモンびとの略奪隊をつかわしてエホヤキムを攻められた。すなわちユダを攻め、これを滅ぼすために彼らをつかわされた。主がそのしもべである預言者たちによって語られた言葉のとおりである。
24:3 これは全く主の命によってユダに臨んだもので、ユダを主の目の前から払い除くためであった。すなわちマナセがすべておこなったその罪のため、
24:4 また彼が罪なき人の血を流し、罪なき人の血をエルサレムに満たしたためであって、主はその罪をゆるそうとはされなかった。

見えない神に対する悔い改めによって、見えないお方からの赦しは、確かに得られる。
しかし、見える人に対してもしっかり赦しを乞い、償いをしなければならない。それをしないままなら、彼の子に、近親者に、その塁が及んでしまうのだ。

ダビデの時代、先代の王のサウルがギブオン人の血を流した事の罪を、ダビデの時代に3年の飢饉という形で報いた事があった。
なぜサウルの代にではなく、ダビデの代に災いが起きたのか。
もしかすると、サウルが始めたギブオン人への弾圧は、時代と共に陰湿化し、差別と偏見が強化され、ギブオン人のうめきがいよいよ切になって主に叫びが届いたからかもしれない。
ダビデ王はなぜ、ギブオン人の「イスラエルを呪いたい心境」を恐れ、気にしたか。それは、主はイスラエルにではなく、ギブオン人に軍配を上げたからだ。
それでダビデが正しく「償い」をする方法を聞き、その通りに実行した所、イスラエルに再び恵みの雨が降るようになった。

このように、この地上は、罪の加害者がおり、罪の被害者がいるが、全ての人は、その立場交換の繰り返しで成り立っているような所がある。
その負のスパイラルから脱却させて下さる唯一のお方は、イエス様である。

33:20 マナセはその先祖たちと共に眠ったので、その家に葬られた。その子アモンが彼に代って王となった。
33:21 アモンは王となった時二十二歳で、二年の間エルサレムで世を治めた。
33:22 彼はその父マナセのしたように主の前に悪を行った。すなわちアモンはその父マナセが造ったもろもろの刻んだ像に犠牲をささげて、これに仕え、
33:23 その父マナセが身を低くしたように主の前に身を低くしなかった。かえってこのアモンは、いよいよそのとがを増した。
33:24 その家来たちは党を結んで彼にそむき、彼をその家で殺した。
33:25 しかし国の民は、党を結んでアモン王にそむいた者どもをことごとく撃ち殺した。そして国の民はその子ヨシヤを王となして、そのあとを継がせた。

マナセの子アモンの統治は、たった2年だった。
北イスラエル王国のアハブもそうだった。彼は最後、悔い改めたが、彼の子アハズヤはそうではなく、主の前に悪を貫いたため、その統治はアモンと同じ、たった2年であった。
アモンは、主の御前にへりくだらず、悔い改めず、なおもそのとがを増し加えた、と書いてある。

アモンは父王の悪い所も、良い所も見たはずである。父王が悪い事をした結果いかに災いに覆われたか、そして、その悪から立ち返って主に悔い改めたら、いかに奇跡的に幸いを施して下さったかも、見た。
それにもかかわらず、アモンは主に立ち返らなかった。
主は、一切の隠れた所と、人の心の奥底を、ご存知である。その人がその後悔い改める余地があるか無いかも、全て含めて。
彼の心には、主に心翻す余地が一切無かったのだろう。それで主は、彼をわずか2年で王位から取り除き、この世から取り去ったのだ。

主は、へりくだる者に、近くおられる。
罪の楽しみを楽しんでいる人が、その楽しみを「罪をしない」という苦しみ・悲しみに変えるなら、主は高めてくださる。
ちょうど、悔いてへりくだったマナセを、再び王座へと戻してくださったように。

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