メッセージ - 歴代の王の中で最も優れた過越祭を捧げたヨシヤ王(2歴代誌35:1-19)
歴代の王の中で最も優れた過越祭を捧げたヨシヤ王(2歴代誌35:1-19)
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- 執筆 :
- pastor 2018-4-9 6:51
歴代の王の中で最も優れた過越祭を捧げたヨシヤ王(2歴代誌35:1-19)
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モーセの律法を発見し、その内容におののいたヨシヤ王は、ますます主に対する熱心を燃え立たせ、素晴らしい過越祭を捧げる。
35:1 ヨシヤはエルサレムで主に過越の祭を行った。すなわち正月の十四日に過越の小羊をほふらせ、
35:2 祭司にその職務をとり行わせ、彼らを励まして主の宮の務をさせ、
35:3 また主の聖なる者となってすべてのイスラエルびとを教えるレビびとに言った、「あなたがたはイスラエルの王ダビデの子ソロモンの建てた宮に、聖なる箱を置きなさい。
・・・
35:6 あなたがたは過越の小羊をほふり、身を清め、あなたがたの兄弟のために備えをし、モーセが伝えた主の言葉にしたがって行いなさい」。
彼は祭司やレビ人に「モーセが伝えた主の言葉にしたがって行いなさい」と命じた。
すなわち、主の言葉どおりに、である。
その時、モーセの律法の書が発見されたばかりで、その写しも無かったと思われる。
それでも彼らは「その通り」を行おうと努めた。主は、そんな彼らを助けて下さる。
35:7 ヨシヤは、小羊および子やぎを民の人々に贈った。これは皆その所にいるすべての人のための過越の供え物であって、その数三万、また雄牛三千を贈った。それらは王の所有から出したのである。
35:8 そのつかさたちも民と祭司とレビびとに真心から贈った。また神の宮のつかさたちヒルキヤ、ゼカリヤ、エヒエルも小羊と子やぎ二千六百頭、牛三百頭を祭司に与えて過越の供え物とした。
ヨシヤ自身も、民のつかさたちも、長である人々も、真心から過越のための捧げものを捧げた。
35:9 またレビびとの長である人々すなわちコナニヤおよびその兄弟シマヤ、ネタンエルならびにハシャビヤ、エイエル、ヨザバデなども小羊と子やぎ五千頭、牛五百頭をレビびとに贈って過越の供え物とした。
35:10 このように勤めのことが備わったので、王の命に従って祭司たちはその持ち場に立ち、レビびとはその班に従って仕え、
35:11 やがて過越の小羊がほふられたので、祭司はその血を受け取って注いだ。レビびとはその皮をはいだ。
かなりのいけにえの数であり、しかも何十年ぶりかの務めである。
その血を注いだり、皮をはいだりする事にとても骨折れたであろうが、それでも、彼らは主のために行った。
35:12 それから燔祭の物をとり分け、それを民の人々の氏族の区分に従って渡し、主にささげさせた。これはモーセの書にしるされたとおりである。また牛をもこのようにした。
再び「モーセの書にしるされたとおり」という言葉が示された。
この、「主の言葉どおり行う事」こそ、何より大事である。
出エジプト記の最終章、40章には、「主がモーセに命じられたとおりである」という言葉が8度も出てくるが、主に命じられた事を行うこと7度、8度と人の側が行う結果、主の栄光の雲が幕屋に満ち、主のきわめて濃厚な臨在が現れた。
私達もこのように、主の言葉どおりに行う事が7度8度満ちるなら、私達の生活に、仕事場に、家庭に、主の濃厚な臨在が現れるのだ。
35:18 預言者サムエルの日からこのかた、イスラエルでこのような過越の祭を行ったことはなかった。またイスラエルの諸王のうちには、ヨシヤが、祭司、レビびと、ならびにそこに来たユダとイスラエルのすべての人々、およびエルサレムの住民と共に行ったような過越の祭を行った者はひとりもなかった。
35:19 この過越の祭はヨシヤの治世の第十八年に行われた。
預言者サムエルの時代からこのかた、である。
サムエルはサウルに油を注いでイスラエル最初の王とし、またダビデにも油を注いだキングメーカーである。
つまり、歴代の王の中で、ヨシヤは、最も優れた過越祭を捧げたのだ。
御言葉が少ない中でも御言葉のとおりを行おうという熱心ゆえに、ヨシヤ王に、最大の賛辞が与えられたのだ。
私達も主に対する熱心を、「誤った熱心」として空回りする事なく、「主の御言葉のとおり行う」という事に向けるなら、主から栄誉をいただく事が出来るのだ。