メッセージ - 闇に勝利する簡単な方法(使徒19:33-40)
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韓国語通訳有
ユダヤ人達はある者を立て、その演説によって群集を沈静させようとしたが、群集は逆上し、2時間も「大いなるかな、エペソ人のアルテミス」と叫び続けた。
そんな事態を収束させたのは、名も記されていない町の書記官だった。
「エペソの諸君、エペソの町が、偉大なアルテミスの神殿と天から降って来た御神体との守り役であることを、知らない者はないのだ。
これを否定することはできないのだから、静かにしなさい。」(使徒19:36)
確かにエペソにアルテミス神殿とその御神体がある事は明白だが、逆にパウロが前掛けや手ぬぐいで病や悪霊を追い出した事も、またスケワの7人の息子達がパウロやイエスの名を用いてひどい目に遭った事も、エペソ中の者達に知れ渡っている事実のはずである。(19:17)
結局のところ、銀細工人達はラクして富を得られる既存のシステムのほうが、悪霊や病を追い出すまことの神よりも大事であり、アルテミスは偉大なり!と叫んだ者達も、実はそんな神はどうでもよく、自分の生活基盤を脅かす恐れがあるなら「キリストの福音」さえ掻き消したい、というのが本音なのである。
神の言葉という種が、たとい多くの者達に蒔かれても、実を結ぶまでに至る者は、実に少ない。
エペソにおいては、暗闇の勢力との戦いがつきものだったようである。
「わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。」(エペソ6:12)
闇の勢力による試練や誘惑に勝利するためには、どうすれば良いか。
それは実にシンプルで、剣を振り回す事ではなく、光を灯すだけである。
「この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネ1:4,5)
この光であられるキリストを迎えるだけで、暗闇に勝利する事ができるのだ。
人を照らすいのちの光であられるイエス様をお迎えし、光の子らしくこの世の旅路を歩み、勝利に勝利を重ねる皆さんでありますように。
主イエス・キリストの名前によって祝福します!