メッセージ - 賛美する地球、太陽、星々と、全宇宙の石たち(詩篇19:1-6)
賛美する地球、太陽、星々と、全宇宙の石たち(詩篇19:1-6)
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聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
19:1a もろもろの天(ハ・シャマイム)は神の栄光をあらわし(サファール)、
この詩は、単なる詩的表現の羅列ではなく全宇宙的な真理の実体が記されている。
もろもろの天(ハ・シャマイム)とは、私達が空を見上げて見える青い空、白い雲のあの空のみならず、その向こう側の宇宙も、さらにその向こう側の天国も含めた「天たち」である。
それらは、神の栄光をあらわす。
この「あらわす」のヘブライ語はサファール、刻みつけ、あるいは刻印して語り告げる意味で、宇宙は、地球は、太陽は、そして天体の全星々は、神様が創世記1章で創造(バラ:創造する、秩序を立てる、秩序や存在を維持させ続ける)以来、ずっと神の栄光を刻みつけつつ回転し、軌道を巡り続けているのだ。
宇宙の星々は、実際、歌っている。
物体は歌う口はないし、宇宙空間は空気が無いので空気振動である声や歌は聞こえない、と思われがちだが、近年NASAによって、そうではない事が分かったのだ。
地球は回転しながら、電磁振動によって音を発しているし、宇宙空間は電磁バーストや電磁パルス、太陽風、荷電粒子などの振動があちこちに満ちている。
それらの振動は、人の耳では聞こえないが、それらを耳で聞こえる音に変換した所、なんと、美しい歌のように、あるいはどんな音楽にも合うようなメロディのように、どんな音楽にも合う伴奏のように聞こえるのだ。
「もろもろの天は神の栄光をあらわし」ている、というのは、詩的表現ではなく、実際にそうなのである。
イエス様も「石が叫ぶ」と言われた。
弟子達も、幼子たちも、「天には平和、いと高きところには栄光あれ」と、御使い達も賛美する賛美をもって喜びほめたたえた。
パリサイ人たちはそれを不服とし、叱るようにイエス様に求めたが、しかしイエス様は、もし彼らが賛美を止めるなら、石が賛美する、と言った。
事実、地球という大きな石は、詩篇にあるとおりに主を賛美しており、そして、地球にある、いや、全宇宙にある小さな石さえ、主を賛美しているのである。
宇宙広しといえども、神が、神の似姿に創られた主の栄光を称える存在とされたのは、この、地球に住んでいる人間だけである。
もし、私達人間が神を賛美しないなら、賛美する権利は、石に、星に、奪われてしまい、その人は、石もに劣る人間なのである。
19:1b 大空(ラキア)はみ手のわざをしめす(ナガド)。
大空(ラキア)は私達が空を見上げて見える、あの空である。1節の前半が、大気圏の外側の宇宙を言うなら、後半は、大気圏の内側を言う。
そこにおいては、御手のわざが示されている(ナガド)。
このナガドとは、明確に表明するという意味である。
この大気圏の内側においては、緑の自然の中を諸々の動植物が生き、海においても多くの生物が生きかい、空には鳥が飛んでおり、それらの全ては、神の栄光をあらわしている。
ローマ1:20 神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。したがって、彼らには弁解の余地がない。
人は、この自然世界を見る時に、神の永遠の力と神性を明らかに認めており、これを見ておきながら「神はいない」と言うなら、それは不義をもって真理をはばもうとする人間であり、その、あらゆる不信心と不義とに対して、神の怒りが天から啓示される。(ローマ1:18)
19:2a この日は言葉をかの日につたえ、
ここでは、日(昼)は、また次の日に伝えるものがある。太陽がのぼると、地上の植物や動物はその光に輝き照らしだされ、伸びてゆき、育っていく。
日本や韓国などは、日ごとに太陽が登って沈むが、アラスカはアラスカなりに白夜と極夜による月単位の「昼と夜」がある。
それぞれの土地土地に適した太陽の登り方と沈み方をしているが、一年トータルで、日本もアラスカも太陽の時間は一緒である。
そしてそれぞれの地に群生している動物植物は、それぞれが適した所で育つ。
そして、そのトータルで、それぞれの神の栄光を褒め称えている。
19:2b この夜は知識をかの夜につげる。
ここでは、夜は知識を伝えるものだ、と書いてある。
人や動植物は、昼の間に動いて崩れてしまったバランスを、神が元々創造したプログラム(知識)を伝えて、修復する。
全被造物は、形状記憶合金のように、本来ある姿を記憶しており、その記憶を、夜が伝えて、本来ある姿から離れた所から、元の姿へと戻すのである。
だから、夜は休むべきなのだ。このように、神がプログラムして下さった昼の働きと夜の休みの営みを、逆転させてしまっている人は、体調や心に変調を来しやすいのはそのためである。
19:3 話すことなく、語ることなく、その声も聞えないのに、
神の栄光と神の法則を、昼から昼へ、夜から夜へと伝える声や音も、宇宙が賛美する声同様、我々には聞こえないけれども、しかし確かにそれは存在し、全ての地へ伝えている。
この、神の栄光の伝令は、信仰の耳が与えられているクリスチャンには分かり、聞こえないけれどもその旋律を理解する。
それが全地にあまねく響き渡っている事を。
19:4 その響きは全地にあまねく、その言葉は世界のはてにまで及ぶ。神は日のために幕屋を天に設けられた。
全地は神の栄光の音楽を、オーケストラのハーモニーをもって奏でているのだ。
地球も、太陽も、そして全宇宙にある星々も、その中にある一つ一つのちいさな石も。
19:5 日は花婿がその祝のへやから出てくるように、また勇士が競い走るように、その道を喜び走る。
19:6 それは天のはてからのぼって、天のはてにまで、めぐって行く。その暖まりをこうむらないものはない。