• カテゴリ 詩篇 の最新配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

メッセージ - 栄光の主のみわざこそが成就する(詩篇33篇)

栄光の主のみわざこそが成就する(詩篇33篇)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 詩篇
執筆 : 
pastor 2018-12-10 15:30

栄光の主のみわざこそが成就する(詩篇33篇)
Youtube動画
メッセージ音声

_______________ 
詩篇33篇は賛美によって始まり、主の創造のわざの素晴らしさを告げ、主をおそれ主を待ち望む者の幸いを宣言し、主への信仰告白と応答によって終わっている。

詩篇33:1 正しき者よ、主によって喜べ、さんびは直き者にふさわしい。

ここで「ふさわしい」と訳された語「ナヴェー」は「美しい」(雅歌書1:5や2:14、6:4)とも訳すことが出来、特に、「似合っている故の調和的美しさ」を意味する。
どんな音楽大学を出ていても、あるいは、歌手としてキャリアを積んでいたとしても、その人が歌う「賛美」が、しっくりとしているかどうかは、別の話である。
ただ歌声がきれいで楽器を演奏するテクニックが素晴らしかったとしても、心がねじ曲がっているとするなら、その「賛美」は、不相応で、違和感を感じるものだ。

詩篇33:2 琴をもって主をさんびせよ、十弦の立琴をもって主をほめたたえよ。
33:3 新しい歌を主にむかって歌い、喜びの声をあげて巧みに琴をかきならせ。

賛美は今日も聖徒たちによって、日々、新しく創られる。
その日々つくられる新しい賛美をもって、日々開発される様々の楽器や演奏法を用いて主をほめ讃えるのは、いつの時代でも相応しい事であり、主が求めておられる所である。
この詠み人知らずの詩篇の作者は、今もなお、現代の聖徒たちに語っている。新しい歌を主に向かって歌え、と。

そしてさらに続く所において、主の創造のわざに対する賛美がある。

詩篇33:4 主のみことばは直く、そのすべてのみわざは真実だからである。
33:5 主は正義と公平とを愛される。地は主のいつくしみで満ちている。
33:6 もろもろの天は主のみことばによって造られ、天の万軍は主の口の息によって造られた。
33:7 主は海の水を水がめの中に集めるように集め、深い淵を倉におさめられた。
33:8 全地は主を恐れ、世に住むすべての者は主を恐れかしこめ。

この世の、全て主に創られたものは、主の宣言型動詞のことばによって創造された。
神の宣言型動詞は、必ず「そうなる」「在り続ける」もので、全宇宙も、星々も、また海も、空も、あらゆる植物、あらゆる生き物も、この宣言型動詞に100%従順して成り立っている。
さらに聖書には「命令型動詞」があるが、これは被造物の中でも人間に対して発せられる命令で、人は、この命令形動詞に対しては、従順する事が要求される。
しかし人間には、自由意志があるため、人の自由意志によって破られる事もある。
もし人がそれを破るなら、その人には聖書に記されている通りの災いが起きてしまう。しかしもし人がそれに従順するなら、聖書に記されている通り、必ず主のわざが為り、祝福される。(申命記28章)

詩篇33:9 主が仰せられると、そのようになり、命じられると、堅く立ったからである。
33:10 主はもろもろの国のはかりごとをむなしくし、もろもろの民の企てをくじかれる。
33:11 主のはかりごとはとこしえに立ち、そのみこころの思いは世々に立つ。
33:12 主をおのが神とする国はさいわいである。主がその嗣業として選ばれた民はさいわいである。

ここにおいては、ただ、主のはかりごとだけが成ることが宣言されている。
全被造物の中で、主の言葉に従わない自由さえ与えられているのが、神の似姿である人間であり、神を敬わない自由のみならず、神の御子を殺す自由さえも与えられている。
しかし聖書に記されている通り、御子を引き渡す者は永遠に呪われ、御子を信じる者は永遠の救いを得る。

ただこの世は、そして来る世も、全ては主の御心の通りに成る。
主の御言葉から離れた人の自分勝手なわざは、いかに一時的に大きく燃え上がったとしても、必ず、消えていく。

詩篇33:13 主は天から見おろされ、すべての人の子らを見、
33:14 そのおられる所から/地に住むすべての人をながめられる。
33:15 主はすべて彼らの心を造り、そのすべてのわざに心をとめられる。

そうである。主は全地を見渡しておられる、のみならず、全・人類の心をも、見透かしておられる。
その証拠に、主は、ダビデが少年の時、イスラエルの中で誰も見向きもしない末っ子で、羊飼いの仕事をさせられている時に、主の目からは、最も王として相応しい者として、既に見出しておられた。

1サムエル記16:1 さて主はサムエルに言われた、「わたしがすでにサウルを捨てて、イスラエルの王位から退けたのに、あなたはいつまで彼のために悲しむのか。角に油を満たし、それをもって行きなさい。あなたをベツレヘムびとエッサイのもとにつかわします。わたしはその子たちのうちにひとりの王を捜し得たからである」。

それは彼の心は主に対して全く一つで、羊を飼いながら主への賛美の詩を沢山つくり、また羊たちを命がけで守っていたからだ。
まことに主の目と、人の見る目は違う。

1サムエル記16:7 しかし主はサムエルに言われた、「顔かたちや身のたけを見てはならない。わたしはすでにその人を捨てた。わたしが見るところは人とは異なる。人は外の顔かたちを見、主は心を見る」。

サムエルでさえ、見た目で惑わされた。
しかし主が言っておられる通り、主は、人の心をこそご覧になられる。

2歴代誌16:7 そのころ先見者ハナニがユダの王アサのもとに来て言った、「あなたがスリヤの王に寄り頼んで、あなたの神、主に寄り頼まなかったので、スリヤ王の軍勢はあなたの手からのがれてしまった。
16:8 かのエチオピヤびとと、リビアびとは大軍で、その戦車と騎兵は、はなはだ多かったではないか。しかしあなたが主に寄り頼んだので、主は彼らをあなたの手に渡された。
16:9 主の目はあまねく全地を行きめぐり、自分に向かって心を全うする者のために力をあらわされる。今度の事では、あなたは愚かな事をした。ゆえにこの後、あなたに戦争が臨むであろう」。
16:10 するとアサはその先見者を怒って、獄屋に入れた。この事のために激しく彼を怒ったからである。アサはまたそのころ民のある者をしえたげた。
16:11 見よ、アサの始終の行為は、ユダとイスラエルの列王の書にしるされている。
16:12 アサはその治世の三十九年に足を病み、その病は激しくなったが、その病の時にも、主を求めないで医者を求めた。

アサ王は、最初は主により頼み良き政治を行っていた。しかし、栄えて富み出すと、驕り高ぶり、主に対して心を尽くす者ではなくなってしまった。
彼の場合、ダビデとは逆の道を行き、彼に御言葉を持っていって戒めた預言者の足をしばり、主の御言葉には従わない事を示してしまった故に、最後には足に病が発症し、それでも主に立ち返らず医者に頼ったので、結局、その病が元で彼は死んでしまう。
主を差し置いていて、医療や戦闘力により頼む者は、このようになってしまう。

詩篇33:16 王はその軍勢の多きによって救を得ない。勇士はその力の大いなるによって助けを得ない。
33:17 馬は勝利に頼みとならない。その大いなる力も人を助けることはできない。

人は軍馬や兵器に、勇士により頼もうとするが、主の御前には、それらは役に立たない。
主が求めておられる事はむしろ、主を恐れる事、そのいつくしみを望む人をこそ、求めておられる。

詩篇33:18 見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある。
33:19 これは主が彼らの魂を死から救い、ききんの時にも生きながらえさせるためである。

そして、この詩篇の最後は、主に対する応答と信仰告白によって締めくくられている。

詩篇33:20 われらの魂は主を待ち望む。主はわれらの助け、われらの盾である。
33:21 われらは主の聖なるみ名に信頼するがゆえに、われらの心は主にあって喜ぶ。
33:22 主よ、われらが待ち望むように、あなたのいつくしみをわれらの上にたれてください。

私達も主に告白すべきである。
あなたこそ、わたしの救いの神、あなたこそ私の助け、私の盾、と。
主もまた、そのように主を呼び求める魂を救い出し、恵みて満たして下さるのだ。

トラックバック

トラックバックpingアドレス トラックバックpin送信先urlを取得する
メインメニュー
礼拝ライブ中継

礼拝ライブ中継!

礼拝ライブ中継!

過去の礼拝映像も視聴できます

メッセージ
このページを紹介!

 
 
 
礼拝週報
メッセージ音声
携帯メールで毎日メッセージを購読!無料!

以下コードを読み込み、空メールを送信すれば登録できます。

パソコン/ウィルコム/スマートフォンで受信:以下にメールアドレスを入力下さい。

メルマガ購読・解除
日々のバイブルメッセージ
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
Podcast

以下画像をitunesへドラッグすれば、更新が自動的にPodcast配信されるようになります。

※2020/1/1より以前に登録された方は、再度、以下Podcast画像をitunesへドラッグする必要があります。

 主日礼拝ポッドキャスト

定期祈祷会ポッドキャスト

その他音声 ポッドキャスト

検索
Copyright ©Yokohama Voice of Christ Church 横浜天声キリスト教会
All Rights Reserved.
 〒231-0058 神奈川県横浜市中区弥生町2-17 ストークタワー大通公園?-201
TEL/FAX:045-326-6211

ephes_03-tensei@ yahoo.co.jp
© 2022 Powered by XOOPS Cube 2.1
Welcome Guest