メッセージ - 御言葉を思い巡らしアーメンする事によってキリストを宿す性質(ルカ2:15-24)

御言葉を思い巡らしアーメンする事によってキリストを宿す性質(ルカ2:15-24)

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執筆 : 
pastor 2018-12-25 7:40

御言葉を思い巡らしアーメンする事によってキリストを宿す性質(ルカ2:15-24)
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博士達は星に導かれてイエス様の元へと導かれたが、羊飼い達は「ダビデの町で救い主がお生まれになった」というキーワードしか無かったので、ミカ書の預言の御言葉を頼りに、「ここに飼い葉桶に布にくるまって寝かされている赤ちゃんはいませんか」と聞いて回ったかもしれない。

ルカ2:15 御使たちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼たちは「さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせ下さったその出来事を見てこようではないか」と、互に語り合った。
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフ、また飼葉おけに寝かしてある幼な子を捜しあてた。

御言葉には、賞味期限がある。
羊飼いがもし聞いた御言葉に対し「もうちょっと待って」「明日にします」「1週間後にします」などと言っていたら、飼い葉桶に寝かされているイエス様には出会えなかっただろう。

ルカ2:17 彼らに会った上で、この子について自分たちに告げ知らされた事を、人々に伝えた。

イエス様が飼い葉桶に寝かされている所には、「人々」がいた事が書いてある。
アウグストによる住民登録騒ぎで、混雑状態にあるベツレヘムは、この、動物小屋で飼い葉桶に寝かされている、通常ではありえない場面に、人々が来ていたのかもしれない。

ルカ2:18 人々はみな、羊飼たちが話してくれたことを聞いて、不思議に思った。

人々が飼い葉桶に布にくるまって寝かされている赤ちゃんイエス様を囲んでいる所に、「ここに飼い葉桶に布にくるまって寝かされている赤ちゃんはいませんか」と、通常ではありえないような事を聞いて回る羊飼い達が来て、人々も、マリヤも、おおいにびっくりしただろう。

2:19 しかし、マリヤはこれらの事をことごとく心に留めて、思いめぐらしていた。

マリヤの性質、それは、聞いた御言葉を思い巡らす性質である。
それが、彼女をしてイエス様を宿らせた。

2:21 八日が過ぎ、割礼をほどこす時となったので、受胎のまえに御使が告げたとおり、幼な子をイエスと名づけた。

御使いが「イエスと名付けなさい」と言ったのは、「受胎のまえ」と書いてある。
だから御使いがマリヤに「おめでとう、恵まれた方」と言った時点ではまだ身ごもっていなかったのだ。
いつ身ごもったか。
それは、マリヤが「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」(ルカ1:38)と言った時点ではないかと私は思う。
なぜなら、イエス様は、御言葉を信じた人のうちに宿って下さるからだ。
もしマリヤが、御使いの言葉に「ありえない」「困ります」などと言って拒否していたら、御使いは次の人を、すなわち御言葉を信仰で混ぜてアーメンして自分自身に結びつける人を探しに出て行っていたかもしれない。

2:22 それから、モーセの律法による彼らのきよめの期間が過ぎたとき、両親は幼な子を連れてエルサレムへ上った。
2:23 それは主の律法に「母の胎を初めて開く男の子はみな、主に聖別された者と、となえられねばならない」と書いてあるとおり、幼な子を主にささげるためであり、
2:24 また同じ主の律法に、「山ばと一つがい、または、家ばとのひな二羽」と定めてあるのに従って、犠牲をささげるためであった。

このきよめの期間と犠牲についての律法は、レビ記12章にある。

レビ記12章は、出産に関する規定である。
『「イスラエルの人々に言いなさい、『女がもし身ごもって男の子を産めば、七日のあいだ汚れる。すなわち、月のさわりの日かずほど汚れるであろう。八日目にはその子の前の皮に割礼を施さなければならない。その女はなお、血の清めに三十三日を経なければならない。その清めの日の満ちるまでは、聖なる物に触れてはならない。また聖なる所にはいってはならない。』(レビ記12:2-4)

男の子を出産すると、七日間その女性は汚れ、さらに三十三日、きよめのために家に留まり、その間、聖なる所に入ってはならない。
そして女の子を出産するなら、その汚れときよめの期間は、男の子の場合の2倍となる。
新しいいのちが誕生する「おめでた」なのに、一体なぜ「汚れ」からの「きよめ」が必要なのか。

創世のはじめ、神は全生物に対し、産んで、増えて、地に満ちていくよう、祝福の命令を下された。
アダムとエバに罪が無かった頃、出産は、命を増え広がらせる、尊くすばらしき事であったはずだが、女が蛇に欺かれ、全人類に罪を導入してしまった時、「良き事」であったはずの出産は、罪を生み出し、罪を地にはびこらせる「悪しき事」へと変容してしま、ノアの時代に至っては、悪が甚だはびこり、神を悲しませるまでになった。
「女の産みの苦しみを大いに増す」(創世記3:16)、これは、夫に対して、そして全人類に対して、罪を運ぶ通路として用いられてしまった事の、ペナルティとして、女に与えられたものだった。

女性は、いのちを産み、育てるという役割が与えられている故、「母性」という特別な愛情が与えられた。
それ故、ことさらに清めに立つ必要があるのだ。
そういうわけで、出産した女性は、七日プラス三十三日の、計四十日(女児の場合は八十日)という期間が定められ、その閉じこもっている期間、エバ由来の犯しやすい罪と弱さについて、汚れときよめについて、そして、母としてこれからいのちをしっかり繋いで行くべき事を、新しく生まれたいのちとじっくり向き合いながら、思いめぐらし、考えるべきなのだ
御言葉を思い巡らし、いのちを思い巡らす。
それこそマリヤのようにキリストを宿す性質である。

いのちを産む事、子を育てる事、そして、性的な事には、ことさら「汚れ」が入りやすい。
それ故、それらの事には特に「きよめ」の意識を持たなくてはならない。
夫婦の営みや、出産の度にそれらを学んでいるユダヤ人女性は、いのちと性に関する概念がとてもしっかりしており、そのため、ユダヤ民族は諸々の歴史的な困難にもかかわらず、栄え、増え広がって行ったが、そうした学びの一切無い異教徒達は、それだけ罪と汚れに陥りやすく、滅びを身に招きやすいのだ。

マリヤのように聞いた御言葉を信仰によって自分自身へとしっかり結びつけ、アーメンによって自分と一つとなる人にこそ、イエス様は宿って下さる。

ヘブル4:1 それだから、神の安息にはいるべき約束が、まだ存続しているにかかわらず、万一にも、はいりそこなう者が、あなたがたの中から出ることがないように、注意しようではないか。
4:2 というのは、彼らと同じく、わたしたちにも福音が伝えられているのである。しかし、その聞いた御言は、彼らには無益であった。それが、聞いた者たちに、信仰によって結びつけられなかったからである。
4:3 ところが、わたしたち信じている者は、安息にはいることができる。それは、/「わたしが怒って、/彼らをわたしの安息に、はいらせることはしないと、/誓ったように」/と言われているとおりである。しかも、みわざは世の初めに、でき上がっていた。

羊飼い達は、聞いた御言葉をそのとおり実行し、そうしてキリストの元へと導かれ、キリストとの出会いを通し、キリストを中心とした交わりによって、喜び賛美しながら帰って行った。
私達もマリヤのように、羊飼いのように、聞いた御言葉をその通り実行し、キリストと出会い、キリストを宿す者となりたい。

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