メッセージ - 悪人と相対した時に立ち振る舞うべき法則(詩篇37:1-20)

悪人と相対した時に立ち振る舞うべき法則(詩篇37:1-20)

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執筆 : 
pastor 2018-12-27 16:46

悪人と相対した時に立ち振る舞うべき法則(詩篇37:1-20)
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詩篇37篇も、25篇と同様、それぞれの節の冒頭がヘブライ語アルファベット順に並んだ詩篇である。
アルファベット順に並んでいる理由は、覚えやすくなっているから「覚えなさい」という事であり、もしこの詩篇を覚え、この詩篇に記されている通りの思考パターンで生きるなら、人生の途上で、たとえ悪人と相対した時でも、煩わせられる事なく、効果的に立ち振る舞う事が出来るのだ。

『ダビデの歌』(詩篇37篇表題)
詩篇37:1 悪をなす者のゆえに、心を悩ますな。不義を行う者のゆえに、ねたみを起すな。
37:2 彼らはやがて草のように衰え、青菜のようにしおれるからである。

これを覚えているなら、自ら悪の道に入る事はできない。
もし御言葉にそぐわない悪をを行うなら、主に敵対され、草のように衰えるという法則が、御言葉を通して、身に沁みているからだ。
悪人達とは逆に、水路のそばに植わった木のごとくに、何をしても栄える人とは、悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった人、主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ人である。(詩篇1篇)

詩篇37:3 主に信頼して善を行え。そうすればあなたはこの国に住んで、安きを得る。
37:4 主によって喜びをなせ。主はあなたの心の願いをかなえられる。
37:5 あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ、主はそれをなしとげ、
37:6 あなたの義を光のように明らかにし、あなたの正しいことを真昼のように明らかにされる。

この箇所は、多くのキリスト者の聖書に印がついている所ではないだろうか。
主に信頼する事、主を喜びとする事、人生の道を主にゆだねる事、それは、ユダヤ人の多くも遵守する所であり、キリストにある老若男女全ての聖徒が生きる人生の基準である。
この基準に従って歩む人に対し、主は、彼らの全ての物事を成し遂げさせてくださり、また、彼らが世にさばきの場に立つ時、主からの軍配が上がって、主の栄光の光に輝かされるコツである。(6節)

詩篇37:7 主の前にもだし、耐え忍びて主を待ち望め。おのが道を歩んで栄える者のゆえに、悪いはかりごとを遂げる人のゆえに、心を悩ますな。
37:8 怒りをやめ、憤りを捨てよ。心を悩ますな、これはただ悪を行うに至るのみだ。

主は、悪人に対しては悪で報いられる故に、私達も、悪人が悪をしたからと言って、悪で返してはならない。

詩篇37:9 悪を行う者は断ち滅ぼされ、主を待ち望む者は国を継ぐからである。

この「国を継ぐ」というキーワードは、詩篇37篇で5回出てくる重要キーワードである。(9,11,22,29,34節)
どのような人が、地を相続するか。

1ペテロ3:9 悪をもって悪に報いず、悪口をもって悪口に報いず、かえって、祝福をもって報いなさい。あなたがたが召されたのは、祝福を受け継ぐためなのである。
3:10 「いのちを愛し、/さいわいな日々を過ごそうと願う人は、/舌を制して悪を言わず、/くちびるを閉じて偽りを語らず、
3:11 悪を避けて善を行い、/平和を求めて、これを追え。
3:12 主の目は義人たちに注がれ、/主の耳は彼らの祈にかたむく。しかし主の御顔は、悪を行う者に対して向かう」。

さばきは主のものであり、私達が報復する者ではない。
私達は、悪に対しては悪で返さず、善で返すべきである。悪で返すなら、悪人の報いを受けてしまうからだ。
なぜなら私達が召されたのは、祝福を受け継ぐためであるからだ。

詩篇37:10 悪しき者はただしばらくで、うせ去る。あなたは彼の所をつぶさに尋ねても彼はいない。
37:11 しかし柔和な者は国を継ぎ、豊かな繁栄をたのしむことができる。

柔和な者は、地を相続する。(マタイ5:5)
この「柔和(アナーブ:謙遜な、貧しい)」は、モーセの性質でもある。

民数記12:3 モーセはその人となり柔和なこと、地上のすべての人にまさっていた。

この民数記12章の場面では、彼の姉ミリヤムが、モーセがクシュ人の女をめとっていた事を責め立てて、「主はただモーセとだけ話されたのでしょうか。私たちとも話されたのではないでしょうか。」、と言ったが、主の軍配はモーセのほうに上がった。ミリヤムはこの高ぶりが元で、ツァラアトになった。
なぜなら主が立てた権威は、ミリヤムにではなく、モーセのほうにあったからだ。
地上においては、弁論達者な者、多少うそをついても物事をうまく進めて行く者が栄えてくかのように見えるが、主が目を留めて偉大な指導者とされる人とは、多少口下手であっても謙遜な人なのだ。

詩篇37篇の12節以降は、悪者は決して栄え続けないという法則が記されている。

詩篇37:12 悪しき者は正しい者にむかって/はかりごとをめぐらし、これにむかって歯がみする。
37:13 しかし主は悪しき者を笑われる、彼の日の来るのを見られるからである。
37:14 悪しき者はつるぎを抜き、弓を張って、貧しい者と乏しい者とを倒し、直く歩む者を殺そうとする。
37:15 しかしそのつるぎはおのが胸を刺し、その弓は折られる。

主は、御前において誠実に正しく立とうとする人が、悪人の手の中で滅びるような事を、黙ってはおかない。
悪人は主の目にかなった人に罠を張ろうとしても、その墓穴は自分で入るように、主はなされる。

詩篇37:16 正しい人の持ち物の少ないのは、多くの悪しきの者の豊かなのにまさる。
37:17 悪しき者の腕は折られるが、主は正しい者を助けささえられるからである。
37:18 主は全き者のもろもろの日を知られる。彼らの嗣業はとこしえに続く。
37:19 彼らは災の時にも恥をこうむらず、ききんの日にも飽き足りる。

ボアズはききんの時代にあっても、彼の畑は豊かに満ち足りていた。
それは、彼が貧しい人をかえりみ、自分の事業所では祝福のあいさつを交わし合う、主の御言葉を忠実に守り行う、御前で正しく歩む人だったからだ。
主はそのような人に対して、恥をこうむらせる事なく、その嗣業を、永遠に続かせて下さる。

詩篇37:20 しかし、悪しき者は滅び、主の敵は牧場の栄えの枯れるように消え、煙のように消えうせる。

牧場が草で生え盛っているとするなら、それは、羊たちに食べ尽くされる。
同様に、悪人の蓄えたものは、主の羊たちが、それを食べて行くものなのだ。

伝道者の書2:26 神は、その心にかなう人に、知恵と知識と喜びとをくださる。しかし罪びとには仕事を与えて集めることと、積むことをさせられる。これは神の心にかなう者にそれを賜わるためである。これもまた空であって、風を捕えるようである。

悪人は、いかに悪で蓄えても、それは悪人がいつまでも持つものではない。
それらは主を羊飼いとする主の羊たちへと、渡されていくのだ。

この詩篇37篇に従い、悪人がした事には、いつまでも心煩わせる事なく、主を喜びとし、主に信頼し、主が成し遂げて下さる事にまかせるという、ただ平安の日々を歩んでいく皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!

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