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メッセージ - 「沈黙は金なり」が真ではない場合の見分け方(詩篇39篇)

「沈黙は金なり」が真ではない場合の見分け方(詩篇39篇)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 詩篇
執筆 : 
pastor 2019-1-7 17:17

「沈黙は金なり」が真ではない場合の見分け方(詩篇39篇)
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メッセージ音声

________________ 
聖歌隊の指揮者エドトンによってうたわせたダビデの歌
39:1 わたしは言った、「舌をもって罪を犯さないために、わたしの道を慎み、悪しき者のわたしの前にある間は/わたしの口にくつわをかけよう」と。
39:2 わたしは黙して物言わず(KJV: even from good: トーブ)、むなしく沈黙を守った。しかし、わたしの悩みはさらにひどくなり、
39:3 わたしの心はわたしのうちに熱し、思いつづけるほどに火が燃えたので、わたしは舌をもって語った。

ダビデは、口で罪を犯さないようにするために、悪者を前には、口を閉ざしておこう、と決心したが、すればするほど痛みがひどくなっていった。
口を閉ざすべき時もあるが、黙ってはならない時もある。
ダビデの悩みがひどくなったのは、良いこと(トーブ)をさえ、口から出さず、黙っていたからだ。

トーブというヘブライ語、それはパーフェクト、ビューティフル、グッドの意味で、神の天地創造の6日間で6回、ご自身の創造のみわざに対して神が評価された言葉であり、そして神の混じりけのない御言葉は、トーブそのものである。
悪者を前にして、神のトーブな御言葉と、神のトーブな御業を黙っているなら、ますます悪が調子に乗って、はびこり、同時に、トーブを口に出さなかった本人の中には、悩みが火のように燃え上がってしまうのだ。

ダビデがトーブな言葉にも黙っていた結果、思い知らされたのは、自分も含めた「人間のはかなさ」である。

詩篇39:4 「主よ、わが終りと、わが日の数のどれほどであるかをわたしに知らせ、わが命のいかにはかないかを知らせてください。
39:5 見よ、あなたはわたしの日をつかのまとされました。わたしの一生はあなたの前では無にひとしいのです。まことに、すべての人はその盛んな時でも/息にすぎません。〔セラ

はびこる悪におもねって、10年や20年、命を永らえたとしても、結局それは、はかないものである。
この卑屈にながらえた期間は、むなしさと痛みの日々にすぎない。
ダビデは、自分も含めた人間というものの「むなしさ」を味わった故に、次のように結論する。

詩篇39:6 まことに人は影のように、さまよいます。まことに彼らはむなしい事のために/騒ぎまわるのです。彼は積みたくわえるけれども、だれがそれを収めるかを知りません。
39:7 主よ、今わたしは何を待ち望みましょう。わたしの望みはあなたにあります。

ダビデは、彼自身の望みは、ただ主である、と結論した。
まことの神から離れた人の世界の中にも、人と人との間にも、そして、自分という人の中にも、結局は、むなしさしか以外には何も見いだせない。
そんな人間が、永遠なる神を抜きにして、10年20年ながらえた所で、一体何になるだろうか。
結局ダビデは、わが望みは決してすたれる事の無い、永遠に価値ある御方、主である、と、思い知るに至ったのだ。

私達は、イエス様にならうべきである。
イエス様は、悪しき者に取り囲まれ、よってたかって「偽り」の言葉に囲まれた時、それらに対しては、一切口を開かなかった。
しかし、真理の言葉については大いに口を開いた。

マタイ26:59 さて、祭司長たちと全議会とは、イエスを死刑にするため、イエスに不利な偽証を求めようとしていた。
26:60 そこで多くの偽証者が出てきたが、証拠があがらなかった。しかし、最後にふたりの者が出てきて、
26:61 言った、「この人は、わたしは神の宮を打ちこわし、三日の後に建てることができる、と言いました」。
26:62 すると、大祭司が立ち上がってイエスに言った、「何も答えないのか。これらの人々があなたに対して不利な証言を申し立てているが、どうなのか」。
26:63 しかし、イエスは黙っておられた。そこで大祭司は言った、「あなたは神の子キリストなのかどうか、生ける神に誓ってわれわれに答えよ」。
26:64 イエスは彼に言われた、「あなたの言うとおりである。しかし、わたしは言っておく。あなたがたは、間もなく、人の子が力ある者の右に座し、天の雲に乗って来るのを見るであろう」。

イエス様はこれ故に十字架刑が確定したが、イエス様はいつも真理に立って、心安らかであった。
キリスト者も、偽りに対して一切くちびるで関わらず、ただ、真理の言葉を発するなら、後ろ暗さが一切無く、心安らかで、たとえ迫害され殉教に至るとしても、聖霊が助けてくださり、世の何者にもまさる平安に満たされ、主の栄光をあらわす事が可能なのである。(使徒7:54-60)

詩篇39:8 わたしをすべてのとがから助け出し、愚かな者にわたしをあざけらせないでください。
39:9 わたしは黙して口を開きません。あなたがそれをなされたからです。
39:10 あなたが下された災を/わたしから取り去ってください。わたしはあなたのみ手に打ち懲らされることにより/滅びるばかりです。

ダビデは自分自身の罪や愚かさに由来する災いを、取り去って下さいと願う。
随分都合の良い願いだが、しかし罪の赦しと、聖霊による造り変えは、罪穢れを除き、ゆるしてくださる主へと向かっていき、主に自分の罪を言い表し、悔い改め、主と関わりを持とうとする人々に、与えてくださる。

詩篇39:11 あなたは罪を責めて人を懲らされるとき、その慕い喜ぶものを、しみが食うように、消し滅ぼされるのです。まことにすべての人は息にすぎません。〔セラ

人が、主を抜きにして喜び楽しむ世の楽しみや栄華は、結局、しみが食うように消し滅ぼされてしまう。ソロモンがまさにそうだった。
彼は前半人生は主に従っていたものの、人生の途中から驕り高ぶり、主を抜きにして歩み、富も権威も地上の頂点に立った時、妻を700人、妾を300人囲ったが、結局、それら得たものは全てが虚しい、と言う以外にはなかった。(伝道者の書)
ダビデは、この詩篇の最後を、祈りで締めくくる。

詩篇39:12 主よ、わたしの祈を聞き、わたしの叫びに耳を傾け、わたしの涙を見て、もださないでください。わたしはあなたに身を寄せる旅びと、わがすべての先祖たちのように寄留者です。
39:13 わたしが去って、うせない前に、み顔をそむけて、わたしを喜ばせてください」。

この短い祈りの中に「わたし」という言葉が6回も出てくる。
彼は、「わたしの祈を聞き、わたしの叫びに耳を傾け、わたしの涙を見て、、、」と主に嘆願し、わたしにかまってほしいと、主との関係を求めたのだ。
主との親密な関係を求める事こそ、罪が赦され、パラダイスへ行くコツである。
イエス様と共に十字架につけられた強盗は、イエス様に「わたしを思い出して下さい」と、関係を求めた事によって、その日、イエス様と共にパラダイスに行った。

結局、以下の告白こそ、人間世界のむなしいやりくりから脱出できる言葉である。

詩篇39:7 主よ、今わたしは何を待ち望みましょう。わたしの望みはあなたにあります。

主イエス様に望みをかけ、真理の御言葉とあかしを宣言し、主に対して一切の後ろ暗い所が無い、永遠に充実した「生」を生きる皆さんでありますように!
イエス様のお名前によって祝福します!

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