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メッセージ - 人目に隠れた王達 - 主をほめ讃える民(詩篇47篇)

人目に隠れた王達 - 主をほめ讃える民(詩篇47篇)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 詩篇
執筆 : 
pastor 2019-2-7 14:06

人目に隠れた王達 - 主をほめ讃える民(詩篇47篇)
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聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子の歌
詩篇47:1 もろもろの民よ、手をうち、喜びの声をあげ、神にむかって叫べ。
47:2 いと高き主は恐るべく、全地をしろしめす大いなる王だからである。

「しあわせなら手をたたこう」という有名な歌があるが、それは、この詩篇47篇が元になってできた歌である。
この歌の作詞者は、木村利人さんというクリスチャンで、彼がフィリピンの農村でボランティアとして働いた1954年、第二次世界大戦で日本兵により親や家族を殺された経験を持つ人達がまだ多く、冷たく厳しい態度を木村さんに向ける人達が多くいた中、唯一、友好的な態度をとってくれていたランディという青年との交わりを通じ、国のした悪に関わりなく、全ての国民は主に向かって手をうち鳴らし、喜びの声をあげよ、という御言葉が元で生まれた歌だった。

私達が、人のした悪を思わず、自分の国という概念を超えて、同じ主を喜び、褒め称える時、奇跡が起こされる。
この曲はやがて日本で有名になり、東京オリンピックの時には世界的に有名になり、多くの国の言葉で歌われるようになって行く。
たとえ、国同士では敵対関係にあっても、同じ主に共に向かい、主の御胸である「愛し合う事、赦しあう事」を、態度をもって示して行った時、人が行った悪のわざは薄れ、ただ主の栄光が大きくなって行く。

詩篇47:3 主はもろもろの民をわれらに従わせ、もろもろの国をわれらの足の下に従わせられた。

私達は、神と人との間に立つ者、全ての国民をこの神へと引き寄せるべき王であり、祭司であり、預言者である。
私達が国の指導者、上に立てられた権威のために祈る結果、悪しき統治者達は降ろされ、良き統治者が与えられ、それによってもたらされる神の国の良き統治が及んで行く。
その時、「主はもろもろの民をわれらに従わせ」という言葉が成就する。

詩篇47:4 主はその愛されたヤコブの誇を/われらの嗣業として、われらのために選ばれた。〔セラ

ヤコブといえば、押しのける者、かかとを掴むものとして生まれてきた。
しかし彼は、やがて、主と格闘した時、主から「去らせなさい」と言われても「去らせません、祝福して下さるまでは」と言って去らせず、ついに、イスラエルという名をいただいて祝福を受けた。
どんな状況にいるとしても、祝福をいただくまでは去らせません、と、強い意志をもって祝福を勝ち取る。それが、主が愛されたヤコブの誇りである。
そのヤコブの誇りを持つ聖徒たちに、主は、嗣業を量って与えられる。

詩篇16:6 測りなわは、わたしのために好ましい所に落ちた。まことにわたしは良い嗣業を得た。
16:7 わたしにさとしをさずけられる主をほめまつる。夜はまた、わたしの心がわたしを教える。
16:8 わたしは常に主をわたしの前に置く。主がわたしの右にいますゆえ、わたしは動かされることはない。
16:9 このゆえに、わたしの心は楽しみ、わたしの魂は喜ぶ。わたしの身もまた安らかである。

私達が受けるべき嗣業、すなわち私達が受けるべき仕事、家庭、行くべき道は、主が測りなわをもって測っておられ、私達の準備が整えられた時に与えられる。

詩篇47:5 神は喜び叫ぶ声と共にのぼり、主はラッパの声と共にのぼられた。

主は賛美の中におられ、人々の喜びの賛美と叫びと、楽器の音の中、共に上って行かれる。

イエス様がエルサレム入城する時、弟子たちは大声で神を賛美した。

ルカ19:37 いよいよオリブ山の下り道あたりに近づかれると、大ぜいの弟子たちはみな喜んで、彼らが見たすべての力あるみわざについて、声高らかに神をさんびして言いはじめた、
19:38 「主の御名によってきたる王に、祝福あれ。天には平和、いと高きところには栄光あれ」。
19:39 ところが、群衆の中にいたあるパリサイ人たちがイエスに言った、「先生、あなたの弟子たちをおしかり下さい」。
19:40 答えて言われた、「あなたがたに言うが、もしこの人たちが黙れば、石が叫ぶであろう」。

人々の賛美と共にイエス様は上って行かれたが、パリサイ人たちはそれに憤慨し、賛美した人達を叱るように言ったが、イエス様が言われたのは、もし彼らが黙れば、石が賛美する、と言った。
賛美は、神の似姿として創造された人の口にこそふさわしい。しかしもし人が賛美しないとしても、太陽は、地球は、星々は、主を褒め称えている。(詩篇19篇)

それ故、6節以降は、賛美で満ちている。

詩篇47:6 神をほめうたえよ、ほめうたえよ、われらの王をほめうたえよ、ほめうたえよ。
47:7 神は全地の王である。巧みな歌をもってほめうたえよ。

まことに賛美は、聖徒たちに相応しい。
もし聖徒たちが賛美を止めてしまったら、石が主を褒め称える。神の子が主を褒め称えるのではなく石が褒め称えるとしたら、神の子として恥である。

詩篇47:8 神はもろもろの国民を統べ治められる。神はその聖なるみくらに座せられる。
47:9 もろもろの民の君たちはつどい来て、アブラハムの神の民となる。地のもろもろの盾は神のものである。神は大いにあがめられる。
(The princes of the people have gathered together,The people of the God of Abraham.For the shields of the earth belong to God;He is greatly exalted.)

英語の聖書(KJV)では、私達アブラハムの神の民は「地の王子達(あるいは王女達)」と言っている。

事実、私達はイエス様を信じた事によって、アブラハムの子孫とされ(ガラテヤ3:29)、王族の祭司、聖なる国民とされた。(1ペテロ2:9)
その身分である私達が、イエス様と共に治める故に「主はもろもろの民をわれらに従わせ、もろもろの国をわれらの足の下に従わせられた。」と書いてある。
世においては、国民の上に立つ王や統治者があるが、しかし霊的には、私達が、王であり、祭司であり、預言者、そして神の目には、そのような者達のほうが、権威的には上なのだ。
神は若きエレミヤを召し出した時、言った。

エレミヤ1:5 「わたしはあなたをまだ母の胎につくらないさきに、あなたを知り、あなたがまだ生れないさきに、あなたを聖別し、あなたを立てて万国の預言者とした」。
1:6 その時わたしは言った、「ああ、主なる神よ、わたしはただ若者にすぎず、どのように語ってよいか知りません」。
1:7 しかし主はわたしに言われた、「あなたはただ若者にすぎないと言ってはならない。だれにでも、すべてわたしがつかわす人へ行き、あなたに命じることをみな語らなければならない。
1:8 彼らを恐れてはならない、わたしがあなたと共にいて、あなたを救うからである」と主は仰せられる。
1:9 そして主はみ手を伸べて、わたしの口につけ、主はわたしに言われた、「見よ、わたしの言葉をあなたの口に入れた。
1:10 見よ、わたしはきょう、あなたを万民の上と、万国の上に立て、あなたに、あるいは抜き、あるいはこわし、あるいは滅ぼし、あるいは倒し、あるいは建て、あるいは植えさせる」。
・・・
1:17 しかしあなたは腰に帯して立ち、わたしが命じるすべての事を彼らに告げよ。彼らを恐れてはならない。さもないと、わたしは彼らの前であなたをあわてさせる。
1:18 見よ、わたしはきょう、この全国と、ユダの王と、そのつかさと、その祭司と、その地の民の前に、あなたを堅き城、鉄の柱、青銅の城壁とする。
1:19 彼らはあなたと戦うが、あなたに勝つことはできない。わたしがあなたと共にいて、あなたを救うからである」と主は言われる。

神がエレミヤに与えた権威は、なんと、「万民の上と、万国の上に立て、あなたに、あるいは抜き、あるいはこわし、あるいは滅ぼし、あるいは倒し、あるいは建て、あるいは植えさせる」というものだった。
さらに、「この全国と、ユダの王と、そのつかさと、その祭司と、その地の民の前に、あなたを堅き城、鉄の柱、青銅の城壁とする。彼らはあなたと戦うが、あなたに勝つことはできない。わたしがあなたと共にいて、あなたを救うからである」と言われた。

一見すると、エレミヤは一人で活動する預言者のようであっても、万軍の主がついておられ、主の言葉を忠実に伝えたエレミヤに対して、それを良しとしない者達によって諸々の陰謀が計られたが、エレミヤはその全てから守られ、また、一見すると彼が今にも死にそうになっても、必ず救われた。
それにひきかえ、エレミヤを通して語られた主の言葉に逆らった王達、偽預言者達は、ことごとく滅んで行った。

権威が与えられた者に要求されるのは、最上の権威であられる主への忠実さである。
私達は与えられた権威を、主の御胸に従って行使し、地の権威者達をとりなし、祈り、あるいは、主の御胸を忠実にそのまま語るべきであって、決して職権乱用してはならない。

結局、神から尊い者とされるのは、世の首相や総理大臣、大統領ではなく、私達・主から王として、祭司として、預言者として任命された者達であり、その私達こそ、人には見えない首相や総理大臣、大統領なのだ。

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