メッセージ - 神から計り与えられた、誠実を養うべき時(創世記40章)

神から計り与えられた、誠実を養うべき時(創世記40章)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2020-7-12 8:30

主日礼拝

神から計り与えられた、誠実を養うべき時(創世記40章)

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週報/メッセージ(説教)概要

 
 主は、この不正と災いに満ちた時代に、御手をのべて介入したい、と願っておられるが、出来ないでいる。
今まで主は「人という器」を用いて、時代に介入されて来たが、現代、主は介入したくても、器がいないから、それができない。主から大いに用いて頂く器となるためにどうすればいいか。引き続きヨセフから学びたい。
 
 ヨセフは正直である故、また潔白を貫いた故に、ポテファルの妻から濡れ衣を着せられ、牢屋に入れられてしまった。世の人は、これを「正直者は馬鹿を見る」と言うかもしれないが、そういう価値観の人は、神から大きく用いられる器ではない。主は、きよい器をこそ用いられるからである。ヨセフは、与えられた仕事は、奴隷仕事であっても、監獄であっても、誠実に行ったため、やる事なす事全て祝福された。その事で得た特権や信頼、金銀を、彼は、脱獄や暴動といった自分勝手な方向には用いず、むしろ、与えられている小さな持ち場で、誠実に住み、そこの権威に忠実に従う、という方向に用いた。それで神は、彼を後にエジプト一国という、「大きな持ち場」を任せ、そしてイスラエルの全家族を救い養うという大役が任せられた。
  『さて獄屋につながれたエジプト王の給仕役と料理役の二人は一夜の内にそれぞれ意味のある夢を見た。』(5節) それまでヨセフは、牢屋という狭い世界にいたため、主が与えた夢を解き明かす賜物を発揮する機会は、ほぼ無かった。狭い世界に閉じ込められている故に、与えられている霊的な賜物が発揮できずにいる事を、人はもどかしく思うかもしれないが、主は、誠実を養う人のために、時を計っておられる。
 
 『彼らは言った、「わたしたちは夢を見ましたが、解いてくれる者がいません」。ヨセフは彼らに言った、「解くことは神によるのではありませんか。どうぞ、わたしに話してください」。』(8節) ヨセフは、自分に与えられた賜物は、神からのものであり、それを用いるのは、神の栄光を現すためだ、と公言していた。
 献酌官長が夢の内容を語った時、ヨセフはその夢を見事に解き明かした。すなわち彼は、三日目に開放され、元の地位に戻る、と。そこでヨセフは献酌官長にお願いする。ここから出た暁には、パロに自分の事を話して、ここから出られるように計らってほしい、と。『わたしは、実はヘブル人の地からさらわれてきた者です。またここでもわたしは地下の獄屋に入れられるような事はしなかったのです」。』(14-15節) 
ヨセフは「兄のせいで」とか、「ポティファルの妻のせいで」などと、人のした悪は言わず、ただ「わたしはここに入れられるような事はしなかった」とだけ言った。地を相続するのは、平和な人なのである。(マタイ5:5)
 また、調理官長も、自分の夢をヨセフに語った。その夢の解き明かしは、調理館長には災いの内容だったが、それでもヨセフは、神から与えられた事をそのまま正直に伝えた。私達も、神から与えられた事は正しく伝えなくてはならない。たとえ災いだとわかっていても。彼がこの時、正直に伝えたからこそ、彼には確かに神の力が宿っている、と、パロに伝えられたのだ。世の中が、いかに「正直者はばかを見る」と評価しても、神の国は「正直な人は地に住みつき、潔白な人は地に生き残る。」(箴言2:21)のだ。
 
 果たしてヨセフの解き明かしの通りの事が、二人の身に起きた。しかし献酌官長は、ヨセフから頼まれていた事を、すっかり忘れてしまった。あれだけ生々しく、他方の首が飛んで、自分は助かった、というのに。神は物事を成し遂げるために、人の心からすっかり忘れさせたり、また思い出させたりできる方である。
もしこの時、献酌官長がヨセフの願いを忘れておらず、実行し、ヨセフが釈放されていたら、彼はきっと、あの問題だらけの父や兄達の所に帰って、全てを父に正直に伝え、一悶着を起こして、問題だらけの家で一生、羊飼いとして過ごしていたかもしれない。しかし、それは御心ではない。しっかり神の家族の問題が解決され、清められ、より優れた仕事をし、より優れた民族、王国へとなって行く事が、主のご計画なのだ。
そのためにヨセフは、まだまだ、彼が望まない監獄に、居続けなくてはならなかった。そのような時期がある。
 私達も今、目の前の現実において、牢獄のような狭い世界で、つまらないと見られる事を任されていたり、賜物を発揮できないような状況にあるとしたら、与えられている目の前の仕事を、主にあって誠実に為すべき時である。小さな事に忠実であり続けるなら、さらに大きなことが任されるからである。(ルカ19:17)
 目の前が牢獄であっても、主はきよらかに透き通った天から見ておられ、時を計って、栄光に満ちた未来を用意しておられる。主がおられる天の雰囲気、天の清らかさ、天のすがすがしさをいつも忘れず、どんなに悪の状況でも、そのきよさを失わない皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!

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