メッセージ - イエス様と教会をあらわす詩篇(詩篇68:19-35)
詩篇 講解説教
イエス様と教会をあらわす詩篇(詩篇68:19-35)
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・詩篇68篇は、まさに主イエス様をあらわし、また教会をあらわす詩篇である。
68:19 日々にわれらの荷を負われる主はほむべきかな。神はわれらの救である。〔セラ
68:20 われらの神は救の神である。死からのがれ得るのは主なる神による。
・「救」のヘブライ語はヤーシャ、「神はわれらの救である」は、「イエシュアテヌー」という一言であらわされる。
・「イエシュア」はヘブライ語のイエス様の名前である。
・すなわち、イエス様の名の意味は、「神は救い」である。
・「日々にわれらの荷を負われる主」と書いてある通り、イエス様は言われた。
マタイ11:28 すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。
・「また、死からのがれ得るのは主なる神による」と書いてある通り、イエス様は永遠に死を滅ぼし、私達を死から救ってくださるお方である。
詩篇68:21 神はその敵のこうべを打ち砕き、おのがとがの中に歩む者の/毛深い頭のいただきを打ち砕かれる。
・主は敵を、すなわち「おのがとがの中に歩む者」を打ち砕かれる。
68:22 主は言われた、「わたしはバシャンから彼らを携え帰り、海の深い所から彼らを携え帰る。
・バシャンは、 ヨルダン川の東、ヤボク川からヘルモン山までの間、ゲネサレ湖からハウラン山脈までの間の地帯で、肥沃な地として知られ、強い雄牛、高い木などが語られている。そこから、傲慢な意味合いで語られる事が多い。
・主は、私達を傲慢から、また死から救い出し、贖い出される。
68:23 あなたはその足を彼らの血に浸し、あなたの犬の舌はその分け前を/敵から得るであろう」と。
・まさに啓示録に記されている。
黙示録19:13 彼は血染めの衣をまとい、その名は「神の言」と呼ばれた。
19:14 そして、天の軍勢が、純白で、汚れのない麻布の衣を着て、白い馬に乗り、彼に従った。
19:15 その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ていた。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。
・・・
19:19 なお見ていると、獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり、馬に乗っているかたとその軍勢とに対して、戦いをいどんだ。
19:20 しかし、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も、獣と共に捕えられた。そして、この両者とも、生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた。
19:21 それ以外の者たちは、馬に乗っておられるかたの口から出るつるぎで切り殺され、その肉を、すべての鳥が飽きるまで食べた。
詩篇68:24 神よ、人々はあなたのこうごうしい行列を見た。わが神、わが王の、聖所に進み行かれるのを見た。
68:25 歌う者は前に行き、琴をひく者はあとになり、おとめらはその間にあって手鼓を打って言う、
・「行列」はハリーカー、歩む人達、マーチする人達で、ハーラフ(歩む)が元である。
・ダビデは、将来、神とともに歩む人達が、教会で色々な楽器を使って主をほめたたえ賛美している様を、幻で見たのかもしれない。
68:26 「大いなる集会で神をほめよ。イスラエルの源から出た者よ、主をほめまつれ」と。
68:27 そこに彼らを導く年若いベニヤミンがおり、その群れの中にユダの君たちがおり、ゼブルンの君たち、ナフタリの君たちがいる。
・ベニヤミン、ユダは、南ユダ王国の民族で、イエス様が歩まれた時代にエルサレム近辺に多くいた民族である。パウロもベニヤミンの末裔だった。
・ゼブルンとナフタリは、イエス様が福音を開始された場所、福音が広まっていった所である。
68:28 神よ、あなたの大能を奮い起してください。われらのために事をなされた神よ、あなたの力をお示しください。
68:29 エルサレムにあるあなたの宮のために、王たちはあなたに贈り物をささげるでしょう。
68:30 葦の中に住む獣、もろもろの民の子牛を率いる雄牛の群れを/いましめてください。みつぎ物をむさぼる者たちを足の下に踏みつけ、戦いを好むもろもろの民を散らしてください。
68:31 青銅をエジプトから持ちきたらせ、エチオピヤには急いでその手を/神に伸べさせてください。
・国々は主の栄光を見て、主を求めて集まってくる。
イザヤ45:14 主はこう言われる、「エジプトの富と、エチオピヤの商品と、たけの高いセバびととは/あなたに来て、あなたのものとなり、あなたに従い、彼らは鎖につながれて来て、あなたの前にひれ伏し、あなたに願って言う、『神はただあなたと共にいまし、このほかに神はなく、ひとりもない』」。
68:32 地のもろもろの国よ、神にむかって歌え、主をほめうたえ。〔セラ
68:33 いにしえからの天の天に乗られる/主にむかってほめうたえ。見よ、主はみ声を出し、力あるみ声を出される。
68:34 力を神に帰せよ。その威光はイスラエルの上にあり、その力は雲の中にある。
68:35 神はその聖所で恐るべく、イスラエルの神はその民に力と勢いとを与えられる。神はほむべきかな。
・主は栄光を受け取られる。私達の賛美の内に住まわれ、御力を表してくださる。