メッセージ - ヤコブより、離散している兄弟姉妹へ(ヤコブ1:1-5)

ヤコブより、離散している兄弟姉妹へ(ヤコブ1:1-5)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2020-12-27 9:10

主日礼拝

ヤコブより、離散している兄弟姉妹へ(ヤコブ1:1-5)

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週報/メッセージ(説教)概要

 

 今年最後の主日となった。色々な困難のあったこの年の最後の主日、主は、ヤコブ書を示して下さった。
ヤコブ書は、イエス様の弟・ヤコブが書き、彼は自らを「主イエスのしもべ」と告白して初代教会を力づけた。
 ヤコブが手紙を書いた時、どういう時代だったか。教会は迫害の時代へ突入し、キリスト者が互いに集まる事も困難となった。2020年末、多くの教会はコロナの故に交わりが分断され問題になっているが、当時の聖徒達は、密告されたり、集っている所を強襲されたり、コロシアムへ連行され公開処刑されてしまう恐怖もあった。ヤコブはそんな恐怖の中にある離散中のキリスト者達へ、手紙を書いて勇気づけた。『神と主イエス・キリストとの僕ヤコブから、離散している(ディアスポラ)十二部族の人々へ、あいさつを送る。』(1:1)
 「離散している十二部族」とはイスラエル十二部族の事ではなく、暗に、散り散りの憂き目に遭っている主イエスにある兄弟姉妹の事であろう。つまり、現代、散り散りになっている私達にも、宛てられた手紙である。
 
 信仰義認の救いを強調したマルチン・ルターは、このヤコブ書を「藁の書」と呼び、聖書正典から外そうとした。それはこの書が、信仰よりも「行い」による救いを強調したからだ。しかし私たちは知るべきである。
ヤコブ書は、イエス様を知らない人を「信仰による救い」へと導くような初心者の書ではなく、信じた故に困難の渦中に遭ってしまった練達の信仰者達を、励まし、行いによって救いを得る術を記した書である、と。
 ヤコブは言う。『あなた方が、色々な試錬に会った場合、それをむしろ非常に喜ばしい事と思いなさい。』 
なぜ試練が非常に喜ばしいのか?『信仰が試される事によって、忍耐が生み出されるからである。だから、なんら欠点のない、完全な、でき上がった人となるように、その忍耐力を十分に働かせるがよい。』(2-4節)
 つまり、試練によって生じた忍耐を、完全に働かせるなら、何一つ欠けた所のない、完全な、成長を遂げた人となり、その人は、世が仕掛けてくるどんな困難にも負けない確固とした盤石さと、『神を愛する者達に約束されたいのちの冠を受ける』(12節)事が約束されているのだ!なんと力強く慰めに満ちた言葉だろう。
 『あなたがたの内、知恵に不足している者があれば、その人は、咎めもせずに惜しみなく全ての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。』(5節) 今、難題があるだろうか。問題を解決する知恵が、無いだろうか?求めるのだ!願い求めるなら、全ての人に、惜しみなく、与えられる!
死は、いのちに飲み込まれる! 暗闇は、光の前に消え去る! 嘘・偽りは、真理の前に消え去る!
 いかに私達が、少しばかりの力しか無くても、癒やし主であり備え主である主の御名を否まず、真理の御言葉を忍耐し守っているなら、地上に住む者たちを試みるために全世界に来ようとしている試練の時、守られるのだ(黙示録3:8-10)。主は言われる。わたしはすぐに来る。あなたの冠を誰にも奪われないよう、あなたの持っているものをしっかり持っていなさい、勝利を得る者を、神の聖所の柱としよう、と。(同11-12節)
 
 今、私達は試されている。互いに集まる事を、やめたりしないかどうかを。教会をあらわす「エクレシア」のギリシア語の意味は、「集会」「会衆」である。教会の本質が、聖徒が交わりをする所であるからには、教会から「交わり」を取ったら、何の意味も無くなる。書いてある、ある人々のように一緒に集まる事をやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしよう、と。(ヘブル10:25)
 この時代、コロナや社会的困難は諸々あるが、そうしたものごときで、交わりを分断してはならない。
むしろSNSや電話がある現在、それらを駆使して、もっと、親密に、聖徒の交わりをするべきである。
教会は、召し出された者達の「群れ」であり、一切のものを一切のものによって満たす方の満ちておられる所、また、天国の鍵が与えられており、ハデスの門も打ち破る力がある所、そして、キリストの花嫁だからだ。
 サタンは、ほえたける獅子のように、食い尽くすべき獲物を狙っている。獅子は吠えて、それを怖がって群れから飛び出した一匹に襲いかかる。サタンは、将来の不安を煽ったり、「皆に迷惑をかけてしまうのではないか」「かけてしまったのではないか」といった後ろめたさを、また、兄弟姉妹を疑わせ、詮索させ、あら捜しさせて来る。私たちはむしろ、イエスにあって群れ、イエスの御名によってサタンを踏みつけるべきだ。
 
 困難な時代、迫害の時代になったとしても、イエス様の忍耐の言葉を守り、彼の御名を否まず、勝利を得る者、神の聖所の柱となっていく皆さんでありますように!どうか一人一人がこの時代、主に用いられる器として整えられ、完全な者となっていくこれからでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!
 

 

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