メッセージ - お金の使い所に心が見える(ルカ12:13-34)
金曜徹夜祈祷会 礼拝説教メッセージ
お金の使い所に心が見える(ルカ12:13-34)
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12:13 群衆の中のひとりがイエスに言った、「先生、わたしの兄弟に、遺産を分けてくれるようにおっしゃってください」。
12:14 彼に言われた、「人よ、だれがわたしをあなたがたの裁判人または分配人に立てたのか」。
12:15 それから人々にむかって言われた、「あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。たといたくさんの物を持っていても、人のいのちは、持ち物にはよらないのである」。
私達は、お金の運用方法について、非常に関心がある。
一体、どうするのが、ベストなお金の運用方法だろう。
せっかく稼ぐだけ、稼いでも、自分の有意義と思える事に使えないまま、死んでしまうなら、稼いだ事がそもそも、無駄な労苦であるし、
また、せっかく稼いで、たとえ自由に使えた、としても、使い先が自分や家族を子孫を悪くして、世を悪くする方向性であったとしたら、ただ有害性をもたらしただけで、まだ稼がないほうが良かった、という事である。
その最たる例が、ソロモンである。
伝道者の書2:18 わたしは日の下で労したすべての労苦を憎んだ。わたしの後に来る人にこれを残さなければならないからである。
2:19 そして、その人が知者であるか、または愚者であるかは、だれが知り得よう。そうであるのに、その人が、日の下でわたしが労し、かつ知恵を働かしてなしたすべての労苦をつかさどることになるのだ。これもまた空である。
2:20 それでわたしはふり返ってみて、日の下でわたしが労したすべての労苦について、望みを失った。
2:21 今ここに人があって、知恵と知識と才能をもって労しても、これがために労しない人に、すべてを残して、その所有とさせなければならないのだ。これもまた空であって、大いに悪い。
2:22 そもそも、人は日の下で労するすべての労苦と、その心づかいによってなんの得るところがあるか。
2:23 そのすべての日はただ憂いのみであって、そのわざは苦しく、その心は夜の間も休まることがない。これもまた空である。
2:24 人は食い飲みし、その労苦によって得たもので心を楽しませるより良い事はない。これもまた神の手から出ることを、わたしは見た。
2:25 だれが神を離れて、食い、かつ楽しむことのできる者があろう。
2:26 神は、その心にかなう人に、知恵と知識と喜びとをくださる。しかし罪びとには仕事を与えて集めることと、積むことをさせられる。これは神の心にかなう者にそれを賜わるためである。これもまた空であって、風を捕えるようである。
イエス様は言われる。
ルカ12:16 そこで一つの譬を語られた、「ある金持の畑が豊作であった。
12:17 そこで彼は心の中で、『どうしようか、わたしの作物をしまっておく所がないのだが』と思いめぐらして
12:18 言った、『こうしよう。わたしの倉を取りこわし、もっと大きいのを建てて、そこに穀物や食糧を全部しまい込もう。
12:19 そして自分の魂に言おう。たましいよ、おまえには長年分の食糧がたくさんたくわえてある。さあ安心せよ、食え、飲め、楽しめ』。
12:20 すると神が彼に言われた、『愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そしたら、あなたが用意した物は、だれのものになるのか』。
12:21 自分のために宝を積んで神に対して富まない者は、これと同じである」。
結局、重要なのは、
生まれてから死ぬまで、得たものを、どれだけ「有意義に使ったか」、である。
主から与えられたものを、「有効に」、活用する事。
ロックフェラーの年間件金額の表をみると、彼は本当に、有意義に使った事がわかる。
イエス様が言っておられる。
ルカ12:33 自分の持ち物を売って、施しなさい。自分のために古びることのない財布をつくり、盗人も近寄らず、虫も食い破らない天に、尽きることのない宝をたくわえなさい。
12:34 あなたがたの宝のある所には、心もあるからである。
まさに、ロックフェラーは、それをした。
しかし多くの人は、お金について、明日について心配する。
12:29 あなたがたも、何を食べ、何を飲もうかと、あくせくするな、また気を使うな。
12:30 これらのものは皆、この世の異邦人が切に求めているものである。あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要であることを、ご存じである。
12:31 ただ、御国を求めなさい。そうすれば、これらのものは添えて与えられるであろう。
12:32 恐れるな、小さい群れよ。御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである。
「神の国(バシレイア・トゥー・テウー)」とは、神の統治領域である。
私達が、何はさておきして、最優先で求めるべきは、職場も、家庭も、自分のデスクも、神の統治が行き渡る事、である。
どうやって、神の国に宝を蓄えられるか。
ルカ12:33 持ち物を売って、施しをしなさい。
自分のために、古くならない財布を作り、朽ちることのない宝を天に積み上げなさい。
そこには、盗人も近寄らず、しみもいためることがありません。
12:34 あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もあるからです。
結局、私達が残せるものは、愛である。
この世において、妻を、夫を、子供を、愛し、親切したその心は、妻の、夫の、子供の心に、ずっと残り継がれていく。
また、信仰による心によって残したものは、今も健在する。
1コリント13:13 このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。