メッセージ - 永遠の命が湧き上がって来る水を飲ませて下さるお方(ヨハネ4:3-30)
主日礼拝
永遠の命が湧き上がって来る水を飲ませて下さるお方(ヨハネ4:3-30)
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週報/メッセージ(説教)概要
ある女性が、サマリヤという町に住んでいた。彼女はすばらしい男性と結婚すれば、この心の渇きは癒える、と、ささやかな夢を抱きつつ結婚した。しかし結婚生活は、夢見ていたようなものではなく、渇きはもっとひどくなって、離婚する事となった。すぐ別の男性と結婚したが、これもうまく行かず、離婚してしまった。
同じように別の男性と結婚してもうまく行かずに離婚し、結局、5回も結婚と離婚を繰り返したのに、どれもうまくいかなかったので、今度は6人目の男性と同棲を始めた所だった。それで彼女は昔のように公然と出歩けなくなり、パレスチナでは誰も出歩かない昼の暑い時間を選んで、井戸に水汲みしに行くようになった。
人は、ささやかな夢を見る。「自分をずっと変わらず愛し、いつでも守ってくれる」存在を。しかし、そんなささやかな夢を、完全に叶えてくれる人は、実は、この地上にはいない。儚い人間関係がひしめくこの空の下で、ある人は後先考えずに飛び出し、取り返しのつかない失敗をし、ある人は関係が壊れる事を恐れて、自分を出さずに黙って生き、ある人は、人間関係は、自分に有利な方向に利用するもの、と割り切って、騙し騙し生きていく。そうして、束の間の渇きをいやす「水」、たとえば、異性や結婚、お金、仕事、地位といった「水」を求めつつ、来る日も来る日も、暑い思いをしながら、それぞれの井戸と家とを行ったり来たりする。
しかしそれらを得ても、やがて渇く時が来る、のみならず、それを手に入れる過程で、罪を犯したり、迷惑をかけたり、自分自身の心や身体を傷つけ、あるいは隣人の心や身体にも、傷を積み上げて行ったりする。
彼女はそんな日々に、ますます渇きを覚えつつ、その日も水がめを持って、あの井戸へと行った。すると、一人の男性が、井戸のところに座って、彼女を待っていた。彼こそ、私達の救い主、イエス・キリストである。
彼は、彼女に声をかけた。水を飲ませてください、と。それは意外な事だった。ユダヤ人とサマリヤ人とは、選民と異邦人という事で、付き合いは無い筈なのに、彼のほうから関係を求めて来たのだ。イエス様は、救いからは遠いような「私達」をも、待っておられ、声をかけて下さる。「あなたから、飲ませてくれないか」、と。
私達も、罪によって苦くなってしまった自分自身、酸っぱくなてしまった自分の人生を、イエス様に全て明け渡すなら、イエス様は全ての苦さ、酸っぱさを「完了」させ、イエス様の安息を「完成」させて下さる。
イエス様は、全人類の罪を負って、私達が受けるべき刑罰を身代わりに受けて下さり、最後に「わたしは渇く」と言われた時、人々は彼に、酸いぶどう酒を差し出した。それを受けられると、「完了した(完成した)」と言って息をひきとられた。しかし、三日目によみがえられた。彼を信じる人は、罪に対しては死んだ者、神に対しては永遠に生きた者とされる、のみならず、この人生の、あらゆる問題も、彼が解決して下さる。
『イエスは女に答えて言われた、「この水を飲む者はだれでも、また渇くであろう。しかし、わたしが与える水を飲む者は、いつまでも、渇く事がないばかりか、わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠の命に至る水が、湧き上がるであろう」。女はイエスに言った、「主よ、わたしが渇くことがなく、また、ここにくみにこなくても良いように、その水をわたしに下さい」。』(ヨハネ4:13-15) 私達もイエス様に、「その水をわたしに下さい」と求める時、全ての問題解決の責任は、イエス様へと移り、イエス様は、どんな人生の問題も解決するために行動を起こされる。イエス様は、彼女からそれを受けると、問題の本質に直球を投げた。
「あなたの夫を呼びに行って、ここに連れてきなさい。」(18節) イエス様が彼女の問題の本質をご存知だったように、私達の問題をも全てご存知である。そして、イエス様と対話し、交わりをして行くうちに、どうしようもなく渇いていた心の渇きは、癒やされていく。彼女は、自分が話していた相手が、待ち望んでいた救い主だと分かると、今まで使い古して来た水がめは、そこに置いて、町へと走って行って、人々に伝えた。
自分の全てを言い当てたイエス様を。どうしようもなく渇いていた自分を癒やし、救って下さったイエス様を。
イエス様に癒やされた彼女は、今まで負っていた負の遺産は、人々にイエス様の栄光を現す「ネタ」に変わり、もはや恥もなく、決して満たすことの出来なかった渇きは、主イエス様にあって、癒されたのだった。
イエス様は今日も、私達が毎日行き来している”井戸”のそばで、待っておられる。彼に全てを明け渡すなら、今までの人生の酸っぱさは、甘さへと変えられ、決して癒やされなかった渇きは、潤されるだけでなく、腹の奥底から、生ける水が川となって流れ出るようになり(7:37-38)、周りをも潤し、いのちで満たして行くようになる。このイエス様に全てを明け渡し、救いを得て、栄光の働き人とされる皆さんでありますように!