メッセージ - 向きを変えて出発せよ(申命記1:7-8)

向きを変えて出発せよ(申命記1:7-8)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2022-2-6 21:00

主日礼拝

向きを変えて出発せよ(申命記1:7-8)

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週報/メッセージ(説教)概要

 2月となった。今月のカレンダー聖句は、申命記1:8である。7節から見ると、『向きを変えて、出発せよ。そしてエモリ人の山地に行き…大河ユーフラテス川にまで行け。見よ。わたしはその地をあなた方の手に渡している。行け。その地を所有せよ。』 申命記は、出エジプトした民が、荒野での40年の放浪を経て、いよいよ約束の地を目前とした時、死期を目前に迎えたモーセによる、最後の説教である。その説教の最初は、40年前、出エジプトしてホレブに滞在していた時の話から始まる。彼らは出エジプトして1年間、神の民としての契約と礼拝規定が定められ、礼拝所である幕屋も建設され、12部族の編成も終わり、いよいよ、約束の地へと出発する準備が整えられていた、まさにその時のモーセの言葉が、今回の御言葉である。
 
 『向きを変えて、出発せよ』(7節) 「向きを変える(パーナー)とは、準備する・移動するの意味で、「出発する(ナーサー)」は、「杭を抜く」事から、テントの杭を抜いて旅を始める、移動する事を意味する。
 主はその時、エモリ人の山地に行け、と、言われた。そこは、戦いに長けた強力な先住民族がいたが、主は、「見よ、わたしはその地をあなた方の手に渡している」、それ故、「行け、所有せよ」と、言われた。(8節)
 私達にも、約束の御言葉が、既に語られている。準備は出来ているだろうか。今まで留まっていたテントの杭を引っこ抜いて、神様が約束された祝福の領域へと、移動を始める準備は。いよいよ、約束されていた素晴らしい地へ、足を踏み入れようとしている、希望に満ちた瞬間、のはずだった…。実際は40年の放浪のスタートだった。主が語られた場所から、約束の地まで、11日しかかからないと記されている(2節)のに、一体何が、「11日」を「40年」にさせたのか。それは、彼らの恐怖や、できない・無理と思わせる奴隷根性、そして、共におられる全能の神が、あたかも、いないかのように見積もる「不信仰」こそ、そうさせたのだ。
 その過ちに陥った次第が、9節以降に記されている。9節以降、モーセが民の長となるべき人を選別した次第が記されているが、そのリーダー選別の基準を、彼のしゅうと・イテロは、「有能な人で、神を恐れ、誠実で不義の利を憎む人」を選ぶようアドバイスした(出エジプト記18:17-22)。しかしモーセが選別した人は、神を畏れる人でもなく、誠実な人でも、不正の利を憎む人でもなく、「知恵があり、人に知られている人々」だった(15節)。考えてほしい。「神を恐れない、けどデキる人」「不義を憎まない、けどデキる人」をリーダーに選んでしまったらどうなるか。結局彼らが、神の民を、信仰とは逆の方向へ「ミスリード」してしまったのだ。
 私達は、教会や事業は、組織が大きくなって人が増えた時こそ、気をつけるべきである。初代教会は、人数が増えるにつれて、どのような人を上に立てたか。それは、御霊と知恵に満ちた、評判のよい人だった。
 私達が神の国の仕事を成し遂げるためには、量や力や効率より、霊的純粋さこそ保つべきであり、いたずらに人が増える事よりも、むしろ、信仰を邪魔するような余計な人は来ないように祈った方が良いのだ。
 
 イスラエルの民があの時、モーセから言われた事に対し、口をつぐんで何も言わずに、その通り行っていたなら、すんなり約束の地に入れた、はずだった。しかし彼らは、提案してしまった。まずその地を探らせて、どう攻略すべきかを熟考しよう、と(22節)。事前調査するのは、悪い事ではない。ただ、その調査結果を、自前で判断するか、主で判断するかによって、天と地の差となる。モーセは、調査させるのは良いと思った。
彼らは今まで、主の力強い御業を見てきたのだし、調査して、見て、どういう地か知ったなら、ぜひ行きましょう、と言うだろう、と、疑いもせずに思っていたのだ。しかし彼らの思考は、モーセと同じではなかった。
彼らは、主が今までして下さった事も、主がおられる事も、度外視し、自分と相手だけ比べて絶望したのだ。
主の言葉に、人の判断を混ぜてしまう事こそ、「11日」を「40年」に引き伸ばしてしまうコツであり、主が生きておられる事を度外視しして、自分の凝り固まった考え方を通す思考こそ、霊的にも、社会的にも、いつまでも「底辺」から脱却できず、荒野を放浪する人生となってしまうのだ。 それに引き換え、ヨシュアとカレブは、自分達の内におられる主と、相手とを見比べて、聖なる計算をしたので、絶対勝利する、と確信できた。
 
 主は今月、向きを変えて出発せよ、わたしはその地をあなた方の手に渡している、行って、その地を所有せよ、という御言葉を与えて下さった。この言葉を信じて、ヨシュアやカレブのように、主を見つめ、今、目の前にある人・物・事と、主とを比較して、必ず主と共に勝利し、その地を獲得する、という確信と希望を得て、大胆に進み出て実体を勝ち得る皆さまでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!

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