メッセージ - 遣わされている場所の祭司として(使徒28:1-12)
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韓国語通訳有
いよいよパウロはローマへ護送され、カエサルの下で裁判を受ける事になった。
彼を護送する百人隊長ユリアスから寛大な扱いを受けていた所を見ると、パウロの事だからユリアスにも福音を伝え、彼のほうもパウロに好意的な印象を持っていたのかもしれない。
ところがローマへの航海は順風満帆とは言えず、行く先々で向かい風に遭い船旅は遅々として進まなかった。
パウロは伝道旅行でいつも聖霊の風向きに敏感だったため、これ以上船旅を続けると、積み荷や船体ばかりでなく命の危険と多大の損失をもたらす事を、百人隊長に助言した。
ユリアスはパウロが神に導かれた人だと分かっていたであろう。
しかし彼はパウロの助言ではなく船長や船主の方を信用した。
その結果、パウロの言ったとおり多大な損害を蒙る事になってしまう。
私達は進む針路を選ぶ時は、パウロのように常に霊的アンテナを伸ばして御心を求め、何が最善であるか示されるよう、祈り求めるべきである。
それが分からない時は、霊的に信頼できる信仰の先輩に助言を仰ぐほうが良い。
パウロ達を含んだ百人隊長達一行は、確かに多大な損害を蒙るのだが、その中にパウロ達いたがために、一行全体の命は救われた。
私達も、主のしもべ達であるが故に、私達の乗っている船、つまり私達のいる家庭や職場、地域は助かるという事がある。
そのために日々、遣わされている場で祭司として執り成す者でありたい。
「まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。
王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです。」(1テモテ2:1,2)