メッセージ - 自分を吟味せよ(ローマ2:12-16)
礼拝説教メッセージ音声:自分を吟味せよ(ローマ2:17-24):右クリックで保存
韓国語通訳有
「他の者を教えているあなたが、なぜ自分自身を教えようとはしないのか。」(21節)
パウロは、ユダヤ人が律法を誇っているくせに自ら律法を違反している現状を指摘し「実際、神の名は、あなたがたのゆえに、異邦人たちの中にあって冒涜されている」(24節)と責めている。
今日、ニュースや雑誌でキリスト教会や牧師が出てくる度に「また何かやらかしたのか」と勘ぐってしまうのを否めないのは、キリスト教会や牧師に関して良くないニュースが多いからだ。
「あなたは他人には教えながら、自分には教えないのですか。「盗むな」と説きながら、盗むのですか。「姦淫するな」と言いながら、姦淫を行うのですか。偶像を忌み嫌いながら、神殿を荒らすのですか。」(21,22)
現在もキリスト者と言われる者達による、盗みや、姦淫や、偶像礼拝や、聖なる場所を荒らす事によって、神の御名が大いに貶められてしまっているが、ローマ2章を学んでいる私達は自分自身を省みたい。
他人をさばく事によって自分自身を罪に定めている(1節)ような事はないだろうか。
他人を教えておきながら自分を教えようとしない事はないだろうか。
私達も、神の御名を貶める側になる危険性を、いつでも孕んでいる。
私達が日々立つべき所は、十字架につけられたキリストの中であり、決して自らの知恵や力、為してきた成果にではない。
神はこの世の知恵を愚かにされ、地からある者や生まれの良い者を辱めるために、あえて、愚かな者を選び出されたのだ。
それは人を誇らせないためである。
人が誇ると傲慢になり、罪を生み、不祥事へと発展する。
私達は日々、十字架で裂かれた義の衣をまとっているかどうかを、確認したい。